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地頭のよさ

こんにちは、ラン丸(@sign45917948です。

あなたの周りに地頭がいい人は、いらっしゃいますか?

今回は、地頭のいい人の特徴や悪い人の原因、鍛える方法について解説していきます。

地頭がいい人の特徴

1、少ない情報から話を膨らませるのがうまい

同じ情報を与えられているのに、新しい観点に気づいたり、推測して話を先回りできる人っていませんか?

これは、未知のものに触れた時に思考回数が多いためです。

一つの物事に対して様々な角度からアプローチする事が出来るので、新たな観点からの気づきや先回りした話が出来るのです。

例えば、朝の通勤電車に、何人の男性が乗っているかと聞かれたら、地頭のいい人は何を考えるでしょう?

その電車の利用者層、目の前を通る時間帯、駅周辺の人口や男女比率などあらゆる数値や事実をかき集めて、仮説を立てています。

このように、地頭がいい人は少ない情報であらゆる角度から思考をはりめぐらせる事ができるのです。

また、フェルミ推定で有名なエンリコ・フェルミは推理・概算の達人であったといわれています。

原子爆弾の爆発の際、ティッシュペーパーを落とし、その動きから爆風を計算し、爆発のエネルギーを見積もったという逸話があるほどです。

2、コミュニケーション能力が優れている

あなたの周りに、初対面の人とでもすぐに打ち解けてしまう人っていませんか?

これは、相手の目線に立って話したり、話す内容を分かりやすく伝える事ができるからです。

この、相手の目線に立って話したり、話す内容を分かりやすく伝える事は「地頭のいい人」の特徴の中でよく見られるものです。

そもそも、コミュニケーション能力というのは、

「そもそもどういった話をしたいと思って会っているのか」
「この人はこうした話し方をしたら喜んでくれそうだな」

などと「他者への想像力」を働かせながらこれまでの自分の経験を総動員させて、相手の目線に立って相手を楽しませ、喜ばせる能力のことと言えます。

このように地頭が良い人は、相手の立場に合わせて立ち振る舞いを変えることができる柔軟性があるので高いコミュニケーションが可能となるのです。

3、視点を自由自在に操ることができる

地頭のいい人は、自分の視点だけではなく、あらゆる視点を総動員して物事を判断できます。

「他の視点はないか?」、「他の人ならどう考えるのか?」「競合ならどういった戦略を打つか」などと考え続ける事を大切にしています。

具体的には、

「全体を俯瞰的に見る」
「出来るだけ細かく分けて考える」
「自分の常識を疑う

の3点を意識すると思考のとっかかりをつけやすくなります。

そして、複数の視点から物事を見つめるとあるものが見えてきます。

それは、物事の本質です。

このように地頭が良い人はあらゆる角度から、立場から総合的に判断することで最善の結果を出していけるのです。

地頭が悪い人の原因

世の中には自分よりも知識が無い人や頭が悪いと感じた人に対して罵倒する言葉が大量に存在しますが、その中でも最も強烈な一言が「地頭が悪い」です。

どうしてこの言葉が最も強烈な悪口なのかを探るには地頭とは何かを理解して、その原因を探ることが大切になります。

地頭とは何か

地頭とはいわゆる「基礎部分の賢さ」です。

この基礎部分というのは人によって認識が異なりますが、一般的には「どんな状況でも考えて判断する力」を意味します。

これはテストでいい点数をとるとは異なる部分であり、現代社会では何よりも優先されるべき能力となっています。

つまり、この地頭の部分を馬鹿にされる一言が「地頭が悪い」となります。

勉強などの成績に左右されるものではなく、環境や生まれついた頭の良さを表す言葉がこの地頭となりますので、
その人の根底にある頭脳を馬鹿にするワードとして使われています。

地頭が悪い原因

1)わかったふり

地頭の悪さに対する原因究明は難しいですが、いくつか当てはまることがありますのでそちらを紹介します。

それは、わからないことであってもわかったふりをして、何でも理解したつもりになることです。

もちろん、きちんと理解しているのならば全く問題ないのですが、その場でわかっていないのにもわかったふりをして物事を進める人はアウトです。

多少わからないことがあったのなら、きちんと問いかけて「なぜこうなるのか」「どうしてこのような結果になるのか」を尋ねることで知識は溜まっていきますし、発展性を欲する方ならば「ならば、このようなケースだとどうなるのか」と連動性のある質問をすることができます。

それらの質問の和から外れて、わかった気になって物事を進めてしまうのは地頭的には痛恨です。

考える力が失われて正しい答えを理解することもできず蓄積されない状態が続いてしまいます。

2)自我を押し通す

算数のように「1+1=2」といった明確な答えがある物事の方が現代は少ないです。

むしろ答えがないものを求めてどうしたら答えに近づけるのかを探し続けることが重要になります。

このような状況において最もたちが悪く地頭の悪さに直結してしまうのが「自分の考えが正しい」として「自我を押し通す」という性格です。

もちろん、明確な答えがあり、反対意見が100%間違っているのならば自我を通して説明することが大切ですが、明確な答えがないような問答でも「自分の考えが正しい」と思い続けてしまう人は地頭が悪いと判断されます。

地頭が良い人は柔軟な思考を持ってどんな状況でもベストに近い自分なりの答えや方向性を持たせることができますが、そのためには多種多様な知識や意見や推論を集めて吟味する力が必要です。

凝り固まった考え方は多種多様な知識や意見を受け入れられません。

3)答えを聞いて終わり

地頭が悪い人は気になる部分があれば答えだけを求めて、答えを聞いたらそこで満足して終わってしまいます。

そこから知識欲が深く展開力が早い地頭が良い人は情報収集の種として一気に掘り下げて情報収集をスタートさせます。

現代社会はインターネットで簡単に答えを得ることができますが、あっさりと答えを得られてしまう状況は自分の頭で考える訓練の放棄に繋がってしまいますので、頭を使うためにはそこからさらに発展させることが重要です。

ネット検索で答えを出して終わりでは10秒程度の検索で終わってしまいます。

例え、一つのことわざの意味を調べる時でも「言葉の意味を検索→終了」ではなく「言葉の意味を検索→由来を検索→由来に登場した人物を検索→その時代に何があったのかを検索」と広げていくことが重要になります。

地頭を鍛える方法

地頭を鍛えるためにはどうしたらいいのでしょうか。

テスト勉強は教科書や参考書に習えばある程度は補えますが、地頭はそうではありません。何が必要なのかを調べましょう。

地頭力を高めるための3つのステップ

①本質的な課題を見つける訓練

地頭が良い人は、先ほど紹介したように物事の本質を見極めるのが上手です。ただ、訓練をしていなければ難しいものです。

そこで紹介したいのが、思考系の本を読んでケースの練習をすることで、手軽に課題解決の擬似体験をできるので一人で課題解決力を高めるにはうってつけです。

質の高いインプットがあることで本から学んだことを日常で実践する際の質が高まることはよくあることです。

特に質の高いインプットには海外で長く読まれているビジネス書がおすすめで、営業職の方なら、影響力の武器やファスト&スロー、人を動かすなどを読んでみてはいかがでしょうか。

②話を要約する

人の話を聞いたり、本を読んだ時に感銘を受け、自分の生活や仕事で役立ちそうだとは思ったものの、数日経つとすっかり忘れていることってありますよね。

せっかく自分に役立ちそうな情報をインプットしたのに忘れてしまうのはとても勿体無いことです。

ここで、良質なインプットを自身の血肉にする上で効果的なのが、インプットした内容をを自分の言葉でわかりやすく要約することです。

例えば、本を読んだ時に「この本の伝えたいメッセージは何か」「自分の中で何が良かったか、活かせそうなことは何か」など一枚の紙にメモをして最初のページに挟んでみてください。

そして、試しに自分の中で、30秒ほどで、説明できるか試してみましょう。

「この本の内容を一言で表すと」「この本のメインメッセージは大きく3つあって」「具体例をあげると〜」などとまずは文章に書き起こしてみてください。

回数を重ねる中で要領よく説明できるようになるそうです。

③専門外の人でも理解できるように説明する

専門外の人に自分がやっていることを説明したら頭の上にクエスチョンマークが浮かんでいた経験はありませんか?

喋る時でも文章で伝える時でも、相手に伝えようとするときは徹底して「分かりやすさ」を意識して伝えないと相手は置いてけぼりになります。

ただ分かりやすさを意識してアウトプットをしていると、自然に「相手のことを考える」クセがつきます。

加えて、非言語コミュニケーションをうまく活用することも重要で、相手の表情や目の動き、ジェスチャーなどの視覚的要素や声のトーンなどの聴覚的要素、間の取り方やうなずきなどの身体感覚的要素を上手く使えるようになるとコミュニケーションが円滑になっていきます。

このように、徹底的な相手視点でコミュニケーションをとることで会話のかけはしを築いてみてはいかがでしょうか。

子供は環境次第

可能か不可能かというお話になった場合は、可能という答えを出しますが、小学生のような親の環境に大きく依存するような状況の場合は不可能に近いとなってしまいます。

もちろん、親が協力的で地頭を鍛えるために色々と尽くしてくれるならば可能となりますが、変に束縛して地頭力を奪うような生活を強いている場合は不可能となってしまうでしょう。

その人の環境次第というところがやっぱり大きいです。

しかし、大学生や社会人となって独立して動ける時期になってからでも努力すれば鍛えることはできますので、スタートラインとしては遅いですが諦めなければ理想の地頭力を手に入れることは可能となっています。

地頭は遺伝するのか

地頭力は遺伝するものなのでしょうか。遺伝は色々と複雑と言われていますが、遺伝すると言われてしまうと動けなくなってしまう人もいるので心配です。

子供に遺伝する可能性はゼロではない

遺伝する可能性はありますが、生物の遺伝子は非常に複雑で親の影響を強く受けることもあれば、遠縁の人の影響を強く受けることもありますので親の地頭力が低いからといって必ず地頭が悪くなるという訳ではありません。

逆に、親が両方とも天才的な地頭力を持っていても、子供に受け継がれないケースもあります。

地頭力を鍛えることは大切

この地頭力は幼いうちは環境と親の育て方に大きく依存しますので、本気で地頭力を改善してあげたいのならば親の接し方や環境整理が何よりも重要になります。

今の世の中はテストの結果よりもこの地頭力が求められていますので、意識すべき事柄です。

親の地頭力が悪くても、必ず遺伝するわけでもありませんし、育て方次第で大きく変わりますので努力次第で結果が伴ってくると考えて行動しましょう。

逆に、どんなに環境が良くても育て方が悪いとテスト勉強だけはできるけど地頭力が低くなってしまう恐れがあるので注意しましょう。


今回は、以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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