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人間関係と音楽は似ている。

人間関係と音楽は似ている。

緊張と緩和の差が、面白いメロディーをうみだす。緊張しっぱなしも疲れるし、緩みっぱなしもダレる。人間関係と同じ。

音同士の新しい組み合わせによって、美しい響きが生まれる。難しい関係同士に一音、加わるだけで凄く良い響きになるとか。それも人間関係と同じ。


例えば、ドの音よりもミの音の方が優れているだとかは無くて、素晴らしい音楽を作るためにどれも必要。どれをどういう組み合わせれば、美しい響きになるかが一番大事。

相手の音を知って、自分の音とどういう関係性だったら一番よく響くかを考えて、丁度いい距離感を見つける事が大事。


では、面白い響きを作るためには、どうしたらいいか。

それは、出来るだけ自分と違う音、違う音域を奏でる人と沢山関わることなのではないか。

例えば、同じ音域を奏でる人は、同じ年代とか比較的自分に似た環境にいる人だと例えることが出来るのではないか。

要は、同じ音域で奏でられるハーモニーは限られる。違う音域、つまり違う年代とか違う分野とかの人とのコラボレーションによって、新しい和音、新しい創作物が生まれる。

だから、自分と遠い関係の人、共通点の少ない人と交流して初めて自分と他の人の音の違いに気付けたり、他の人の音を大切にできたり、新しい可能性を見つけることが出来るのではないか。

また、それが人の心を動かす、感動を生み出す創作につながるのではないか。


人も、音も、様々な重なりによって面白い響きが生まれる。

人間関係も音楽も、緊張と緩和によって、よいメロディーになる。


…そんなことを、坂本龍一さんの戦場のメリークリスマスを聞きながらながら考えていた冬の夜。もうすぐクリスマスだ。

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