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座間味島旅行記

3泊4日で座間味島に旅行した記録。

座間味島は沖縄本島から高速船で一時間ほどで行ける、人口600人くらいの小さな島だ。
慶良間諸島の一部で、その周辺の海は「ケラマブルー」と言われていてとても綺麗らしい。
本島から1日だけ遊びに行くケースも多いみたいだけど、今回は座間味島に連泊します。

1日目

早朝、成田に向かう。
成田空港から那覇まで飛行機、那覇から港まで行って、夕方の高速船で座間味島へ行くというスケジュールだ。
高速船が欠航したり、飛行機がよっぽど遅れたりしない限り、当日中に座間味島に到着できる予定。

手荷物はすべて機内に持ち込むつもりだったので、割と遅めの時間に搭乗手続きをする。
そこで気が付いた。格安航空なので機内持ち込みは重量制限も課されていることに・・・。
荷物をはかると何キロもオーバーしている。
まあ、預ければいっか。
スタッフ「預け荷物の受付時間はもう終了となっています。」
どうすれば・・・

スタッフ「宅急便で荷物の一部を旅行先に送るか、自宅に送って制限重量内に収めるしかないです。あと数分以内に。」

その場で荷物から減らせるものを検討する。飲み物、本、いくつかの服。
再び重さをはかるけれどまだ全然オーバーしている。
搭乗までもう時間がない。
そもそも不要なものを持ってきているわけでもないのだ。
あと2分。
断腸の思いでその飛行機はあきらめることにした。

空席のある飛行機を急いで探す。
次の空いている飛行機は、座間味島へ行く船には間に合わない時間だった。
今日はもう座間味島にたどり着けない。
宿泊する予定のホテルにも1泊キャンセル(もちろんキャンセル費は100%だ)の連絡を入れた。電話の声すら沈んでいたと思う。
予約していた夕食もキャンセルだ。
那覇で泊まれるホテルを予約する。
それから次の飛行機の時間まで5時間くらい暇を持て余した。

そのあと無事飛行機に乗れて、夕方に那覇に到着した。
少し観光。

腕の長いムキムキのシーサー。

マックスバリューにも行った。地方のスーパーは楽しい。
夕食は沖縄料理を食べて、港の近くに1泊した。


2日目

国際通りの外れ(美栄橋駅周辺)では、朝まで飲んでいた風の若者が多い。
朝食を食べられるところを探すが、営業している飲食店が中々見つからない。
24時間営業の看板を見つけたが、まだ営業開始していないようだった。
電話をしてみると朝8時から営業しているとのことで、開始時間を待ってから入店した。24時間営業とは。

野菜そば。
沖縄そばの上に野菜とポーク炒めが乗っていて、がっつりで美味しい。

沖縄本島から座間味島までは高速船で1時間ほど。結構揺れる。

座間味港に到着。かなり曇っている。
まずは島を散策する。

カラフルなシーサー。


パンダのポスト。


105ストアー。
コンビニ兼スーパーで、なんでも売っている。
滞在中は毎日ここで買い物をした。


青のゆくる館で昼食。
港のすぐ目の前にある施設で、観光案内とカフェと休憩スペースを兼ねている。

アオリイカともずくが練りこんであるソーセージのホットドック。
食べかけですみません。



午後はアクティビティツアー。
阿真ビーチからSUPで無人島に行き、シュノーケルをする。

SUPはサーフィンボードを倍くらい大きくしたボードの上に立ち、パドルで水面をかいて立ったまま進むやつです。

無人島に到着。嘉比(ガヒ)島というらしい。

ウミガメの足跡。

ウミガメが産卵した巣穴。

岩山を少し登ったところからの景色。すごい迫力。

ビーチに戻ってシュノーケルをする。

この写真だけ画質が良いのは、ガイドさんが良いカメラで撮ってくれたからです。


私が自力で撮ったウミガメ。

ウミガメがいた!
干潮に近い時間帯だったし、かなり運がよくないとウミガメは見られないと思っていたので感動してしまった。
これはタイマイという種なのだそう。座間味島周辺ではアオウミガメ、アカウミガメ、タイマイの3種が生息しているらしい。

カクレクマノミ。

帰ってからまた散策。

古座間味ビーチ。ミシュラン二つ星をとったことでも有名。
誰もいないビーチは神聖な感じさえある。
曇りだし写真も下手なのでうまく伝わらないけど、エメラルドグリーンがどこまでも綺麗。

アダンの実。座間味にはいっぱい生えている。


夕食。
ホテルのレストランあか樹の上等なコースを予約した。10品くらい出てくる。


左は紅イモのちんすこう(自家製)の上に、フォアグラのパテと紅芋のクリームが乗ったもの。
ちんすこうって微妙だと思われがちだけど美味いやつは本当美味い。

美味。この上等なお肉はわざわざ船で運んでくれたんだろうな。ありがたい。

3日目

午前中は風が強くて遊泳に適していないらしいので、レンタカーで島めぐりすることにした。
ハイシーズンじゃないから、当日予約でも借りられてよかった。

後ろ姿の写真しか撮っていなかった。

チョモビ。かわいい。
乗ってから気づいたが、狭いし暑い。特に後部座席。
でも走りだせば風が通って気持ち良い。

チシ展望台からの景色。


イノーの浜(たぶん)。
とっても広いのに誰もいなくて貸し切り状態。

大浜(ウハマ)。

広い。


もずくが落ちている。海の中にももずくらしきものが見えている。

良い感じの枝。万年筆みたい。


ドライブ中の景色。
途中、冷やし焼き芋の無人販売があったので思わず購入。


まるみ屋で昼食。沖縄と関係ないメニューだけど美味しい。
地元の人に人気のようだった。

午後は安慶名敷島(アゲナシキ)という無人島に行ってシュノーケルをする。

無人島渡し船という海上タクシーのようなサービスがあり、2名以上のグループなら船で送迎してくれる。
1名の場合は倍の料金を支払うと言っても利用を断っているらしい。
まあ、当然ライフセーバーもいない無人島で事故が起こってからでは遅いからだろう。

座間味から行ける無人島はいくつかあるので、渡し船のおじさんにその日の潮の流れ等を踏まえたおすすめを聞くのが良いと思う。
クーラーボックスも貸してくれる。無人島なので食べ物や飲み物を持参しているのだが、きちんとしまっておかないとカラスに狙われるらしい。

安慶名敷島に到着。この島には野生のヤギがいる。写真は撮れなかった。

私たちを無人島に置いて帰っていく船。

海に入ると、波打ち際から1メートルのところにもうサンゴがいる。モリモリいる。
魚もめちゃくちゃいる。

海の中はピントが合わない。

写真では全然伝わらないが、今まで見たサンゴの中で一番カラフルで生き生きしていた。
赤、黄色、紫、青、こんなにいろんな色のサンゴが集まっている様子は壮観。
魚の色もカラフル。たくさん見れたけれど名前がわからない。

事前に105ストアで買っておいたポーク卵おにぎりを食べる。最高。


居酒屋 三楽で夕食。

刺身。

もずくの天ぷら。何かわからないけどサクサクしたものが混ざっている。

夜。座間味港の周辺には猫がたくさんいる。


4日目。


ホテルの朝食をいただく。バランスが素晴らしい。

この日は座間味島の近くにある阿嘉島という島に行くことにした。
阿嘉島は座間味島よりさらに人口が少なく、自然が豊かでシカもいるらしい。
みつしまという小型の船で15分くらいで行ける。

船はちょっと笑っちゃうくらい揺れた。


阿嘉港に到着。
写真は橋から撮影した阿嘉港。

レンタルバイクで島めぐりをする。
阿嘉島にはレンタカーはなく、借りられる乗り物は原付か自転車のみ。免許を取ってから初めて原付に乗ることになった。
レンタルショップのおじさんが親切で乗り方を教えてくれた。
阿嘉島から慶留間島、外地島まで橋でつながっていて一周できる。

絵になる。

ケラマジカ。
事前に調べた情報では「夜に運が良ければケラマジカに会えるかも」と書かれていたが、この後も4時間くらいで5~6頭見た。そこらへんに全然いる。

人んちの庭(?)にいるケラマジカ。

パーラーひびきで昼食。
おばあちゃん家みたいな雰囲気で、このまま何時間でものんびりできそうな錯覚がする。

タコライス。

高良家。

慶留間橋からの景色。雄大。
すぐ下の海は浅くて透明度が高く、海底の岩やサンゴが透けて見えている。
あまりにもすごくて、きれいで、しばらくずっと景色を見ていた。
本当にすごくて。


道路を横断するケラマジカ。


ニシバマ展望台に登る道。葉が茂りすぎているので腰をかがめて進む。

ニシバマ展望台から見たニシバマビーチ。
とにかく青い。
沖縄では北をニシというので、北浜と書いてニシバマといいます。(沖縄豆知識)

神社の境内にいたケラマジカ。よく会うね。

阿嘉島の集落では「石敢當」と書かれた石や塀がたくさんあった。
魔よけの一種らしい。
その地域らしさというのが、観光として用意された「らしさ」ではなく、生活に根付いた特有の部分が見られるのは良い。

阿嘉島めぐりは終わり。
レンタルバイクを返して帰路に就く。

最後に集落の写真を載せておく。
特に名所でもないし綺麗というわけでもないけど、観光ナイズされすぎていない感じがとても良かったので。

105ストアーに行く道(座間味)
通り道(座間味)
通り道(座間味)
105ストアーで買ったアイス。
通り道(座間味)
カタツムリみたいなヤドカリ。阿嘉島


・泊まったところ
Kanusuba Zamami
https://kanusuba.jp/

・昼食を食べたところ
青のゆくる館

まるみ屋

パーラーひびき(阿嘉島)

・夕食を食べたところ
レストランあか樹(Kanusuba Zamami内)

三楽


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