いつか「王子様」なんて絶対に来ない〜バチェロレッテ最終回に寄せて〜

先日、娘に「白雪姫」の薄い英語の絵本を読み聞かせしながら、思わず、
「あなたはこんな風に王子様が来るのを待つような人生を送らないでね」とマジなトーンで語りかけてしまった、下衆な主婦です。娘はまだほんの2歳だというのに!!
最終回から1週間以上経つというのに雲隠れのようになってしまいすみませんでした。
同じくnoteにあがるガチ勢の皆さんの感想を読みつつ、自分の気持ちがなかなかまとまりませんでした。結果、ノーローズという最終結論以外はほぼほぼ予想を的中させたけど、そんなこと取るに足らないくらい何だか呆然としてしまっていました。
それでは白雪姫とは違い、自ら王子様を選びに行った萌子さんのバチェロレッテの結末がどう映ったのかというと。
一つ、言えることは、生まれてからずっと美しいものに囲まれて育ち、美しい言葉を使ったからといって、その人物も魅力的な存在になるとは限らないということでしょうか。
敢えて言わせてもらえば、最終回を経て、何だか夢から醒めたようにバチェロレッテである萌子さんに対する気持ちがすーっと波がひくように静まってしまった(何だか萎えてしまってアフター・ファイナルローズは未視聴です)
そして、もう1点思うことは、パーフェクトな両親のもとで幸せな子ども時代を過ごすことは、こと結婚という局面においてプラスに働くとは限らないんだなということも感じました。
萌子さんが誰も選べず、ファイナルローズを誰にも渡せなかった大きな要因はここにあったと私は思っています。
萌子さんに必要だったのは、「幸せな結婚ストーリー」を聞かせることよりも、「長い人生、一度は結婚もいいものよ。失敗したっていいじゃない。」という気楽にさせる言葉がけだったのではという気がしてならないのです。幸せな結婚ストーリーがいつしか彼女の無意識下で、「こうでなければ」という理想にすりかわり、ある意味では重荷になってしまったのではないかなと。
さて、バチェラーS2の最終回は未だに何度も見直してしまうくらい特に大好きな回なのですが。
今回のバチェロレッテの最終回での、杉ちゃんとの浴槽での戯れシーンはそれに匹敵するくらいの素晴らしいシーンになるかもと初見ではゾクゾクしました。
既婚者としてつくづく思うのですが、「何でもないようなこと」を共有できる相手というのはそういないし、それをできる相手の手は離してはいけないと。萌子さんの「浴槽の中で過ごすのが好き」そんな無邪気な一面を茶化さずに受け止めてくれる相手なんて杉ちゃんくらいじゃないのかな。
だからこそ、「もっと一緒にいたいけど、でも選べない」と杉ちゃんの前で涙する萌子さんに、「なんで!」「十分それは選ぶ理由に値するよ!」と全力でつっこんでしまいました。
何でしょう、誰しも必死に『正解』を探そうとするけれど、実は『正解』なんて存在しないんですよね。パーフェクトな結婚相手なんて存在しないんです。私たちにできるのは、選んだものを『正解』にしていく努力だけ。その行為を真実の愛と呼ぶのではないでしょうか。だからこそ、萌子さんの結末は何回考えてももったいなく映ってしまった……。結婚は、男と女のときめきみたいなものから解き放たれてからがむしろ面白いのに。(おっと……これはあくまでも個人的な意見です)
(そうそう、最終回直前の杉ちゃんのインスタライブを見ていたのですが。その時にBGMとして使用していた、SIRUPのLast Lover、この曲を萌子さんもインスタストーリーのBGMとして使用していて。やっぱり、あなたたち息ぴったりじゃない!!ああもったいない!!と思ってしまった。)
ちなみに最後の最後まで私には黄皓さんの魅力は響かず。あの自己開示を含めても終始、取引先を接待しているようにしか映らなかったです。むしろ、好意を抱いてたはずの黄皓さんに対しても萌子さんが、チベスナ顔を見せたことのほうがよほど衝撃的でした。
そうそう、今回のバチェロレッテの一連の記事を書くにあたって個人的な目標がありました。
それは、「笑える毒を吐く」ということ。たとえ、ご本人の目に入ったとしても笑って許せる(流せる)範囲でのイジりに止めようということ。
その目標に少しでも届いていたら光栄ですし、その目標は今後何を書くときも継続目標としなければいけないなと襟を正した次第です。
さて、ガチ勢の皆様、この「バチェロレッテ・ロス」何で埋めます?
今期は前クールとも異なり、何だかドラマもいまいちグッと来ず……(個人的には『共演NG』くらいかなという印象です)
早くも再び韓流沼にハマりつつあり、『サイコだけど大丈夫』に夢中の下衆な主婦です。
それでは今回はこの辺で。
下衆な主婦による下衆な勘ぐりでした!!

#バチェロレッテ #福田萌子  
#杉田陽平 #黄皓 #白雪姫 #sirup
#共演NG #サイコだけど大丈夫

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