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腰痛になったらまず胃腸を整えてみよう

こんにちは、ラン丸(@sign45917948)です。

毎日、デスクワークをしているオフィスワーカーの中には、腰痛でお悩みの方も多くいらっしゃるでしょう。

ある日、突然訪れる「ピキッ!」という痛みに悶え、

「自分ももう若くないのかぁ…」
「やっぱりジムに通って運動しないとなぁ…」

などと思っている方は多いでしょう。

実は、腰痛を引き起こす原因は、何も筋肉・骨の衰えや姿勢の悪さだけではありません。

今回は意外と知られていない、胃腸と腰痛の関係と、その対策について解説していきます。

腰痛は骨が原因だと思っていませんか?

比較的多くの方が勘違いをしていることですが、腰の痛みは骨が原因でないことが多くあります。

おそらく「ヘルニア」や「すべり症」といった病名が世間一般でも知られているため、「腰痛=骨に異常」というふうに勘違いする方がいるのかもしれませんが、腰痛の原因は大抵の場合、筋肉の炎症です。

胃腸と腰痛の関係

胃腸は内臓、腰痛は外側の筋肉や骨の痛みのため、一見すると何の関係もなさそうにも見えますが、密接に関係しています。

まず人体の優先順位から考えると、一番守らなければいけないのが内臓です。

内臓はいわば生命維持装置なので、筋肉や骨にはそれを守るという重大な役割があります。

胃腸が弱ると、人体の中でまず背中側の筋肉が緊張をし始めます。

人間の筋肉というのはそのほとんどが対になっており、お互いを引っ張り合いながら支えていますから、背中側の筋肉(脊柱起立筋)が緊張をし始めると、それにつられるようにお腹側の筋肉(腹直筋)も緊張し始めます。

弱った身体はエネルギーを欲しがる

胃腸が不調を訴え始めると、人体の中で「身体が弱っているからエネルギーが必要」という指令が出ます。

すると、人間はまず甘いものや脂っこいものなど、即エネルギーになる食べ物を欲しがろうとします。

「身体がそれを必要だと思っているんだから、それは供給したほうがいいのでは?」と考える方もいるかもしれません。

ただ、甘いものや脂っこいものは即エネルギーに変わる反面、消化器官に多大なストレスを与えます。

弱っている身体はできる限りのカロリーを摂取しようとしているので食欲はグングンと増しますが、その食欲に任せて過剰に食べると、ただでさえ弱っている胃腸に追い打ちをかけるかのような負担をかける結果となってしまいます。

胃腸を守るのは筋肉

こうしてさらにストレスをかけられた胃腸は悲鳴をあげ、それを何とかして守るために脊柱起立筋と腹直筋はこれまで以上に緊張し始めます。

こうなるともはや筋肉たちが限界を迎えるのも時間の問題です。

限界ギリギリの状態で何とか持ちこたえている脊柱起立筋と腹直筋ですが、ここに普段、筋肉が対応できる伸縮速度やタイミングからちょっとでもズレるような動きが加わると、ぎっくり腰が発症しやすくなります。

ちなみにぎっくり腰とは、腰の筋肉がつった状態と考えればわかりやすいかもしれません。

胃腸からくる腰痛を防ぐには

胃腸が弱ることでなぜ腰痛が起こるかはわかっていただけたかと思いますが、腰痛を未然に防ぐには一体どんな方法があるのでしょうか。

まずは身体が出すサインに早めに気づくことです。

胃腸が弱ると身体は甘いものや脂っこいものを欲しがると言いましたが、逆にいうと甘いものや脂っこいものが食べたいと思っているのは身体が疲れている証拠です。

もし、甘いものや脂っこいものが異常に食べたくなったら、自分の身体を酷使していないかを考えましょう。

では身体が弱っている・疲れているとわかった際には、一体どうしたらいいのでしょうか。

まず、欲に任せて暴飲暴食をするようなことだけは絶対に避けてください。

もし、ここで食欲に任せて暴飲暴食をして、次の日にお腹をくだすようなことがあったらすでに赤信号だと考えましょう。

そうなってしまうと、腰の筋肉も腹筋もすでにギリギリの状態だとみていいでしょう。

また、慣れない運動は避けた方がよいでしょう。

起き上がり・立ち上がり・背伸びなど、普段は何の問題もなくできる行動でもぎっくり腰を引き起こしかねないので、注意しましょう。

身体・胃腸が弱っている時の食事

身体の異常サインに気づいたら、まずはできる限り消化にいいものを食べるようにしましょう。

もちろん、誘惑に負けて甘いものや脂っぽいものを摂取するのは腰痛のリスクを高めるだけなので控えましょう。

これらの食べ物はカロリーが多いため、失った体力を補うのには必要な栄養素のようにも思えますが、特に脂ものは消化に体力を使うため、胃が必要以上に働いてしまいます。

一般的におかゆやうどんは消化にいいと言われているため、胃腸が疲れているときに摂ろうとする人が多くいますが、実はこれも注意が必要です。

おかゆやうどんを食べる際、あまり噛まずに胃に流し込んでしまうと、逆に消化が悪くなってしまい、胃腸に負担をかけてしまうのです。

胃腸が疲れている時、何よりも大切なのはよく噛んで食べることです。

咀嚼(そしゃく)することで唾液の分泌を促し、胃腸の負担を軽減することができます。

また唾液の分泌を促す食品として、梅やレモンなどに代表される酸っぱい食べ物もオススメです。

またクエン酸には疲労回復効果もあるので、積極的に摂取しましょう。

ストレスで胃腸がやられてしまった場合

中には、ストレスによって胃腸がやられるという方もいるでしょう。

ストレス性の場合、特に甘いものを欲する傾向が強くなります。

ただストレスはすべての現代人が抱える問題で、その原因の多くは仕事や人間関係など、避けたくても避けられないものばかりです。

そういった場合、やはり一番いいのは身体を動かすことです。

これは何もジムに入って本格的なトレーニングをするというわけではありません。

例えば、散歩などでも十分です。

散歩をしていると鎮痛作用のあるβエンドルフィンやモチベーションをあげるドーパミン、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンなどの分泌量が増加します。

気分転換にはもちろんのこと、ストレスを解消することにより胃腸への負担も減ります。

ただでさえ仕事で忙しいという方は、帰り道にちょっと遠回りをしてみたりするだけでも効果的でしょう。

趣味がある方は趣味に没頭することも効果的です。

実際にやらなくても、自分が好きなことを想像するだけで、βエンドルフィンが分泌されます。

ストレスが溜まって身体から異常サインが出ているのに気づいたら、楽しいことを考えて胃腸への負担を軽減させましょう。

腰痛になる前に日常生活を見直そう

このように、腰痛の原因は何も運動不足などの外的要因だけでなく、精神的ストレスからくる胃腸への負担も原因として十分に考えられます。

また腰痛というのはある日突然くるもののように思われますが、実は日々の生活の中から脊柱起立筋や腹直筋を緊張させてしまった結果徐々に起こるものです。

「いつ腰がピキッとなるか不安でしょうがない」という方は、常に身体が発する危険信号を察知し、身体が疲れているときは胃腸の負担もやわらげてあげましょう。

今回は、以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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