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(造形活動)のびのびのじかん 2022/9-10月

のびのびの時間とは?


児童発達支援事業、放課後等デイサービスを行う「社会福祉法人つみき」施設内で月に2回開催している課外造形活動です。
活動の講師を私が務めており、毎月テーマも考えています。テーマはある上で「脱線しても良い」「完成させなくても良い」「無理に作らなくても良い」という形で、何より一人一人が居心地の良い空間となる事を大切にしています。活動には小学生から高校生まで総勢20名以上在籍しています。

9月・10月は、「第2回 えどがわ BOXART展」に向けてボックスアート作りを行いました。

今年が2回目となる試みです。昨年は私が第1回のイラストを担当したご縁から「のびのびのじかん」からも出品してみよう!と提案。作品は全て飾ってもらえた上に、日比野克彦賞を受賞した子もおりました。「選ばれる」という体験を通じて作る事への自信に繋がった様子で嬉しい限りです。

私含めて見守るスタッフがコンペを意識して指導(という名の先導)をしてしまっては台無しです。ありのままに生まれるもので十分面白いため、まずはいつものように、子どもたちのやりたいようにやってもらいます。普段の活動と違うのは、出品の都合で、何かしらの方法で最後に箱に詰めてもらうこと。それから、接着や固定が甘い箇所の補助を行うくらい。

いろんなものを箱の中へ。
細いシールを丁寧に詰めていました。空間的な見せ方で面白い仕上がりに。


いろんなものをシュレッダー。ちょっと刃が悪くて上手く細切りにならないのが逆に面白かったり
他の子の絵の具制作に触発されて…

2ヶ月を通して、30作品以上のボックスアート作品が出来上がりました。今年も予想外な作品がたくさん生まれ、私も興奮してしまいました。
応募規定数以上作った子や、どうしても固定が難しいものを除いて、これからエントリーを行います(なので完成品の画像は載せていません)。

それにしても子どもたちに賞に選ばれたいという欲がないのは、何とも清々しいものだなと思います。これからも楽しくつくる、夢中で取り組むを大切にして欲しいですね。いや大切にしなければいけないのは私の方かも……

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