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入院した話‼️ プロレスリング・ノア 稲村愛輝💪

前回のnoteを読んでいただきありがとうございます。

前回続きを書きたいと思います。

火祭り欠場が決まり、一夜明け、月曜日に大きな病院へ行きました。
手術をするとしても、診察後、入院の日程を決めて後日入院という話だったのですが、その日に急遽入院となりました。

入院の準備も当然していなかったため、矢野に合宿所から必要なものを持ってきてもらいました。

「リハビリで必要になるから、右足の靴だけ持ってきて。」と言ったら、矢野は左の靴を持ってきました。なにか試されているのかと思いましたが、連絡をして右の靴を持ってきてもらいました。

24時間の絶食後、手術に向かいました。
とにかくお腹が空いていました。

手術は初めてだったため少しだけ緊張しました。
下半身麻酔で手術をすると聞いて、以前母が言っていた「下半身麻酔の注射がめちゃくちゃ痛かった」ということと、経験した人全員が言う「尿道カテーテルがめちゃくちゃ痛い」という二点が気になってしかたがありませんでした。

結果から言うとどちらも全然痛くなかったです。

下半身麻酔だったため、意識はあり、下半身の感覚がだんだんなくなっていくのがわかりました。
「あんな注射だけで、皮膚を切って、骨にプレートを打ち込む痛みを感じなくなるのか…?」と不安になりましたが、気がついたら手術が始まっているようでした。

当然切る感覚などはなかったのですが、一度だけ頭の中に折れた時と同じような「ガツン!」という音とも衝撃とも言えない感覚がありました。

手術が終わると先生に「こんなに重い脚は初めて、骨は太くないけどめちゃくちゃ固いですね。」と言われました。
それを聞いて「こんな重い体を支えてくれてありがとう…」と骨に感謝をしました。

術後、病室に戻ると、先生に「麻酔が切れると少し痛むと思います。」と言われました。
しかし、看護師の友達からは「麻酔が切れたら地獄だよ。」と言われていました。

「ど、どっちなんだ…」とビビりつつ、ウトウトとしていると脚に今まで感じたことのない痛みが広がってきました。

感覚で言うと、骨を物凄い力で握られているような痛みです。
「地獄のほうだ!」と絶望し、痛み止めを飲んで寝てしまおうと思いましたが、痛み止めは一向に効きませんでした。

ナースコールを押し、次に痛み止めの点滴を打ってもらいましたがまた効きませんでした。
「もう一回麻酔を打ってくれ!」と言いたくなるほど痛く、2時間ほど耐えた後再びナースコールを押して「も、もっと強いのないですか…」と言ったところ坐薬を提案されました。
坐薬の恥ずかしさなんてもうどうでもよかったため、即決で坐薬を入れてもらいました。
すると、痛みの感覚がだんだん薄れてきて、朝方ようやく眠ることが出来ました。

起きて久しぶりの食事を楽しみながら、刃牙でジャックハンマーが骨延長手術をやっていた時に書かれていた「圧痛」とはこのことだったんだなと思いました。
そして「骨一本でもあんだけ痛かったんだから、全身なんか無理だな。さすがジャック兄さん。」とも思いました。

余談ですが、刃牙30周年展で展示されていた等身大のジャックハンマーの骨格は人間じゃなかったです。
あんなふうになりたいです。

その後は痛みもひき、松葉杖のリハビリをし、2日ほどの入院で合宿所へ戻りました。

骨折した時の痛みより、術後があんなに痛いなんて思ってもいませんでした。

術後の痛みや、不便さ、何もできない日々のこと全てを考えても、やはり大きな怪我はもうしたくないなと思いました。

そうならないためにも強い身体を作り、どんな衝撃でも壊れないようにします。

2回にわたり、怪我の話を読んでいただきありがとうございました。

日本武道館大会、火祭りとまだまだ激しく厳しい戦いが続きますが、熱く、強く戦い抜きます!

プロレスリング・ノア 稲村愛輝💪

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