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コンサル、辞めました

出落ちですみません。タイトルは煽りです。コンサルは辞めますが、ナイルは辞めていません。実は2020年1月付でコンサルタントの所属するデジタルマーケティング事業部から、モビリティサービス事業部に異動しました。

退職エントリとかに比べて、異動とかだいぶしょぼい報告ですが、2014年にインターンとして入社してから5年弱、コンサルタントをやっていたので自分的にはまぁまぁの大ニュースです。

モビリティサービス事業部でカルモのマーケティングをやります

カルモとは頭金なし、定額で車を所有できるマイカーリースサービスです。

BtoBを主戦場とするデジタルマーケティング事業から一転、マスのBtoCサービスで、人生の中でも大きめの買い物である車を取り扱うサービスです。

2018年1月に立ち上がったのでちょうど2年。メンバーも50人弱とかなり人数も増え、昨年4月に15億円の資金調達も行ったので今年はガッとアクセルを踏む年になりそうです。

SEOは、、、、ほぼやらないかも

もともとSEO大好きマンで、SEOを中心にコンサルで結果を残してきた(つもり)なので、当初はカルモのSEO全体にコミットするかと思っていましたが、ちょっとばかり違う形でカルモに関わっていくことになりそうです。

というのも、マイカーリースは市場も昨年あたりから徐々に大きくなってきており、最近TOYOTAもKINTOというマイカーリースサービスを始めたりなど、大きな盛り上がりを実は見せています。

(まだ完全に落とし込めておらず、半分知ったかぶりなのでこちらを御覧ください。)

そうなるとデジタルマーケの世界だけではなく、どのサービスが一番最初にこの領域で第一想起を取っていくのか、よりよい価値提供が出来るのかの戦いになります。

なのでCMや別領域のサービスとの提携によるプロダクト改善など、どんどん投資して成長していかなければ、サービスとして小さくまとまってしまいます。

そのあたりについて、弊社代表や他のモビリティサービスメンバーのアイデアを検証し実施可否を判断、ディレクションを行う推進役を行います。つまり、より上流のマーケティング戦略の部分を任されることになりました

異動する直前、この話を改めて具体的に代表から聞いたときに、あまりにも今までの経験と別領域・大きな責任を任されたので、年末年始に知恵熱出したレベルなんですが、なにはともあれ未知の領域ってワクワクしますね。

(直前までは普通にSEOがメインミッションだと思っていたのである。)

自分の能力に限界を感じていた

現場のメインコンサルとして約3年、マネージャーとして約2年程度やっていましたが、そうなると自分の中である程度「ここが課題なんじゃないか?」というのがわかるようになってきました。

また仕事の進め方も手慣れたもので、相手の期待値を把握してどのレベルのアウトプットをするべきかスグに見分けることが出来るようになっていました。なので与えられた仕事を「こなす」のはかなりイージーな状態になっていました。

そのようなWhatやWhere、「課題発見」や「仮説立て」の力が付いていくにつれ、逆にHow、つまり「どうすればそれを解決できるか?」が分からなかったり、そもそも今の自分の実力ではどうしようもないと感じるシーンが増えて、歯痒い気持ちでいっぱいでした。

クライアントワーク×専門知識で勝負している世界なので、事業成長を目指すとなると、組織課題/商材課題/育成課題/採用課題/マーケ課題など色々な変数を解きほぐしながら一つ一つ解決していかなければいけません。

それらについて自分が課題と思うポイントを、もっと良くするには足りないものが多すぎるし、その力をつけることができる場はきっとここじゃないのかもしれない。と半年間くらい自分には珍しくもやもやと悩んでいました。

わりとこういう話になった時ってたいてい転職。って話になることが多いと思うんですが、大げさでもなんでもなく、この会社は自分の人生を変えてくれた恩義があると勝手に自分は思ってるので、まだこの会社で頑張りたいと思って昨年6月に人事部長の土居さん、そして代表に相談した次第です。

小話
テニサーウェイウェイ意識低い系大学生だった平塚くんは、意識高い系の純粋な心は持ちつつも底辺ロードを駆け抜けていたことに、並々ならぬモヤモヤを感じていた。

周囲に流され大企業を片っ端から受け、ぶっちゃけ就活あまり成功することもなかったが、一応内定を頂いた。

「これで自分の人生いいのかな。」と半年くらいモヤモヤしたあと(今思えばあの時が一番ダメダメだった)、なんと内定式当日に内定辞退、その時ちょうど相談した大学の先輩であり現在人事界隈でブイブイ言わせている某ワタナベパイセンに相談したときにナイルを知り、インターンとして入社。

最初は周りの優秀さに圧倒され、コンプレックスだらけだったが(三井寿の「なぜ俺はあんな無駄な時間を…」状態)、周りの支援もあって徐々に自信をつけ、さらに自信をつけすぎて態度ビッグモンスターの今に至る。

コンサルで培った力をどう活かすか

SEOやコンテンツマーケという、マーケの中でのWebマーケにおける戦術・手段から上流のマーケ戦略に大ジャンプアップしてしまったわけですが、さすがに一定の給料を頂いている手前、「勉強させていただきます」ではダメですよね。

デジタルマーケティング事業部のコンサルとして従事してきたので、SEOを切り口としたユーザー理解や仮説の立て方や、そのほかWebマーケティングに関するハードスキルは一定自信はあります。ただこれは自分がバリューを発揮するためのクリティカルなものではないと思っています。

(SEOは好きなので、今後も何かしらの形で活用・レベルアップしていきたいです。)

一方でクライアントワークを通じて、正解のない中でベストを目指すスキル、ユーザーの声を聞く力、言語化力、ディレクション力などのマーケターとしてのソフトスキルについては鍛えられてきた自負があります。

なによりもセールスや開発、事務担当などの人たちとの円滑なコミュニケーションとディレクションはコンサルであれば必須スキルでした。これらがちょっとでも価値を発揮できれば…と思っています。

…コンサルで培った力は決して無駄にしません。迷惑も色々かけたし、あんまり良いマネージャーでもなかった自信もありますが、デジタルマーケティング事業部の皆さん、クライアント様、OBになったパイセン・後輩達、今まで本当にありがとうございました。

今後の意気込み

①支援会社にありがちな事業会社への人材流出ではなく、デジマ事業部からの他部署異動で成功したモデルケースになりたい

②自信を持って「マーケター」と言えるようになる

③宇宙的な成果を出すために、仕込みまくる

④「自分のせいで成長が止まる」ということが絶対に起こらないように、周りの人たちの時間をたくさん奪うことになってでも、報連相提を徹底する

⑤なによりもまず、給料分の働きをする

(⑥「あいつ意気揚々とnote書いてたけどその後見てないな。」と言われないように奮闘する)

⑥は特にがんばります。

目まぐるしく環境が変わり、自分がどういった価値を発揮できるか模索中です。

どこまで情報発信して良いのかのセーフラインがわからず、ちょっとばかりTwitterの更新が滞っていますが、心の余裕が出来たら「SEOコンサル経験者がマーケ上流に関わって得られた気付き」を発信できるようにがんばりますので、今後の活躍に期待・応援してください。

※あと、わからないことだらけなので今年はいろんな方々にお会いして情報交換をしたいと思っています。自分からもアプローチさせていただく予定ですが、マーケ領域の方、もしよければDMください。

おわり


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