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クワガノンに勝つ!温泉ザシアン!

こんにちは!はるまきです!
2022シティリーグS4で使用した『三神ザシアン』のデッキが、あまり事故もせず、そして勝率は高く、とても気に入ったので備忘録として残しておきます。

とにかく今回はクワガノンに勝つために試行錯誤しました!(連撃テンタクルの対策も含めて考えてあります)
クワガノンの対抗策を考えてる方や、クワガノンを使う側の方にも、少しでも参考になれば幸いです。

とても気に入ったデッキになったため、誰かに託したいと思いましたが、託す相手もいないので、投げておきます!
使ってくれる方がいたら泣いて喜びます。

このデッキとnoteはたまもんじと共に作成しています。


1.使用した大会の結果

今回組んだ三神ザシアンを使用して参加した主な大会の結果は以下の通りです。

10/14シティリーグ 矢向 13位/59人
1.ミュウVMAX   後⭕️
2.ドガスヤミラミ 先?❌
3.白馬スイクン  先?⭕️
4.三神ファイヤー 先⭕️

10/14トレーナーズリーグ ハマロコ 1位/28人
1.ヤミラミ    後 6-0⭕️
2.三神ファイヤー 先 6-0⭕️
3.レックウザ   先 6-3⭕️
4.テンタクル   後 6-3⭕️
5.クワガノン   先 6-3⭕️

10/16みちびき杯 17位/83人
1.パルスワン 先 6-3⭕️
2.テンタクル 先 6-3⭕️
3.クワガノン 後 0-6❌
4.クワガノン 先 6-0⭕️
5.連撃ウー  先 6-0⭕️
6.黒馬マホ  先 0-6❌

そこそこ人数のいる大会で15戦中12勝、勝率80%の結果となりました!
個人としては過去一の強さでした。嬉しい。
目標としていた、クワガノンと連撃テンタクルに勝ち切ることも、1試合を除き達成できました!
今回のデッキは環境にも非常に合っていたと思います。


2.デッキリストとコンセプト

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このデッキのコンセプトは、「クワガノンに強く対抗できる三神」です。

現在環境トップのクワガノンに対する再現性のあるプランを持ちつつ、他のデッキにもある程度勝率を保てるように組みました。


3.対クワガノンプラン

先攻後攻に関わらずクワガノンを倒せるデッキを考えた結果、辿り着いた対策は、

・三神を使ってオルタージェネシスGX後、3回の攻撃で試合を終らせる
・3回の攻撃でサイドを2-2-2で取り切らせない
クワガノン側からの打点をずらし、相手の攻撃回数を増やす

以上の3点です。

そしてそれを可能にするのが以下のカードです。

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このカードの中から、他の対面(主にテンタクル)も考慮し、デッキに採用しました。
2‐2‐2でサイドが取られにくいポケモンを採用し、さらに打点数をずらすことのできるスタジアムや道具、サポートによる強化を図りました。
スタジアムと道具はグズマ&ハラで確定サーチすることができるため、ピン刺しのカードも無理なく持ってくることができます。
タッグコールから必要なポケモン、サポート、グッズまでアクセスすることができるため、再現性が高く、クワガノンに対抗する術を持つことができます


【 先攻の場合 】

先2オルターから順当に行けばほぼ勝ち。
先2でオルタージェネシスGXをうち、後2から先に殴られたとしても、相手のエレキブラスターでこちらのポケモンが毎ターン取られるということがなければ、こちらが先に3回攻撃してサイドを取り切れます。
このデッキの構築上、デデンネスタートしてしまったとしても、お守り・タフネスマント・キルクス温泉を使用することでデデンネ以外の全ポケモンが耐久出来るようになるため、きちんと毎ターン出てくるポケモンを倒し続ければ勝ちです。
こちらの攻撃のできるアタッカーがいなくなることは絶対に防ぎましょう。

三神のデッキは、オルタージェネシスGXを言うまでに、デデンネ・クロバットが並ばないと必要札が揃わないと思っていましたが、そんなことは無かった!タッグコールとグズマ&ハラが天才すぎて、めちゃくちゃ綺麗な盤面が毎試合作れます。本当にすごい。


【 後攻の場合 】
先2エレキブラスターを三神に当てられる事をどうにかしなければ、相手が止まらない限り負けです。
(しかもクワガノンは止まることを知らないのでほぼ無理)

そのため、マオスイレンで120回復+おまもりorキルクス温泉で20〜30ごまかし、三神がエレキブラスター2回+クイックシューター1回を耐えるような構築を目指しました。
上記カードは全てタッグコールから持ってくることができるため、ある程度の再現性もあると判断したところがこの構築のスタートでした。

また、アルティメットレイを言う前に先3で三神が倒されてしまったとしても、後3~5で殴り続けられるためのアタッカー2体が用意できれば勝つこともできます。
ただし、メタルソーサーをフル活用することになるため、要求がとても高くあまり現実的ではありません。

以上のように、打点をずらし2‐2‐2でサイドを取らせないことで、先攻後攻どちらの場合でも、このデッキであればクワガノンに対抗出来ると考えました。
詳しい立ち回りなどは後述します。


4.環境考察と有利不利

まず、CL京都の結果と10月1週目のシティリーグの結果から、10月2週目の環境は以下のようになると予想しました。

【環境デッキ】
tier1 クワガノン 連撃テンタクル
tier2 白馬 ミュウ 三神ファイヤー
tier3 連撃ウーラオス レックウザ

10月1週目のシティーリーグで結果を残したクワガノンと連撃テンタクルが2週目でも多いと考えたため、それに対抗できるデッキとして、サイドを多く取ることのできる三神が強いのではと考えました。

【環境デッキに対する有利不利】
クワガノン    有利
連撃テンタクル  微有利
白馬VMAX    有利
ミュウVMAX   不利
三神ファイヤー  有利
連撃ウーラオス  微不利?
レックウザ    5分

ゲンガーVMAX  不利
ムゲンダイナ   不利
黒馬VMAX    微不利
ルカメタ     微不利?
その他有象無象  基本的に有利

ザシアンは環境上位にいる白馬バドレックスの弱点をつく事ができ、タフネスマントがついたスイクンもワンパンできる性能があります。

さらに、現在の環境に「オルタージェネシスGXの返しに三神をワンパンしてくるようなVMAXデッキ」が少ないことも、この三神ザシアンを使うことに踏み切れた大きな理由です。

環境に多いミュウVMAXは、京都CL以降厳しくメタを張られたり、クワガノン対面が厳しいことなどから、大会上位に残れなくなってきていると感じました。よって、ミュウVMAXの数は減るだろうと考えました。そのため、ミュウVMAXとの対面は切っています。

現在流行っている三神ファイヤー対面においても、この三神ザシアンであれば強く出られると考えました。
主な理由の1つは、エネルギーの種類が少ない分、三神ファイヤーよりもオルタージェネシスGXを「無理せず 安定して 早く 宣言できる」と思ったからです。
2つ目は、ザシアンにお守りがついてしまえば、相手のメインアタッカーとなるファイヤーを一方的に倒せることです。このデッキであればグズマ&ハラでお守りやタフネスマントを確定で持ってこれるため、HP補強しやすいです。
3つ目は、簡単にサイドを簡単に献上してしまうポケモンがデデンネ1枚のみの採用であるため、サイドを3-3で取られる可能性が低い事です。さらに、デッキの構築上4-2で取られることが絶対にない点も優位に働く理由だと思っています。

以上のような環境考察の結果、三神ザシアンが強く出られる環境になるだろうと判断しました。


5.このデッキの強い点と弱い点

【強い点】
・環境トップであるクワガノンに有利がとれる。
・ポケモンの種類を絞っているため、スタートしてほしいポケモンで始まる確率が高い。
タッグコールからコンセプト通りの動きができるため、再現性が高い
不要なポケモンをほぼ採用していないため、相手の勝ち筋が増えにくい
 ⇒サイドを2-2-2と取られることや、3-2-1と取られることがなく、3-2-3や3-2-2の押しつけが可能です。3-2でサイドを取らせ、最後に三神や、マントをつけたザシアンやザマゼンタを押しつけながらリセットスタンプを打つことで、雪道リセスタとは異なるアプローチでスタンプからの要求を高めることができます。
ベンチ展開をほぼしないため、スイクン、バラマキ、エリカなどに強い。
・デデンネやクロバットに頼らずに、タッグコールを軸に盤面を作るデッキであるため、雪道を貼られて困ることが少ない

【弱い点】
・アタッカーの選択肢がほとんどなく、できることが限られているため、明確に不利になるデッキがある
・マリィ、リセスタからの復帰が難しい。
・上振れが少なく、1ターンの遅れを取り戻すことが難しい。
オルタージェネシスGXの返しで三神が倒されると、後続のポケモンにエネが付かず、そのまま負けてしまう可能性が高い。
・最終盤にボスを無理矢理引きにいく動きができない。


6.カードの採用理由と採用検討カード

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【 採用理由 】
▶三神 3枚

このデッキの主軸。GXワザが強すぎる。
通常は2枚採用ですが、このデッキにおいてはメインアタッカーになるため、2枚使うことがあります。
また、スタートしてほしい、デデンネスタート率の軽減、タッグコールからマオスイレンで入れ替える対象として使えるといった理由から3枚採用になりました。

▶ザシアン 3枚
ふとうのつるぎが偉すぎる!
かつ対白馬で必要なアタッカーとなるため採用。
序盤にグズマ&ハラでハンドを切るため、1ターン目に特性でハンドを増やせる事がとても有難い。エネ加速しておけると、三神がアルティメットレイまで言えなかった場合の保険になるためなお偉い。
また、対白馬では(オルジェネ後であれば)タフネスマントをつけたスイクンをスクラッパー無しでワンパンできる事対三神ファイヤーではこちらのザシアンにお守りをつけてしまえばワンパンされない事対クワガノンでは1回のエレキブラスターは耐えるHPである事も強みであると思います。
枚数については、こちらもほぼ三神同様にスタートしてほしい、デデンネスタート率の軽減といって理由から3枚。
タッグコールからサーチできない点から、4枚目も検討。

▶ザマゼンタ 1枚
ザシアンの4枚目の立ち位置。
ふとうのつるぎができない代わりに、ミュウやムゲンダイナ、ゲンガー、レックウザなど、VMAXデッキ相手に1ターン作れるかもしれないカード
また、対クワガノンにおいて、ザマゼンタを倒すのに最低でもクイックシューター2回を要求できる事も大きな採用理由です。
マントがついたザマゼンタは固すぎる。

▶デデンネ 1枚
スタート率、サイド落ち率を考えると採用したくない枠。ただし中盤以降のクイックボール、プレシャスボールが活きること、山にあると便利なことから1枚採用。
このデッキの場合、スタート率は約8%
参照:ポケカ分析 デデンネスタート率とかの話


▶クイックボール 4枚
▶プレシャスボール 1枚

1ターン目にザシアンを置きたいのでクイックボールは妥協なし。
三神に触る札を増やすかつデデンネに触る札にもなるため、プレシャスボールを1枚採用。

▶タッグコール 4枚
このデッキのコンセプトであり、最強カード。ペナルティもらってもいいから5枚目がほしいレベル。
タッグコールさえあれば、三神とグズマ&ハラを持ってきてオルタージェネシスGXまで高い確率でたどり着けるため、このデッキの再現性が高まっている大きな理由はこのカード!

▶ポケモンいれかえ 3枚
ふうせんと合わせて入れ替え札が5枚。
偉い人が三神のいれかえ札は5枚、と言っていました。

▶エネルギーつけかえ 3枚
▶メタルソーサー 3枚

後1オルジェネは全く狙っていません。(ごくごく稀に打てますが)
先1で三神にエネが貼れなかったときの保険、かつ万が一アルティメットレイが言えなかったときの保険。

▶リセットスタンプ 2枚
せっかく残りサイド1枚を押しつけられるデッキなので当然の採用。

▶ふうせん 2枚
いれかえ札は5枚!

▶大きなおまもり 1枚
三神につけられるHP増強アイテム。
対クワガノンでは三神への打点数をずらしたり、Vポケモンの耐久度を上げることができます。
対テンタクルでは、キルクス温泉と合わせて、要求札をさらに1枚数増やせるため、アルティメットレイまで言える確率が上がります。
対三神ファイヤーで、ザシアンに貼ればファイヤーにワンパンされなくなるのも大事。

▶タフネスマント1 枚
グズマハラから触れるため、おまもり2枚目のかわりに採用。
三神ザシアンミラーがあった際に、ザシアンに貼るとオルターブレイブキャリバーを耐えることができます。
また、対白馬の際にザシアンに貼ることで、250のダイランスを耐えるようになるのも優秀。

▶トキワの森 3枚
3枚あると水エネの供給が安定する。

▶キルクス温泉 1枚

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対クワガノン&対テンタクルカード。
たねポケモンが受けるワザのダメージが-20されるため、クイックシューターの要求を増やすことができます。
結晶の洞窟(三神ザシザマのHPを毎ターン30回復)との選択で迷いましたが、テンタクルの要求も上げられるためこちらを採用。
クワガノンがスタジアムを入れる構築になったら真っ先に抜かれる札。(そろそろなりそう…)
自分が出る直前のシティリーグで結果を残した方のデッキを見て発見し、天才かと思ったカード。
ここからクワガノンに対して明確な対抗が思いつきました。やなさんありがとうございます!
https://twitter.com/y_waitv/status/1448256493992562689?s=21

▶博士の研究 4枚
▶マリィ 2枚

元々はマリィは3枚でしたが、ボスの4枚目を採用する際に削りました。
回らない場合はマリィを増やすかシロナ&カトレアを入れたいですが、今のところ大丈夫そう。

▶ボスの指令 4枚
三神本来の3-3プランを活かすため採用
3枚だと終盤の欲しい時に引けなかった&ワタシラガを採用していないため現物を4枚に。

▶グズマ&ハラ 2枚
このデッキのコンセプトであり、最強カード!ありがとうグズマ&ハラ!
対クワガノンや対連撃テンタクルで必要になるグッズ、スタジアムなど、対抗するために必要なカードをまとめて持って来ることができます。このデッキが組めたのもこいつのおかげ。
それ以外の対戦でも、トキワの森、オーロラエネルギー、ふうせんを持ってくれば、ハンドを流されない限り確実にGXワザまでたどり着けるので偉い。
必要すぎて3枚目の採用も検討。

▶マオ&スイレン 1枚
単純にタッグコールから触れるいれかえ札になる。かつ後攻の場合の対クワガノンに必要な札なため採用。
HPを回復することで1ターン生み出す動きができるのも強い。
ここは2枚に変える予定。

▶基本鋼エネルギー 7枚
▶基本水エネルギー 3枚
▶オーロラエネルギー 1枚

安定。ふとうのつるぎで結構エネルギーがつくので偉い。
オーロラはうねりの扇を嫌ってだいたいトキワのコストになるためほぼ使いませんが、グズマ&ハラがいるため1枚のみ採用。ウォッシュ水でもよい。


【 採用検討カード 】
▶シロナ&カトレア

タッグコールから触れるドローサポート。

▶にじいろのはな

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大きなおまもりとの選択。
とてもクワガノンに耐性がつき、れんげきウーラオスにも耐性がつくかもしれないかわりに、キルクス温泉と同時に使ってもテンタクルの要求枚数を増やせない、という立ち位置。

環境のテンタクルが減り、クワガノンを重くみるのであれば採用したい。
ベンチ狙撃を防ぐことができるため、三神をベンチで安全に育て、ノーダメージの状態でオルタージェネシスが宣言できれば、アルティメットレイまで確実に辿り着くことが出来き、勝ち盤面を作りやすくなります

▶フルフェイスガード

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こちらも大きなおまもりとの選択。
クワガノンに対してはおまもりとの差はほぼ無いですが、キルクス温泉や結晶の洞窟と合わせて使うことで連撃ウーラオスに対しての耐性がつきます。

▶げんきのはちまき
三神に付けると、ガラルファイヤーをオーラバーンの反動込みで倒せるようになる。オドリドリがいない場合のミュウでもゲノセクトを取れるようになる。
ザマゼンタに付けて、ムゲンダイナVMAXを2パンできるようになる。
また、ザシアンにつけることで270を出せるため、タッグチームやマントザシアンをワンパンすることができます。

▶結晶の洞窟

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三神ザシアンのために作られたのでは!?と錯覚するくらい三神ザシアンのための最強の耐久カード。
クイックシューターの2点を無かったことにできるどころか、それ以上に回復しちゃう、偉すぎ。
ただし、ワンパンを狙ってくる連撃テンタクルに対しては無意味な札になってしまう事から、今回は不採用に。
環境にテンタクルが多ければキルクス温泉、クワガノンが多ければ結晶の洞窟が強い。

▶嵐の山脈
グズマ&ハラから持ってくることの出来る、三神用サーチスタジアム。
三神を出すための手段が他にも複数あり過剰であると判断したため不採用。

▶キバナ
三神がアルティメットレイを言えずに倒されてしまった場合にも、復帰できる可能性がある札でとても強いカード。
しかし、使いたい時にキバナを引く手段が無いため不採用。



7.対面ごとの立ち回り

【白馬スイクン 7-3】
だいたい勝てる。
負け筋は、アルティメットを言えずに三神が落とされる+ザシアンを起動できない時くらいですが、相手はそれを積極的に狙ってくるため、それを回避したいです。
三神におまもりをつけたり、キルクス温泉で受けるダメージを減らすことで、三神が最低でもつきさす+ダイランスは耐えるようになります。たとえつきさすの40ダメージでも、マオ&スイレンの回復を積極的にします。
とにかく三神がアルティメットレイまで言える盤面を作ることが重要です。
また、相手がすぐに白馬を動かしてくる場合は、三神ではなくザシアンにエネを貼るという選択肢もあります。


【ミュウVMAX 3-7】
当たったら負け、くらいに思ってます。
明確な勝ち筋は、オルターからのボス2回で3-3でサイドを取りきること。
3-2-3の押しつけをしたり、マオ&スイレンで回復したり、どうにか抗いたい。
ザマゼンタで1ターンもらえたら嬉しい。


【連撃テンタクル 先攻7-3、後攻4-6】
後1オルターを狙える構築にすると、後攻でも有利は取れますが、このデッキではほぼ狙えないです。

勝ち筋は2つあり、
①オルター後にサイドを取られない
・マリィによる妨害
・おまもり、温泉による要求枚数増
 →キルクス温泉を場に出し、三神におまもりをつけることでテンタクルの要求枚数が通常7枚から最大9枚になる。
②サイド1リセスタを決め、三神を押しつける

①が決まれば勝ちに近づきます(クイックシューター、ヨガループは注意)。決まらない場合②に移行する感じでプレイする。
後攻の場合、先2で三神が取られると負け確になり、先3でアルティメットレイを言う前の三神を取られてもほぼ負け確になるため、ザシアンを差し出してそもそも②のプラン一本勝負ということもある。


【クワガノン 先攻9-1、後攻7-3】
こちらはオルター込み4回の攻撃で勝つ事ができ、相手は最短3回の攻撃ですが、よほどのことがない限り4回になる。そのため先行で順当に行けば勝ちになります。

大切なことは、

①攻撃できないターンを作らない。
相手に先攻を取られ、先2先3にエレキブラスターで三神を倒されると後続が続かないため、それを防ぐ動きをする。
→マオ&スイレンによる回復+打点ずらす何か(おまもり、にじいろのはな、フルフェイスガード、キルクス温泉、結晶の洞窟)

また、先2オルターが言えない場合も「攻撃できないターン」が増えているので構築レベルで絶対に回避したい。


②相手に3回の攻撃で取らせない。
重要なのは、相手のクイックシューターの回数。

例1【相手後攻時】後3でクイックシューターが立つと、後3、4、5で1回ずつ使われて合計60ダメージ。
このケースだと、仮に盤面をザシアン×3としても3回の攻撃で取られてしまいます。

例2【相手後攻時】後3でクイックシューターが立ち、後3、4、5で1回ずつ+後5回収ネットでもう一度使われて合計80ダメージ。
このケースだと、例えば盤面を三神、デデンネ、デデンネとすると(このデッキではデデンネは2体並びませんが)、3回の攻撃で取られてしまいます。しかし、三神、ザシアン、デデンネとするとクイックシューターが1回分不足します。さらに盤面に先ほどの打点ずらしカードがあれば、その分だけ不足が大きくなります。
ザシアンの代わりにザマゼンタを置くのも打点ずらしになる。

※2ターン目のアメクイックシューター、4・5ターン目にクイックシューター2枚目登場は頭に入れておく。

②はふつうにプレイしてれば自動的に達成できるデッキ構築であるため、とにかく「①攻撃できないターンを作らない」ことに注力する!


後攻でも要求がきついように見えますが、これはそもそも相手が先2エレキブラスター前提なため相手の要求も全くないわけではないです。
こちらの要求は「マオ&スイレン+おまもりなど+いれかえ札+いれかえ先のポケモン」となるので、タッグコールから以下のように解決できます。

後1 タッグコール→グズマハラ、マオスイレン
    グズマハラ→ふうせん、キルクス温泉
   三神におまもりをつけ、キルクス温泉を貼る
    ※三神前、できればふとうのつるぎで番を返す。
先2 おまもりつき三神HP310にエレキブラスター180で、残りHP130
後2 マオ&スイレンで三神を120回復し、残りHP250

先2エレキブラスターがだいたい7割強ぐらいの成功率で、それを達成されても上記の動きが5割ぐらいでは決まるのと、先述したメタルソーサーからアタッカーを立てるプランや、サイド1リセスタで1ターンもらえる可能性もなくはないため、後攻でも大概こちらが有利。

ちなみに汎用性を度外視すると、打点ずらしカードは
にじいろのはな>結晶の洞窟>その他
の順で優秀。


【三神ファイヤー 先攻7-3、後攻4-6】
普通にやっていれば先攻が勝つため、後攻の場合に意識をしている捲るための立ち回りを書きます。
※以下の相手のザシアンは、ファイヤーに置き換わっても同じ動きです。

▶ターン詰める
①後1オルジェネ(厳しめ)
②オルター後、2回の攻撃で勝つ
・アルティメットレイのタイミングでボス→デデクロ
・三神をワンパンする(構築を変える必要あり)

▶ターンもらう
①リセスタを打ち、要求を上げる
・いれかえを要求する(ブレイブキャリバー後のザシアン、裏にアタッカー不在時など)
・ボスを引かせない
【後攻時】
先3 レイ→三神※ザシアンにエネ加速
後3 レイ→三神※三神にエネ加速(マントつきザシアンでも可)
先4 レイ→三神(サイド2-6)※エネ加速どこでも
後4 レイ→三神(サイド2-2)※ザシアンにエネ加速、ここでリセスタ
先5 レイ→三神
後5 ブレイブキャリバー→ザシアン
※相手の2匹目のアタッカーが三神だったとしても、こちらの三神とザシアンは1回のアルティメットレイを耐えられるため、相手はボス要求となります。

②ザシアンでダメカンをもらう
・タフネスマントをつけたザシアンでブレイブキャリバーを受ける
・ザシアンでアルティメットレイを受ける
現実的なのは、
【後攻時】
先1 三神手張りふとう
後1 三神手張りふとう※1エネつく
先2 オルター
後2 ソーサー、ザシアン手張り入れ替え、ブレキャリ→三神
先3 レイ→ザシアン※ザシアンにエネ加速
後3 ザシアン逃げ、オルター
これでお互いにオルター状態、かつ盤面は
(相手) 三神3エネ、ザシアン3エネ
※三神にダメカン230
(自分) 三神2エネ、ザシアン1エネ
※ザシアンにダメカン180
となり、こちらはあと2回の攻撃でサイドを全て取れる状態、相手は3回の攻撃が必要な状態になります。

※ちなみにこの後攻側の動きは、ソーサーの要求が邪炎要求に変わる事から、三神ファイヤーだとしやすいです。三神ファイヤーの場合は積極的に狙いたい。

【連撃ウーラオス 先攻後攻4-6ぐらい?】
最終盤面を三神、ザシアン、ザマゼンタにできるかどうか、ふとうのつるぎでザシアンにエネがつくかどうか、ザマゼンタが起動するかがかかっている。

アルティメットレイまでは言えるので、2-4か2-2-2で行く。リセスタ怖いので、メッソン壊滅の2-2-2の方が強い。
序盤のマオ&スイレンでしっぷうづきダメージ回復、終盤のマオ&スイレンで打点ずらしができると勝てるはず。

先2 オルタージェネシスGX
後2 しっぷうづきorひゃくれつラッシュ
先3 アルティメットレイ→ザシアンにエネ
後3 しっぷうづき、三神きぜつ
これでザシアンの次のアタッカーが育たず厳しい展開になるため、先3でマオスイが必須。

先2 オルタージェネシスGX
後2 しっぷうづきorひゃくれつラッシュ
先3 マオ&スイレン、レイ→ザシアンにエネ
後3 しっぷうづき
先4 アルティメットレイ
この展開だと、先3か先4でボス言えてればかなり有利。言えてなくてもアタッカー2面いるから有利なはず。
ガラルサンダーが出てくる可能性も頭に入れておく。

☆結晶の洞窟の採用は要検討


【悪系 先攻5-5、後攻3-7】
厳しい!
三神のHPをとにかく増強する。おまもりはマストでゲンガー戦はできれば温泉まで貼りたい。
三神がアルティメットレイまで言えれば有利だが、そこまで持たない可能性がかなりある。ゲンガー、ムゲンダイナどちらの対面もザマゼンタ押し付けがそれなりに有効。

まあいうて2ターン目までにマリィ打っとけばだいたい相手事故る。
(ムゲンダイナもゲンガーも散々使ったから分かる…)


8.最後に

シティリーグに向けていかにクワガノンに対抗する方法をひたすら考えた結果、個人的にはとても納得のいくデッキを組むことができました。

ただ、このノートを書いている間に、早くもツールスクラッパーを搭載したクワガノンも見かけたので、クワガノンのデッキも数日で進化をしているようです。
ツールスクラッパーくらいであれば、相手の要求を上げられる事には変わらないため、まあ許容できます。が、合わせて混沌のうねりを採用され、先張りされるようになるとこちらのプランが通せなくなるので、厳しくなるかなあといった感じです。
クワガノンがそこまで進化を遂げるのはもう少し先だと思っているので、まだこのデッキも活躍できるかなと思っています!

この1週間の連休は、毎日ほぼ全ての時間をポケカに費やし、間違いなく人生で一番ポケカをやった1週間でした。
その中で沢山の方と練習し、アドバイスをいただくことができて、デッキの中身だけでなく、プレイングも以前よりだいぶ成長できた気がしています。(まだまだ下手くそですが!)

一緒に練習して下さった方、アドバイス下さった方、本当にありがとうございました。またよろしくお願いします!
ここまで目を通してくださった方も、ありがとうございます。
見て頂けただけでとても嬉しいです!

質問等ありましたら、はるまき(@No_359)までDMください。
ありがとうございました!

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