息子の非行と親の子育て「少年院生活-その2」

息子の非行と親の子育て「少年院生活-その1」の続きです。


少年院へは月1回くらいのペースで面会に行きました。
家内と一緒のときもあったし、私だけで訪問したときもありました。
弟は結局一度も面会には行きませんでした。

一度だけ、家内の両親が訪問しました。
息子は家内の両親の家からお金を盗んだこともあります。
それでも孫には優しく接してくれました。
義父は少し怒っているようでしたが、もしかしたら私たち夫婦への怒りかもしれません。
こんな風に育ててしつけはどうなってるんだ?といったことでしょうか。
私とはしては義父に合わせる顔がありません。

面会へ行けば、食事は摂れているか?とか体調は?とか夜は眠れているか?など
たわいのない会話で時間を使いました。

手紙は私と家内へそれぞれ別々にやりとりしており、息子からは丁寧に反省の言葉とこの少年院での生活で更生するという決意の言葉もありました。

前にも書きましたが、息子が少年院にいる間は犯罪を犯すことがないので、不謹慎かもしれないけど安堵感をもって生活できました。
それでも少年院を出た後のことを考えなくてはいけません
でも、何をしたらよいのでしょう。

同じように不良少年・少女を持った親御さんの会に参加してみました。
息子が少年に入ったことは、ほんのごく一部の人しか伝えてません。
相談できる人もいません。
そういう会でほかの方の話を聞いたり、自分の思いを話したりして少し楽になった部分もあります。
ある会で、息子の話をしていたら我慢できずに涙ぽろぽろになってしまったこともありました。

ある方が言ってました。
「一番苦しいのは本人なんだよね」
この言葉が私には響きました。

続きは、また。


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