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縁を繋ぐ

突然ですが「縁」について

僕は新しいことを始める時に「縁」からヒントをもらってアクションを起こしてきたと、振り返ってピンときました。とりあえずメモ!と、今の今、テキストを書いています。

波の活動拠点である千葉県九十九里、作田海岸も友人に最初に連れてきてもらった海で、海に行き慣れたからといって自分で他の場所を探そうなどせず、基本的に友人が教えてくれた海を大切にしてます。

最近の活動で日本各地に写真を撮りに行っていますが、友人が住んでいたり、友人から教えてもらった大好きな写真作家の記念館があったりと、行くきっかけは海ではないケースがほとんどです。その土地に行く理由から海を探す感じです。

2023年の夏、アートディレクターの森本千絵さんが主催するアトリエgoen°にて波の個展をさせて頂きました。その店舗在廊中に出会った彼女の著書にも「ご縁」について深く書かれておりました。この本が本当にオススメです。頭の中身がクリアになりました。

そんな経験を経て「そういえば僕もご縁で生かしてもらっている気がするなぁ」と意識するようになりました。

そんな最中、1年ぶりに島根へ撮影に行った時の話。

僕は空港に早めについてラウンジでゆっくりするのが好きです。おそらく海外に出歩いてた頃、何があるかわからないからとりあえず空港に着いておく習性が抜けないだと思います。電源とWiFiがあれば仕事もできますし。

無料のドリンクを飲みながらインスタを覗きながらDMで友人とサッカーのスパイクの話で盛り上がっていました。少しやり取りをして話の方向が"コミニュティ"についての話に。彼は世田谷でサッカーチームを立ち上げて活動していますが、サッカーチームだけではないコミニュティを創っていると感じていたのでそんな話を。感じているだけではなく、実際そうだと思いますし。
僕も写真を撮っていて、結局救われる部分というのは誰かに心から喜んでもらったりした時かなぁと感じていて、彼も同様にサッカーを通して誰かの心を動かしている。そう考えると本当にすごいことを彼はしていて、本当に尊敬するなぁという話をしてました。

ビジネス観点からそういう動きをする人ってたくさんいて、別に結果が良いコミニュティを作れれば同じかも知れませんが、僕はそういうムーブを取る人が生理的に苦手です。

2023年は3月に日帰りで山形と宮崎で撮影させてもらって以来、どこにも飛べていなかったので、緊張のような不安のような旅の始まりでした。悶々と過ごした1年が写真にどう写ってくれるのか。成長しているのか。。

そんな旅の始まりに友人とテキストで会話し、僕が忘れてはいけない部分を再確認させてもらった気がした。個人的には背中を押してもらって励ましてもらった気がした感じの良き30分。気持ちも切り替わったり、さて早めにゲートで待とうと席を立った瞬間、ラウンジの遠くで見たことあるような人が。

トイレに行ったり、周りをうろついたり、SNSのストーリーも見たりして「多分そうに違いない。。」と、声をかけました。元サッカー日本代表の石川ナオさん。空港でこういうすれ違いをしたことがなかったのでびっくり、テンションが上がりました。

お互い出発前の5分くらいでしたが久しぶりに言葉を交わしました。彼は週末に行われる種子島のイベントへ。そのイベントも大きな動きはあるけども、根本は地元の子供たちのため。そこからブレないで情熱を持ってアクションを起こすレジェンドたちの姿に、やっぱり誰かを想う気持ちだよなぁーと、さらに身が引き締まりました。

僕の島根にかける想いや、波を撮りに行く覚悟のようなものが引き起こしてくれた出発前の"ご縁"。世田谷で頑張る地頭園くんから感じた想いが、すぐにナオさんへと連動する。それを島根に、僕の写真に繋いでいく。彼らを言葉を交わした30、40分があって、それがあるからその後のアクションも変わっていく。その判断の変化がきっと縁を繋ぐということなのかもなぁと。ふと感じました。

おそらくこういう向き合い方を大切にしていかないと、この先の運や縁に恵まれない。そう確信した日でもありました。

ナオさんが別れ際「偶然ではなく必然」とかっこいい顔でかっこいい言葉でゲートに向かって行きました。1つ1つ起こる出来事を大切に、またその瞬間を写真に写していきたいですね。

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