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人生は、キャンバスに絵を描くことに似ている

人生は何度だってやり直せる、とか聞くけど、本当にそうだろうか。

正確には「やり直すことは出来ないけど、新しい気持ちを持って始めることは出来る」なんじゃないかと思う。

まるで油絵みたいだな、そう思った。一度キャンバスに色を塗ってしまったら、決して元の真っ白なキャンバスに戻すことは出来ない。でも、どんなに汚れてしまったキャンバスも、新しい色を重ねることはできる。

人生って「自分の描きたい絵を描いてください」と言われてるみたいだなとも思う。

描きたいとおりには描けないし、そもそも自分が何を描きたいのかも、よく分からない。でも、とにかく何かを描いている。

最後になって上からキャンバスを眺めて初めて「あぁ、私の絵ってこんな絵だったんだな」って分かるみたいな、そんなものなのかもしれない。

隣で迷いなく描いている人や、とても綺麗な色で塗っている人を見て、羨ましくなったり、泣きたくなったり、自分の絵のヘタさに凹んだり。


大人になってくると、なんのために描いてるんだっけ、とか難しいことを考え始めてしまうけど、きっと「描くことそれ自体が目的」なんだと思う。

どんな絵を描くか、どんな風に描くかっていうそれだけなのかもね。


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