「要は何が言いたいかというとね」で、もっと伝わるのになと思った話。

今日私は夕飯を大戸屋でご飯を食べていた。仕事終わりの人で満席だった。

私の近くに座っていた男性が店員を呼んでいたので、ご飯を食べながら耳だけ傾けていた。

男性から「注文入ってんの?」という声が聞こえた。見てみると、店員さんが注文用のパッドを操作していた。

※大戸屋は、昨年くらいからメニュー表の代わりに、席に1台注文用のパッドが置いてあり、それを操作して注文する形式になった。(もちろん従来のように人を呼ぶボタンも設置はしてある)

私は、あぁ確かに最初はパッドって操作分からないよね…注文ちゃんと入ってるか分からなくて確認してるのかな、と思いながらまたご飯を食べていた。

店員さんは確認が済んだのか「入ってございます」と答えた。また厨房に行き、念のため注文が入っているかどうかも確認して、その旨を伝えていた。システムエラーではないようだし、問題なさそうだ。

そう思っていると、今度は男性が少し苛立った声でこう言った。「遅く来た人の方が早く料理来てるんだけど」

私は、はっとした。私も店員さんも、てっきり「注文が入っているかどうか」を確認したいのだと思っていた。しかしその男性は、「料理が提供されないぞ」「料理はいつ来るのか」と言いたかったのだ。

なんと遠回しな表現をする人なのだろう、と思った。それと同時に、自分も遠回しな表現をしてしまってうまく伝わらないことがあるなぁと思った。

例えば自分が他のメンバーにお願いしたい仕事があったとき、「この時間の予定ってどんな感じですかね…?」などと探りから入っていたりした。

この場面で本当に言いたいことは「この仕事をあなたにお願いしたいです」なのだ。それが遠回しな表現になり、自分の意図は伝わらずお願いごともうまくいかないということがあった。

この男性を見た後に自分自身の振り返りをしてみると、なにかを遠回りに言うとき「自分が説明しなくても意図していることを分かって欲しい」という心理が働いているのではないかと思う。

「説明しなくても分かれ」というエゴが働いていないか?自分自身にも問いかけるようにしていきたい。


オマケ

その男性は料理が提供されてもなお、何か言ってやりたかったらしく「こんなんで注文しても意味ねーじゃん」と店員に毒づいた。店員はただ謝っていた。

自分の期待通りにいかないからって店員に当たるなよなー、と思ったし、一方で店舗側も、混雑時のオペレーションとして料理提供が遅れるかもしれない旨を伝えた方がいいと思った。

(大戸屋はよく利用していて好きなので、ぜひ改善されて欲しい。)




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