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ビジネスプレゼンテーションステップ1.ゴールと目的を明確にする

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ビジネスプレゼンテーションにおいて、聞き手の「興味が湧かない」、「自分にとって意味があると思えない」、「結局何をすれば良いのか分からないといったネガティブは、話し手の「緊張する」、「スライドつくりに時間がかかる」、「何を伝えれば良いか分からないから、相手が動いてくれない」といったネガティブが作り出している。

ビジネスプレゼンテーションを7つのステップに分けることで、「効率化」、「高い再現性とPDCA」、「必ず結果がでる」ことを約束する。


ビジネスプレゼンテーション7つのステップ1.ゴールと目的を明確にする

ここで、質問。

話し手にとってビジネスプレゼンテーション終了後、聞き手がどんな状態になっていたら成功か?具体的に考えたことがあるだろうか?また、その考えた状態は適切だったのだろうか?

ここでは、具体的に考えることの大切さと、適切な終了後の状態設定ができるようチェックポイントをお伝えする。

ゴールと目的の違い

ゴールとは、終了後はどんな状態か?を明確にすること、目的は、何のためにそのゴールを目指すのか?を明確にすることである。

たとえば、企画部門から、社内営業部向けのビジネスプレゼンテーションにおいて、自身の主張が「売上を伸ばすには、客数の増加が必要であり、新規客開拓をするべきだ」とした時のゴールは、ビジネスプレゼンテーション終了後「聞き手が新規見込み客リストを作成に着手する」となる。この時の目的は、自分自身が何のためにそのゴールを目指すのか?として、「営業部隊が迷わず効率よく販売活動ができ生産性を上げる」こととなる。

ゴールは、ビジネスプレゼンテーションが成功した状態。目的は、ビジネスプレゼンテーションを成功させようとする原動力になるもの。どちらも意識して抑えておくことが重要である。

では、ここからゴールの設定方法を説明する。

時勢を整理する

いつのゴールを設定するのか?ビジネスプレゼンテーション終了後なのか、終了後、ききてが 動き出し、企業活動を行ったあとビジネス的成果を生み出したときの状態なのか?

つまり、「聞き手が新規見込み客リストを作成に着手する」その先、つまり三か月後には、「100件の顧客が増加している」ことが見えている。

しかし、あくまでもビジネスプレゼンテーションの終了後の状態をゴールとして設定することとする。

なぜならば、三か月後の「100件の顧客を増加させる」ためには、まだ三か月の猶予があることと、その三か月の間にPDCAを回しつつ、改善、計画、施策を主張する場面があるからだ。

当然、相手を動かすためのメッセージには、「3か月後には100件の顧客が増加している」は効果的であるが、それはステップ4にて記述する。

難易度から決める

より適切なゴール設定は、難易度を考えたうえで、、自らの意思を持って決める。

「聞き手が新規見込み客リストを作成に着手する」というゴールの難易度をさげると、「聞き手が新規見込み客リスト作成を知る、理解する」となる。この時の目的は、「伝える」となる。

また難易度を上げると「聞き手が新規見込み客リストを300件作成する」、「聞き手が新規見込み客リストを作成し、さらに活動スケジュールを作成する」となる。もっと難易度をあげると「聞き手が新規見込み客リストを作成し、さらに活動スケジュールを作成し、見込み客へアポイントを取り出す」となる。

ビジネスプレゼンテーション7つのステップ1.ゴールと目的を明確にする.まとめ

どの難易度を選択するかは、自分次第ではあるが、なるべく高い難易度にチャレンジしたい。一回のビジネスプレゼンテーションで、相手に行動を起こさせ、その行動が成果を生み出すことでより高い価値を生み出す。

当然そのためには、ビジネスプレゼンテーション前の根回しやコミュニケーションが大切になるのは確か。

それでは、次回ビジネスプレゼンテーション7つのステップ2.聞き手を分析するに繋げる。