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3年が経って思うこと

こんにちは。ノブ(@chemordie)です。先日、子供3が3歳の誕生日を迎えました。いままでの経験からも子育てはトラブル続きであることは理解していましたが、この3年間を振り返ると感慨深いものがあります。今回はこの3年間を振り返ってみようと思います。

○子供3誕生

子供3は2019年の7月に生まれました。この時はまだ新型コロナウイルス感染は観測されておらず、いわば「コロナ前の時代」でした。3人の子育てをする日々は大変ではありましたが、この時には妻がまだ育休期間中で妻&子供たちは妻の実家でのんびり過ごしたり、私もなんの制限もなく出社したりと平穏に暮らしていました。
そして2019年の年末に世界がコロナ禍に見舞われ、行動が制限されはじめます。子供2の保育園は2019年度が終わる前に登園中止になりました。

○2020年度

年度が変わり、子供1は4月から小学生になりました。ただ、何事もなく登校できたのは入学式があった初日の午前中だけ。その午後から私の住む自治体の小学校は登校をとりやめ、小学生は家庭で学習を行うことになりました。
この辺の苦労の話は以前まとめました。

また、登校が再開となった5月下旬からは子供1の登校に対する拒否反応が出始め、一家全員で我慢の時期を過ごしました。(今振り返って考えると、一番頑張ったのは妻です。)
また、年度末には二度目の緊急事態宣言が発令されました。私はしばらくの期間、(もちろん周囲との相談の上、)自主的に出社を取りやめて在宅業務にあたったりもしました。

そして、2021年度が始まりました。

○2021年度

世の中がコロナとともに生活することに慣れ始めた2021年度は、登校に対する子供1の気持ちも整理され、毎日楽しく登校できていました。
給食のときは黙食でおしゃべりしない、季節に関わらず外に出るときはマスクをつけるのが当たり前、学校ではプールの授業をしない、というスタイルが子供1にとっては当たり前の学校生活で、子供2や3も今後どのような学校生活になるのだろうか…と、コロナ前の時代に子供時代を生きていた私や妻としてみればモヤモヤする部分もありましたが、元気に成長している子供たちを見ていると今を頑張るしかないのだ、という日常でした。

この時期に一番不安だったのは子供3の発語です。子供の成長には個人差があることは当然わかっています。それでも2歳を過ぎ、2歳半を過ぎ、保育園のクラスメイトの子たちが徐々に話し始める中で、子供3だけ全然発語がない状況は私や妻を非常に不安にさせました。
コロナ禍で周囲の大人がマスクをしている環境が原因では、という保育園の先生からのコメントもありましたが真偽は不明。ただただ不安な時期を過ごしました。

私と妻にとって救いだったのが「子供3は他者の話している内容を理解できている」ということでした。「○○しようね」というとその通りにやってくれるし、「○○ほしい?」と聞くと首を振ってYes/Noの主張もしてくれます。
かかりつけの小児科の先生や大きな病院で見てもらったりもしましたが、
「他者の言葉を理解できていて、意思疎通も可能。ふとしたきっかけで喋りだすかもしれない。様子を見ましょう。」
という判定を受けてモヤモヤ期間は継続。我々夫婦に出来ることは、子供の成長を信じて、家ではマスクを取り、できるだけ沢山(かつスピードはゆっくりと)子供たちと話をする、ということだけでした。
3人きょうだいの我が家では、幸いなことに子供たちの間での会話やコミュニケーションも盛んで、3人で遊んだり、子供1, 2が子供3に絵本を読んでくれたり、といわゆる「言葉のシャワーをたくさん浴びせてあげる環境」が整っていました。
そうした環境の中で、少しずつ喃語(なんご)から意味のある言葉を発するようになり、2021年末は「くるま」「たべる」「やだ」などの一語文を発することができるようになりました。(この時2歳半で、一般的な目安だと三語文を話せる時期でした)

○2022年上期

そして始まった2022年。まだまだコロナによる影響は大きく残っていますが、子供たちの成長を感じる出来事がてんこ盛りの半年となっています。
まずは子供2が卒園&小学校入学とまた1つ成長の階段を登るとともに、ほぼ同時期にコロナ感染&家庭内隔離生活という家族全員にとって初めての経験をしました。(これも別のnoteにまとめました)

もちろん大変な生活だったのですが、家族メンバーが少し離れた環境で暮らす事で、「今何してるかな?」「体調大丈夫かな?」「一緒に遊びたいな」などとお互いを思いやれるようになった出来事でもありました。子供たちなりに、普段近くにいると当たり前になっている事でも、離れてみると分かる大切さを感じたようです。

また、子供1がクラスメイトの影響を受けて公文を始めました。最初は大好きな算数だけ、という話だったのですが、楽しいから国語もやる!とやる気満々。学ぶ楽しさを教えて下さる先生方には本当に感謝です。その姿を見た子供2が触発され、自分もやってみたい!と体験授業を受ける段階まで来ており、2人で公文の教室に駆けていく姿を微笑ましく眺めています。

そしてコロナ感染者数が減ったタイミングを見て、少しずつ外出の機会を増やすようにしました。(最近また感染者数が増えてきたので色々とキャンセルしていますが…)
まずは私・妻それぞれの両親と子供達が接する機会を復活させました。それぞれ車で数時間の距離に住んでいる中でも行き来できていない状態だったので、念願の交流再開です。それでも往復時の途中休憩はなるべくナシ、他者とは極力接しない状態で、少しでも体調が悪い時は直前でも予定をキャンセルすること!感染者数が増えてきたら中止!というルールのもとで行っております。(2022年7月中旬時点で感染者数が増え、またもや中止になりましたが…)

また、完全予約制で入場制限がある場所にも出かけるようにしました。朝イチで空いている地方の博物館に恐竜が大好きな子供3が大喜びしたり、と楽しい時間を過ごせています。(こちらも2022年7月中旬からは中止しています)

他者との触れ合いや、今まで体験したことがなかったイベントが良かったのかもしれません。子供3の発語が5月ごろから目に見えて増え始めました。科学的な根拠もありませんし、成長のタイミングが偶然重なっただけかもしれません。ただ、思えば子供3は生まれてからほとんどの時間を我が家の外出自粛期間として、ほとんどどこにも行けずに過ごしてきたのでした。このような成長を目の当たりにすると、子供に色々と経験させてやらなくては!と思った次第です。

先日、子供3を保育園に迎えに行った際、園の先生からも「びっくりするくらいお話が上手になりましたよね!子供3とこんなに意思疎通ができるなんて!ってみんな喜んでます」と言われ、クラスメイトと交流する我が子を見ながら涙が出そうになりました。

○2022年7月下旬

現在また感染者数が増え始め、1日の国内感染者数が連日過去最高を記録しています。まだ3歳になったばかりの子供3はワクチン接種の対象年齢ではありません。またしばらくはどこにも出かけられない我慢の時を過ごすことになるのでしょう。

でも、今までもつらい時を我慢して乗り越えてこられた我が家なら、これからもなんとかなると信じています。不安な状況でも子供達からはたくさんのことを教えてもらいましたし、私や妻からも子供達にたくさんのことを教えて、共に成長していきたいと思います。

ノブ

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