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とっくの昔に救われていた話

キャラクターソングというものがある。

とんでもなく大まかに言うと主にキャラクター(声優さん)が歌う歌。歌うテーマはキャラクターイメージだったり、物語だったり、はたまたネタ路線の珍曲もある。

その中でもテニスの王子様は業界ぶっちでキャラクターソングの多さを誇る。観測できるだけで2021年で多分900曲?はあるはずだ。なんかこの間氷帝の慈郎が新曲出していたしと思って、公式サイトを見に行ったらまだバンバン止まることなく新曲が出ていて改めて恐れ入った。

数年前に800曲のうちランキングを決めるようなフェスがあったから確実に800曲はある。あるし、ミュージカルの曲までいれたら余裕で1000はいく。

ここまで書いてなにが言いたいかというと、2020年夏頃、再燃したテニプリにてとある曲に遭遇を果たしたとんでもなく長い話をしたい。この何百曲ある中の一曲をご紹介したい。

もうとんでもなくご紹介したい。

ご紹介させてください。

曲名:【青い炎】 唄:木更津淳&柳沢慎也

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2019年で20周年を迎えたとんでも作品【テニスの王子様】。

当時のオタクの必修科目(語弊)。例に漏れずおいどんも作中のとある学校、キャラを推して15年。再燃は繰り返して6度。輪廻転生形式の推しジャンル。

テニプリを読んだことある人は覚えているだろうか。

聖ルドルフ学院中学校男子テニス部を。都大会6位の学校を。

拙者が推して15年の学校です。

はるか昔に見たことある、読んだことあるだと覚えていないかもしれない。でも、記憶の端にあるかもしれないセリフ「〇〇だーね」は覚えているだろうか。

アヒル口で桃ちゃん先輩のダンクスマッシュを顔面にうけて退場した選手を。彼とペアだったハチマキをつけた選手を。

記憶の端にあるかもしれないそれを丁寧にほぐしていきます。

だーね、こと柳沢慎也くん(CV:森訓久)。聖ルドルフ学院中学校男子テニス部所属、中学3年生。

はちまきこと、木更津淳くん(CV:鶴岡聡)。聖ルドルフ学院中学校男子テニス部所属、中学3年生。

この二人はダブルス組んでいて作中でも青学2年コンビ桃城&海堂ペアに負けます。負けるというか桃城くんの返したボールが柳沢くんの顔に当たって試合続行不可になって棄権したのだ。この書き方をすると簡潔だが、個人的にこの試合大好きなのでお手元にある方などは読み返してもらえればと思う。

「青い炎」は上記のルドルフダブルスペア視点の試合をテーマ(多分)に書かれた曲である。

も〜これがめちゃくちゃのめちゃくちゃに名曲。

まじで名曲。

初めてゲームで聞いた時はイントロのとんでも某B'●感がすごかったんだけど。(実際ファンの間でテニファントムと呼ばれている。言うほど似てるかと言われるとまた意見はわかれる。)

一番しかゲームで聞けなかったのに気がついたらゲーム終わるとiTuneで「青い炎」を買っていたのだ。フルで聞きたいと思わせる力がこの曲にある。

そしてこの曲、2003年にリリースされたのだ。こうして書くとテニプリのアニメって18年前…!?とゾッとするやん。

ゾッとするのは置いといて、曲調はまさに熱く感じるロック。そして歌詞も見事に二人の人間性を表したもので、最初からサビで盛り上げてAメロ突入それ以降までまじで隅々までカッコいい。最後のギターソロもかっこいい、終了までの二人の「Ah〜🎶」もまじでかっこいい。なんと歌詞には書いてなくとも柳沢の結構長いラップもある。おいめちゃくちゃかっこいいじゃねーの。あと二人ともめちゃくちゃ歌うまい。

あまりにもいい曲過ぎて、その後テニフェスライブ円盤買うわ、CDを買うわ、ついでにそのまま再び聖ルドルフに狂いだしてテニプリ完全版・新テニ、放課後の王子様全巻をそろえるわ、ミュージカル2nd.3rdの円盤を買うわ、もう関係ないテニミュキャストの大運動会円盤も2枚買うわ、そのまま4thのルドルフ公演ぜったい観ると決めてテニミュサポーターズ(ファンクラブ)に入会しました。青い炎の経済効果、信じてもいい。

この曲を知ったのは、新テニスの王子様 rising beatこと通称テニラビというリズムゲームアプリでプレイできたからなんですよね。

聞き終わった瞬間あまりにもかっこよくて、俺は…聖ルドルフ学院を推して15年もこの曲をしらずに生きてきたのか・・・!?とすごい後悔と悔しさが襲った。え~!15年、6度も再燃しておいて推し校のキャラソン聞いたことなかったの~!?何して生きてたの!?それはね・・・ほわんほわんほわんんにょんにょ~

~とつぜん過去編に突入~

聖ルドルフを推しだした理由は明確にはもう忘れたんですが、基本的にはルドルフに死ぬほど好きなキャラ、「観月はじめ」さんがいたからなんですね。

観月はじめさん、中学三年生。男子テニス部マネージャー。

覚えているだろうか、作中大人気の不二先輩に堕ちる鉄板名場面。

不二先輩の弟、裕太君は肩に負担がかかる無茶なプレイを続けていた。負担がかかるとしりながらも裕太くんにそのスタイルを教えていたルドルフの先輩がいた。そして、その事実を聞いた不二先輩はルドルフの試合へ・・・。弟を想ってプレイする不二先輩はかっけえ・・・。(あとは各自読んでくれ)

そんでその試合でボッコボコにされるのが観月さんです。

以降、新テニまで特に試合描写なし。いやでも観月さんってすげ~人気があって!!20周年を記念して製作されたファンブックの人気ランキングで30位何ですよ!!初期校で一度きりの試合でこれはとんでも大健闘ではないでしょうか。愛されるいじられキャラでもある。

そんな観月さんは歌がうまいという公式設定があります。ミッション系スクールの聖ルドルフ学院は、クリスマスに教会で賛美歌を歌います。そこで選ばれているのが観月さんなんです。勝ったな風呂入ってくる。

でも観月さんのキャラソンは一曲もありません。

いや正確にいうと数曲あります。あるけど音楽が流れてセリフをいうだけというか・・・。ほぼそれというか・・・。なぜ800曲以上もあってと思う方は明確に理由は書いておりませんので各自調べて頂けると幸いです。多分すぐ察する。

そんなこんなで僕はまじでメジャーなテニプリキャラソン以外聴いたことありませんでした。そんなこんなを訳すと「観月さんが歌っていないからルドルフのほかの人の歌も聞かないワン・・・」というキモオタすぎる理由になります。拗らせて拗ねていたんだよね~厄介オタクすぎるね~。

都大会6位なのに、ジュニア選抜に選ばれるわ。全国大会いっていないのに全国大会強化合宿に参加できるわ、U-17合宿にも参加できるわとこの戦績にして好待遇なのは感謝しているんだ。

というわけでリズムゲームを始めるまで一切ルドルフのキャラソンに触れずに生きていました。

~過去編終了~

リズムゲーム「テニラビ」で青い炎を知り本当に名曲で、この推し校ダブルスペアの良さがまじでわかりを得る。さらに聖ルドルフ学院が好きになる。長いテニプリの歴史上まじで一番の気の狂いを見せていた。

そしてこの曲を知ってしばらくしてから思ったのです。

「こんな名曲じぶんだけが知っていていいはずがない!!!」

そう、おいどんは皆に青い炎の存在を知ってほしかったんです。

聖ルドルフ学院。活躍から、なかなかスポットの当たらないポジションではあります。キャラの多さもあってそりゃ当然なんですけど。特にこの状態に関して不満とかはない・・・漫画面白いし・・・。でも、そんなポジションの聖ルドルフのことだからこの青い炎もきっとマイナー曲なんだ!!!!と拙者は勝手に使命感に燃えました。

そして調べだして知るのです。

名曲【青い炎】の知名度

青い炎は、テニスの王子様のライブにて一度歌われております。

テニプリフェスタ2011 in 武道館の三日間のうちの二日目に。

声優お二方による、生歌。踊り。衣装。わずか2分弱。ここにすべてが詰まってた。感動してまじでこの円盤買ってよかったし、元気のないときに見ると元気が出る。

えっこれ1回しか歌われなかったってマジ・・・?

やべえ完成度のこの一回のために声優さん方が努力してくださったと思うと泣ける。以降、特に円盤はなし。(多分。情弱なので他歌われている円盤知っている方はマジで教えてください買います)

やはり2003年の曲・・・。他の曲に押されてこうなるのは仕方なし・・・と思っていた。そして、テニプリフェスタ2016~合戦~ 800曲リリースされたキャラソンを記念してランキング形式に歌われるライブが行われていた。

そこでデュエット部門というものがある。こちらをご覧ください。

えっ青い炎、6位に入ってるやん。まじ?皆13年前の曲を覚えていて投票していてくれたってこと?

ここで1つ、疑問が生まれる。青い炎を知るきっかけとなったリズムゲーム「新テニスの王子様 RisingBeat」通称テニラビ。こちらのゲーム「新テニスの王子様」というわけで基本的に新テニスの王子様に登場するキャラクター(舞台となるU-17合宿にきている選手)が実装されているんですよね。その他のキャラクターのキャラソンは、だいたい期間限定や実装経験なしとなっています。数百曲あるからそりゃそうだ。

公式サイト▽

で、テニラビなんですけど、青い炎を歌っている柳沢も木更津も実装されていないんですよ。

でも「青い炎」は期間限定でもなく通常プレイできるようになっているんです。これのからくりなんですが、テニラビは2019年4月「テニラビに登場!みんなで選ぼうテニプリソングキャンペーン」を開催していました。みんなの投票でテニラビに実装される曲を選ぼうというものです。(もちろん現在は終了しております)

そんで、その投票結果なんですが

皆、青い炎が名曲なの知ってた。

知らない愚か者は拙者だったわけでした。どうやら間抜けは見つかったようだぜ。先人たちの努力により、僕はこうして自分史上2020年を代表する曲「青い炎」に出会えたのでした。先人のルドルフのオタクたち、または純粋に投票してくれた人たち、ありがとうございます。

そしてこの青い炎一位を記録した際の音楽プロデューサーのコメント。

ユーザーのコメントを読んでも発売して16年、めちゃくちゃ愛されとるやんけ・・・。「青い炎」ご褒美に新曲「赤い氷」なんてまで言われとるやんけ。へえ~ん、ともうこの時点で泣けるのですが同年11月。

「赤い氷」配信開始。

16年ぶりに二人の新曲、愛され続けた青い炎の対のタイトル・・・。しかもこれも死ぬほどいい曲。(テニラビでは楽曲ショップで交換できます)

無知だっただけで拙者の思う聖ルドルフは救われていたのであった。もっというと名曲として作られた2003年にもう大勝利だったわけで。

本当に青い炎を作ってくださった、歌ってくださったお二人、出会わせてくれたゲーム制作、投票してくださった先人たちに足を向けて寝らんねえ状態だな~と思います。あと、他のルドルフ生の曲も聴いたしゆうたの歌も、赤澤&金田の曲も好きだよ…。

そういうわけでとんでも長い青い炎との出会いから勘違い編、感謝編を終わりたいと思います。青い炎のCDAmazonレビュー、Twitterでの青い炎関連ツイートを読んでニヤニヤする日々の中でもっと読みてえと思って作られた記事でした。

次回のテニフェス、青い炎&赤い氷を生歌聞きたいなあ~!!!!!!死ぬまでに一度は生歌で聞きたいな~!!!!!!!!





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