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腰痛と寝具の関係

厚生労働省が実施した調査によると、自覚症状の第一位は「腰痛」です。

私たち日本人の約10人に1人は腰痛症状に悩んでおり、

私たちの生活において「腰痛」はとても身近な存在となっています。

実は「腰痛」とは病気の名前ではありません。

医学的に「解剖学的に腰仙椎部に局在する疾痛で、神経根に由来する下肢痛や馬尾由来の下肢症状を含むもの」と定義されております。

要するに、腰周辺の疼痛や神経痛などの総称です。

■原因不明の腰痛が多い?

腰痛の原因は、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などが有名ですが、

それらは全体の約15%でしかありません。残りの約85%については、

医師の診察やレントゲンでも原因がはっきりしないものが多いのです。

■腰痛と寝具の関係性

私たちが日々悩まされている腰痛ですが、寝具(マットレス)との関係はあるのでしょうか。

旅行先などで普段と違うベッドや布団で寝たせいか「なかなか寝付けなかった」「疲れが取れなかった」

さらには「朝起きたら腰や首が痛くなっていた」など、こんな経験をしたことはないでしょうか?

なぜこのような事が起こるかと言いますと、環境やその日の体調もありますが、

寝具(マットレス)の影響が大きいと言えます。寝具(マットレス)の違いによって、腰の痛みが軽減するという報告もあります。

■マットレス選びで最も重要なのは「硬さ」

寝具(マットレス)選びで最も重要なのは、「硬さ」です。

寝ている間、私たちは平均20回も寝返りをしていると言われています。

寝返りをすることで、血液やリンパ液などの循環を促し、同じ姿勢でいることで起こる血流の滞りを防ぎ、

身体の凝りや固まりをほぐしてくれます。

寝返りを多くしている時は、質の良い睡眠をしていると言っても過言ではありません。

この寝返りをするためには、寝具(マットレス)が適度な硬さをしていないといけません。

低反発は、反発力が低いため柔らかく体にフィットするのが特徴ですが、

柔らかすぎると寝返りが打ちづらかったり、腰がくの字に曲がり腰への負担が増えってしまったりしてしまいます。

高反発は、反発力が高いため硬く、体をしっかり支えてくれます。

しかし、硬すぎると体圧分散ができず、背中やお尻など同じところへの圧迫が強くなり床ずれができてしまったり、

常に腰が浮いてしまうことにより腰への負担とが増えてしまいます。

■アスリートの寝具

スポーツ分野の研究では、腰痛以外でも睡眠はとても重要と言われており、

睡眠の質が高いとパフォーマンスだけでなくメンタル面にも影響があることがわかっております。

一流のアスリートになると、遠征先に個人のマットレスを持参する選手もいます。

■適切な硬さを選ぶには

腰痛がある方にとって、一番良い硬さの寝具(マットレス)は、

「自分が感じた一番硬いものと、一番柔らかいものの中間の硬さが良い」
とされています。

実際に寝具(マットレス)に横になり、
それぞれの硬さを確かめてから選ぶことが、腰痛改善への一歩となります。

安静時痛や長期における腰痛においては、
内科的問題(内蔵性疼痛)の可能性が考えられますので、

専門的医療機関受診をおすすめします。

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