息子の非行と親の子育て「少年院生活-その4」

息子の非行と親の子育て「少年院生活-その3」の続きです。

前回の投稿に書きましたが、少年院にいる子たちは見た目は良い子ばかりに見えます。

先日、ある方の紹介で少年院(息子が入っていた所とは別の少年院)に訪問する機会がありました。
私が某スポーツに関わっておりその縁で参加することができました。
スポーツを通じて健全な社会人と接し、地域社会とのつながりの一助とすることを目的とした会でした。
少年院の生徒は60名ほど。関わった私たち大人は約50名。
少年院も門を通るとき、息子のいた少年院を思い出しました。

準備のための説明があり、少年たちと対面。
号令の掛け声の元、彼らが列をなし入場してきました。
ここでもまた息子をだぶらしてしまい涙が出そうになる。
説明や準備運動の後、その競技を子どもたちと楽しみました。
彼らにはとにかく褒める言葉をたくさん掛けました。
そこには、最初はなかった笑顔やリラックスした表情、真剣な表情がたくさんあります。
私も夢中になりました。
心の中でも応援しながら。

最後に一人一人と握手。
みんな目を見て握手してくれる。
私は「よくがんばったね。今日はありがとう」という言葉を掛けた。

息子と同じように、彼らも少年院を出た後も多くの苦労があるだろう。
なんとか生活の基盤を築いて家庭を持って幸せな日々を送ってほしいと願うばかり。

続きはまた。


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