ちょうど1年前の火祭りで怪我をしました。
大きな骨折は人生で初めてでした。

新潟での試合中、頭の中に「バキッ」とも「バチッ」とも言えぬ音が響き「何かしらがどうにかなったな…」🦴と感じました。
ですが、走れたし試合も勝てたし、大事には至っていないであろうと思っていました。
しかし、バスで帰り、次の日起きたら歩くのもままならぬほど痛くなっていました。

2日後は大阪で田中将斗戦、勝てば火祭り決勝進出、という状況でした。
「無理をしてでも試合をしてやろう」という思いと、「こんな状況で田中将斗相手に戦えるのか…」という思いが頭の中でずっとぐるぐる巡っていました。

長濱先生に相談したところ、「必ず病院に行ってレントゲンを撮ってきてください」と言われたものの、土曜日だったし、病院に行ったふりをして、大きな怪我はなかったと嘘をついて試合をしようと考えました。が！僕の性格を把握しきっている長濱先生は、土曜日でもやっている近くの病院を調べ上げ、僕に送ってきてくれました。

こうなっては行かざるを得ないため、病院に行きました。
診察をし、レントゲンを撮り、結果を待っている間もまだ僕は「大丈夫。なんともない。大阪へ行く。」と思っていました。

名前を呼ばれ、診察室に入った瞬間、「あ、もうダメだ。」と諦めるしかないくらいポッキリと折れた自分の骨のレントゲンがありました。
すごく綺麗に折れていました。

その場で長濱先生と会社に骨折の報告をし、火祭りを途中欠場となりました。

諦めがついたからか、もうどうしようもないからか、なぜか病院から帰った足で道場に行ってトレーニングをしました。

あの状況では絶対に田中将斗とは戦えなかったし、戦ったとしても後悔だけが残っていたと思います。

病院の情報を送ってきてくれた長濱先生にはとても感謝しております。

あれから1年が経ち、再び僕は火祭りに出場しています。
初戦の田中将斗戦は30分引き分けでした。

これがアップされている時にはどんな星取りになっているかわかりませんが、残りを全勝、そして優勝したいです。

また機会があれば、入院、退院、欠場中の話を書きたいと思います。

ありがとうございました。

プロレスリング・ノア　稲村愛輝

2022年07月16日 （土）武道館大会特設サイト

2022年07月16日 （土）武道館大会チケット

プロレスリング・ノア 今後の大会スケジュール