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Debian|git cloneで最新版のvimをインストール

Debian公式以外の外部リポジトリからインストールを試みても何個かパッケージの依存性が解決できず、その依存性を解決するために他のリポジトリを探して依存性を解決するパッケージをインストールしなければいけないことになり(vim最新版を使うために必要なパッケージのバージョンが3.6だとすると、2.9をインストールしようとしていますみたいな状況、3.6のバージョンをインストールするためにリポジトリを探して登録しインストールが必要)、かなり大変なことになったので、今回はgithubからソースをダウンロードしてインストールする方法でvimを最新版にしました。


# aptitude install -f vim

みたいにaptitudeというコマンドを使うと、解決策を何個か提示してくれて、yes/no/quitの選択肢で実行、次の選択肢を表示、処理を止めるの選択を自分で行うことができます。上記でも解決できませんでした。


vimの削除

まずpcにインストールされているvimを削除。

# apt remove vim
# apt autoremove  // vim削除で不要になったパッケージを自動敵に削除してくれる

git cloneでインストールするために必要なパッケージをaptでインストール

必要なパッケージ:
git
build-essential(vimのインストールに必要なgcc、makeコマンドなど含まれている)
ncurses-dev

# apt install git build-essential ncurses-dev

ウェブブラウザでgithubのvimのページに移動

僕の場合は下記を利用しました。

https://github.com/Shougo/vim


git cloneでソースをダウンロード

codeというボタンを押したらcloneと表示され、urlが表示されるのでコピーしgit cloneの引数に渡します。

// 下記ディレクトリに移動
# cd /usr/local/src

// git clone
# git clone https://github.com/Shougo/vim.git

ソースからvimをビルド


// 下記ディレクトリに移動
# cd vim/src

// ビルド
# make
# make install

以上でgithubに公開されている新しいvimのインストールが完了します。

vimのバージョンを確認


# vim --version
VIM - Vi IMproved 8.2 (2019 Dec 12, compiled Dec 31 2020 03:50:14)

aptに登録しているリポジトリが持っているvim関係のパッケージは、aptでvimをインストールしていないので、更新リストに上がってくることはないので、apt updateからのapt upgradeでまた古いバージョンをインストールしてしまうのではないかといった心配も不要。

# apt update

// パッケージ更新リストを確認するコマンド
# apt list --upgradable





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