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中間管理職の7つの役割と心得

こんにちは、ラン丸(@sign45917948です。

会社勤めをしていると、最初は新入社員で入ってもスキルやキャリアを積むにつれて昇進していくでしょう。係長や課長、部長、取締役等会社には管理職に該当する様々な役職があります。

今回は、管理職の中でも、立場的につらいといわれている中間管理職について以下の点を解説していきます。

中間管理職とは

部下と上司がいる限りは中間管理職になります。

一般的に管理職とは部長・課長・係長になります。その中の課長と係長が中間管理職と言われています。

しかし、会社を経営・運営している社長や役員が部長の上司として存在するので、部長も中間管理職であるといって過言ではなく、ほとんどの管理職が中間管理職の位置づけとなります。

中間管理職は上司の指示のもと自分の部下を動かす、言わば司令塔であり会社にとってとても重要な役割を果たします。

会社の業績を上げると同時に、自分の部下を成長させる必要もあります。

管理能力が高く、オールマイティに仕事ができる能力が必要となります。

中間管理職の役割は様々で、会社や仕事の内容によっても異なりますが、ここでは代表的な7つの役割を紹介していきます。

【7つの役割】

1)部下の役割を設定管理

一般的な会社であれば、上半期、下半期の半期ごとに会社の目標がでてきます。

その目標が細分化され、部門・課・チームとしての目標として割り当てられます。

中間管理職は、割り当てられた目標を実務レベルの役割に細分化し、自分の部下の役割として設定します。

一般的には、自分の部下各々に対して、期初に役割遂行表を作成し、期末に役割遂行の結果を採点します。

期初・期末だけではなく、定期的に部下の役割遂行状況を確認することが重要です。

2)チームとして目標を決め結果を出す

会社や部門に割り当てられた目標を、自分の課やチームの目標に細分化し、設定することも中間管理職の役割で、期末にその目標を達成する必要があります。

また、設定した目標を自分の上司と合意しておく必要があります。

期末に成果を出すためには、設定した目標を実務レベルの役割に細分化することが、重要な作業となります。

役割の細分化に失敗すると、期末の目標達成が遠のきます。

3)責任を取る

課やチームの目標が達成できたかは上司が採点します。

目標が未達の場合は、中間管理職が責任を取ることになります。

取らされる責任は次年度の減給や降格が一般的ですが、中間管理職は労働組合に守られていないため、最悪、解雇といった処分もありえます。

目標を達成した場合は、増給や昇格の対象になります。

4)部下の育成

自分の課やチームの目標を達成するために、部下を育成するのも中間管理職の役割です。

会社の目標は期によって変わりますが、中間管理職であれば課やチームの目標・役割を想像しておくことができます。

役割を達成できるように、部下を育成しておくことは、部下のためだけでなく、自分のためにもなります。

部下の役割遂行表を作成する場合、育成の観点を入れて作成することが重要です。

5)部下の補強

部下の育成と同時に、チーム全体の能力を向上するため、新たな部下の補強を上司に要請するのも中間管理職の仕事です。

ただし、単に新たな部下を補強したいと言っても、上司を納得してくれません。

課やチームの目標を達成・役割を遂行するために、チームとしての弱点をきちんと把握しておきましょう。

上司に納得してもらうための重要なポイントとなります。

6)部下の個性と能力を把握

仕事で割り当てた役割を遂行している側面だけで、部下の個性や能力を見ている中間管理職が多いです。

昼休みや仕事の空いている時間に部下と話すと、部下の意外な側面を見ることができます。

それが課やチームの目標を達成するために必要な能力になることがあります。

常に部下とコミュニケーションをとることで、いろいろな面で部下の個性と能力を把握するように心がけましょう。

7)上司とのコミュニケーション

仕事がうまく行っていないときは、上司とのコミュニケーションを敬遠したくなります。

しかし、中間管理職はあなたの上司まで上り詰めた方ですので、知識も経験も豊富なはず。

仕事がうまく行っていないときは、上司と話すことが問題解決の近道になることが多々あります。

上司も自身に割り当てられた目標を達成するために、あなたの目標達成は欠かせないものになっています。

中間管理職として、常に心掛けておくことがたくさんあります。

特に上司や部下との人間関係を大切にすることは重要です。

次に、中間管理職が覚えておくべき7つの心得を紹介します。

【7つの心得】

①部下のことを知る

部下の能力と個性を把握するため、部下と話すことが大切になります。

ただし、常に同じ部下とだけ話すのは避け、すべての部下と均一に話すように心がけましょう。

また、本人に直接聞けない点については、部下の人事担当・教育担当・同期の社員などから話を聞くのも、部下のことを知るための一つの方法です。

②部下を褒め、時には叱る

部下が仕事上で何かで失敗をしたとしても、褒めることから入り、次に失敗した点について部下と一緒に分析するといった姿勢を取りましょう。

時には叱ることも大事ですが、これは最終手段として考えてください。

人間は褒められると、次は頑張ろうとおもいます。

まずは褒めるポイントを考えます。

また、失敗の原因・要因を一緒に分析することで、部下からあなたへの信頼感が生まれます。

③仕事のパートナーとして部下に接する

あなたの目標を達成するために、部下は自分の役割を遂行しています。

Win Winの関係のパートナーとして部下に接し、あなたも部下にWinを提供するようにします。

部下が問題を抱えたときに、その解決策を一緒に考え、実施することが、あなたが部下に提供できるWinになります。

④危機管理

目標を達成するため細分化した役割のすべてが、成功裏に終わることはまずありません。

すべての役割に対して、「失敗を回避するための対策」と「失敗した場合の代替策」を考えておくようにしましょう。

これが「危機管理」と呼ばれるもので、役割のいくつかが失敗したとしても、最終的に目標が達成できるようになります。

中間管理職として、危機管理は、とても重要な心得になります。

⑤忙しさを表に出さない

中間管理職は、目標達成に向けて実施している業務から部下の育成、さらには上司と部下への気配りなど、多忙極まりない役割です。

しかし、忙しさを表に出していると、問題に直面している部下が相談をしにくい状況を作ることになります。

部下とのより良いコミュニケーションを取るために、常に沈着冷静でいるように心がけましょう。

⑥話しやすい環境を作る

チーム内での打ち合わせや部下と話す場では、基本的に話を聞く姿勢を取るように心がけましょう。

これにより部下があなたに話しやすい環境を作ることができます。

具体的には、自分では結論を出さずに、部下に質問を問いかけながら、部下に結論を出させるように導きます。

部下としては自分の意見や考えが採用されたことになるので、部下の自信と成長に繋がります。

⑦常に自己成長

中間管理職は部下の相談役といっても過言ではありません。

部下からの相談に対して適切な助言をするためには、部下が役割を果たすために必要な基礎知識を身に付けておくことが大切です。

詳細な知識を習得することは部下に任せます。

概要レベルで構いませんので、広範囲に基礎知識を身に付けおき、部下と一緒に問題解決をしていきます。

中間管理職といっても企業の管理職まで登ってきたあなたです。今までの経験を生かして新たな場所で挑戦したい方も多いとおもいます。

多忙極まりない中間管理職、ストレスが溜まります。

ここでは、ストレスの代表的な6つの原因とその対策について紹介します。

ストレスを溜めずに仕事をするために、これらの対策を参考にしてもらえればとおもいます。

【ストレスの原因】

原因1:上司からの小言

中間管理職のあなたも部下に小言を言ってしまうことがあるとおもいます。

あなたの上司も同じです。小言をいいたいときは、何か問題を抱えているときです。

上司の小言はチャンスだとおもえば、ストレスではなくなります。

上司が抱えている問題を解決することで、上司からあなたの信頼度も上がり、上司の小言が相談事に変わります。

原因2:部下が思うように動かない

あなたと部下は性格や考え方が違うので、思うように動かないのは当たり前です。

あなたが「こう考えているから、このように動いて欲しい」と部下に話をするように心がけましょう。

二人の考えが相乗効果し、新たな動き方が見えてくることもあります

原因3:部下の悩みを聞く

人生の悩みでない限り、部下の悩みは仕事上で抱えている問題になります。

あなたの課やチームの目標を達成するためには、部下の悩みを聞き、何が問題なのかを明確にし、その解決策を二人で見出すことが大切です。

あなたの目標を達成するために部下の悩みを聞くとおもえば、ストレスではなくなります。

積極的に部下の悩みは聞くようにしましょう。

原因4:責任を取らされる

あなたの目標が達成できていないのであれば、それに対して責任を取るのは、中間管理職としては当たり前です。

その場合、あなたの上司も責任を取らされています。

紹介した中間管理職の役割を行い、心得を実戦すれば、あなたの目標が達成する方向に近づき、責任を取らされることが少なくなります。

原因5:成果を求められる

「成果を出す」と「目標達成」は同じ意味ですので、成果を求められるのは、中間管理職としては当たり前です。

もし上司から成果を求められなくなれば、あなたは中間管理職として失格だということになります。

「原因4:責任を取らされる」と同じように、中間管理職の役割を行い、心得を実戦して、目標達成に近づきましょう。

原因6:出費が増える

飲み会や昼食のときに、部下よりは多めに支払う機会が増え、今までより出費が大きくなるのは、中間管理職の宿命だとおもいます。

その出費は一つの投資だと思いましょう。

中間管理職であるあなたのストレスを軽減するには、先に紹介した中間管理職の役割を行い、心得を実戦することです。

ストレスの多くの要因は、あなたの課やチームの目標が達成できていないことから起因しています。

パートナーである部下と一緒になって、それらの要因を取り除くための対策を立案し、実施することで、あなたのストレスは軽減します。

仕事においてストレスの多くは人間関係から発生します。

上手に人と関わるためには、人の話をよく聞き、問題が発生しているならば、一緒になって解決するための施策を考えることです。

人との関わり合いを身に付けることで、信頼できる中間管理職に近づいていきます。


今回は、以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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