空気をよむのは悪いことか良いことか?
現代日本では、空気を読むことは、KYとか言われて、読むことへの批判があったり、かと言って、実社会で生きていくためには、ある程度は適度に必要とされるものという暗黙の了解がある気がします。このこと自体が空気を読んでいることになるのですが。
個人的には、空気を「感じ」、「詠む」のは良いことと思っていると言いたいのです。
古来、日本にはそのような文化があったでしょうから。
四季折々の変化を感じること。
空、雲、山、川、海などを見て感じること。
そこから目に見えないもの、音や風を含めた様々なものを、五感を研ぎ澄まし、感じることの楽しさ。
それは、同時に、自然を大切にする気持ちを養うものです。
さらには、自然の一部である人を敬い、人を大切する気持ちが養うものなのです。
自然と、良い意味で「空気を読む」習慣もできていったのだろうと感じます。
それは、物や金がなければ、楽しむこともできていないと見える、多くの現代人よりも贅沢だったのではないかと感じるのです。
例えば、日本古典文学の『万葉集』の和歌には、その心が見えるのです。
そして、元を辿ると、漢詩・漢文に行き着くのでしょう。
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