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隣にいる人について


こんにちは、新人VTuberの名梨ナイです。
普段は物を運ぶ仕事をしています。
2022年の5月くらいにデビューします。
よろしくお願いします。

みんなで、ケーキを食べたときの話をします。





「ケーキを食べよう!」と言った大人が、ある日ホールケーキを買ってきました。
六人いたから、六等分。
定規とか分度器とかで、計ってないから、大きさはちょっとばらばら。でもこれで良いんだって。
ケーキの上には色んな果物がのってた。

大きいのは食べられないから、小さいやつ。と呟いたり、イチゴが乗ってるのが良い!と言っていたりした。
中にはどれでもいいや、なんて人もいた。

ナイはぶどうが好きなので、ぶどうがのってる、中ぐらいのケーキをお皿に乗せてもらって、おいしいなぁと言いながら食べた。

隣に座る男の人は、たくさんケーキを食べると気持ちが悪くなる。
向かいに座る女の子はイチゴがのってると嬉しい。
斜め前の女の人は大きいとテンションが上がるんだって。

ナイは好きな果物がのってると嬉しい。
同じケーキを六人で分ける。
バラバラの六等分。
隣にいる人が、向かいにいる人が、わたしが、同じ様に同じくらい『うれしい』と思うケーキ。
でもお皿に乗ったケーキはバラバラ。
小さい、大きい、いちご有り、無し、ぶどう、ベリー、チョコの欠片。

ね、平等ってたぶん、不平等が平等だ。
わたしたちって、好きな物も嫌いな物も、どんな事が嬉しいか悲しいかも違うから、ちぐはぐに見える六等分が、ちゃんとした六等分になるんだ。

ちょっと不思議だったのだ、同じ服でも温度によって着るものは変わるでしょ。
あれ、ふつうだけど、わたしからすると不思議なんだ。
暑い人が半袖を、寒い人はコートを、袖の丈を変えて元気に過ごすのが平等だ。

そんな事を考えながらうれしいケーキを食べた。


今日はここまで。
2022年3月9日
名梨ナイ

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