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傾聴力の高め方

こんにちは、ラン丸(@sign45917948)です。

コミュニケーションを円滑にする

あなたは人の話を聴くのが得意ですか?

コミュニケーション上手は聴き上手と言われるように、人から好意を持たれる人は相手の話を聴くことに長けています。

いわゆる「傾聴力」というスキルです。

この傾聴力が身につくと相手と親密になれるばかりか、仕事でも良い効果をもたらすこともあるようです。

そこで今回は「傾聴力をうまく使う極意」について解説していきます。

傾聴力は「相手の良いところを知る」ためのスキル

傾聴力がある人は、話を聴くことを目的にしていません。

傾聴力というと、「聞くためのテクニカルなスキル」と一般的に思われています。

確かに半分正解です。

でもよく考えてみてください。

そもそも、話を聴くことはコミュニケーションの根幹です。

その根幹でテクニカルな手法ばかりを使う人がいたら、あなたはその人に好感を持つでしょうか?

一度しか会わない人とならもしかすると問題ないのかもしれません。

ビジネスにおいては、より親密に、できるだけ長く関係を続けられる方が望ましいですよね。

つまり、ビジネスにおける傾聴力にはもうひとつ工夫が必要なのです。

コミュニケーション上手は、相手の話を聴くことを目的として傾聴力を使っていません。

相手の良いところを見つけるという視点で傾聴力を使っていると私は思います。

聞くためのテクニカルなスキルに意識が行き過ぎると、相手の反応のパターンに合わせて自分の態度や行動を変えるという考え方になりがちです。

つまり、突き詰めると相手の話を本質では聴いていない。

そうではなく、

「相手の良いところを知りたい」
「この人の本当の目的をもっと知りたい」

と、視点を変えることが重要だと私は考えます。

これだけで同じ傾聴力のスキルを使っても効果が変わります。

大切なのは上辺のテクニックを身につけることではありません。

相手に興味を持つように視点を変えることです。

特に自分ではそんなつもりはないのに「話を聞いてない」と注意をされる人は、注意が必要です。

傾聴力4つのスキル

「傾聴力」を身に着けるために大切な視点の話をしました。

これを意識した上で、傾聴力のスキルをお伝えしていきます。

1)自分から話題を振る

あなたがカウンセラーでない限り、相手から話し始めることはありません。

ビジネスシーンで相手の話を聴くためには、自分から話題を振る必要も出てきます。

簡単な会話をしたいのであれば、天気の話や面白い感じた時の話など。

突っ込んだ話をしたいなら、自分の失敗談の話など、相手と交わしたい情報のレベルに応じて自分からそのレベル感の話題を振るようにしましょう。

〈レベル別の会話例〉
①天気、季節、目の前にある風景など
②ニュースやスポーツネタなど
③相手のファッションやヘアスタイルなど
④最近行った旅行やレストランなど
⑤趣味、仕事など
⑥家族や過去の恋愛など
⑦夢や悩み、信念、価値観など
⑧秘密の共有

順番通りでなくてもよいですが、いきなりプライバシーの深い情報から入ったりしないようにしてくださいね。

出身地については、部落差別や人種など本人が負い目に感じている可能性があるので相手の様子は見ておきましょう。

2)5cm近づく

相手のことが知りたいという姿勢は距離に表れると私は考えます。

パーソナルスペースですね。

パーソナルスペース(Peasonal space)とは、他者が自分に近づくことを許せる限界の範囲、つまり心理的な縄張りのことです。

席が離れているだけで効果は半減しますので、話をする際はいつもより5cm近づいてみましょう。

また、座る位置を変えるのも効果的です。

テーブルの正面に座るよりも横に座る方が、「あなたの話を聴きたい」という親密感を演出できます。

相手の良いところを聞くためには「どのように距離や位置が最適なのか」という視点で間合いを考えてみてくださいね。

アメリカの文化人類学者、エドワード・T・ホールは、人のパーソナルスペースを相手との関係をふまえて以下の4つのゾーンに分類しました。

レベル1 公衆距離:3.5m以上
講演会や公式な場で、話す側と聞く側との間に必要とされる広さです。自分と相手との関係が『個人的な関係』ではない『公的な関係』である時に用いられます。また、一般の人が社会的な要職・地位にある人と正式な会合・イベントで面会するような場合に取られるかしこまった距離です。

レベル2 社会距離:1.2m~3.5m
あらたまった場や業務上で上司と接するときにとられる広さです。声は届きますが、相手に失礼が無いように、手を伸ばしても相手に触れることができない、安心できる距離ですね。大きな机越しの商談などがいい例です。

レベル3 固体距離:45cm~1.2m
二人が共に手を伸ばせば相手に届く広さです。友人や会社の同僚など親しい人であればここまで入っても不快になりません。レストランやカフェでテーブル越しに話すくらいの距離です。お互いの表情が読み取れる距離感でありながら、両方が歩み寄ることで初めて手を触れ合える距離であることがポイントです。

レベル4 密接距離:0cm~45cm
手を伸ばさなくともボディータッチができる広さです。顔がとても近い位置にあり、キスやハグが容易にできます。家族や恋人など、親しい人がこの距離にいることは許されますが、それ以外の人がこの距離に近づくとハッキリと不快に感じます。

3)真似をする

人は自分と同じような人に好感を持つ傾向にあります。

その特性を活かし会話する際は、相手の真似をするのがとても有効です。

落ち着いたトーンで話す人なら、あなたも落ち着いたトーンで話してみる。

相手が身振り手振りを交えて話したなら、あなたも身振り手振りを交えて返答してみましょう。

簡単なのに効果抜群な方法なので、やらない手はないと私は思います。

4)やまびこ

会話でもっとも大切なのは「あいづち」です。

その中でも最強のあいづちが「やまびこ」です。

「最近、忙しくて」と言われたら「忙しいんですね」。

「売上が上がる企画が欲しいんだよね」と言われたら「売上が上がる企画ですか」というように、相手の発言をやまびこのように返してみてください。

たったこれだけで自分の話をきちんと受け止めてくれていると相手は思い、安心感を抱いてくれます。

また相手の話が長かった場合は、「つまり〇〇ということですね」と要約するのも有効です。

相手の話を繰り返すというのも傾聴力の気づかいです。

ただ繰り返すだけでは、聞いていないと思われるので注意が必要です。

まとめ

傾聴力はとても効果のあるスキルの一つです。

しかも「使い方の視点」を変えることで効果がさらに変わります。

「相手の良いところを知りたい」「この人の本当の目的をもっと知りたい」と、視点を変えて使うようにしましょう。

「隗より始めよ」という中国の戦国時代のことわざのように、目の前の人の良いところに目をつけ、話を聴き続ければ、知らないうちに交流の幅が広がることになるかもしれませんね。

パラレルキャリアやフリーランス、また在宅勤務などの多様な働き方をする時代だからこそ、傾聴力を効果的に身につけたいものです。

ほんの少しの工夫で人生はあなたが思っている以上に変わります。

今回は、以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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