息子の非行と親の子育て「少年院生活-その3」

息子の非行と親の子育て「少年院生活-その2」の続きです。

春に少年院に入った息子。

私自身は「少年院に入るような子を育てた親」という意識が強くなっていきます。

何が悪かったのか?
しつけが間違っていた?
接し方が間違っていた?
親子関係に何か溝があったのか?
精神的な問題があるのか?

自問自答の日が続きます。

息子が少年院に入ったことは近親者にしか話せません。
相談できる人もいません。

悶々とした日が続きました。

家内もふさぎ込みがちですが、下の子のことがあるのでなんとか気丈に振る舞いがんばっていた気がしてます。

時々、少年院から成績表のような評価が送らてきます。
中くらいの成績で「問題は起こしてはいないんだな」と思う程度でした。

年に一度、運動会が開催され、保護者は少年院の中に入れます。
基本的に保護者が少年院の中に足を踏み入れるのは2回だけ。
運動会と卒院するときです。

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