「○○のために拡散してください!」ってそれ自分のためだってバレてますよ

ちょっと前に「6月中に10万人のチャンネル登録いかないとYouTubeの更新ができなくなる」と言っていたYouTuber兼校長兼起業家がいた。

さて7月だ。どうなったかというと、まだ普通に投稿は続いている。

6月の末にアップされた動画の最後に、ちょろっとだけ「継続する」といった旨のコメントをやんわりやんわりと残しただけの報告だった。それまではコメント欄にも本人が「6月中に10万人登録のチャレンジやってます」と常に書いていたのだが、それも7月に入るとパタリと無くなった。

納得がいかない。参考のために動画を見ていたし、実際コツのようなものは掴めたと思う。カメラのアングル、冗長な編集は気になるものの、サッカーをやっている人間には有益と判断していい動画だった。それだけに、こういう本編以外でのノイズが非常にもったいない。

そもそもの話で、この人の「上から目線」が非常に気になる。6月末の継続の旨を話している動画も、途中から椅子にふんぞり返りながら説明しているし、Twitterのコメントでケイスケホンダに会いたいと言ってるのだけど、「ぜひ会いましょう。連絡ください」と来た。お前が連絡しろと思った人は結構いると思う。

些細なコトかもしれないけれど、YouTubeやTwitterというデカいメディアに実名と顔出しで出るという意味がわかってない。セルフブランディング以前の問題で姿勢の面に難がある。そのくせ、指導した人間を「この人は人間性がめちゃ良いから絶対代表に入れる」とかいう。それで入れるなら苦労せんわ。あと簡単に「絶対」とか使うな。とにかくどこかが少しずつズレている印象。

そんなわけで、この人のコメント欄は「謝罪動画出せ」「無料で見られるんだから文句言うな」の応酬の場と化している。どこかで取り上げられたら延焼しそうな話題だけど、一部のみにとどまっているのは皮肉なコトにこの動画の認知度の低さ故だろう。

僕も正直なところ、一度ちゃんと説明動画を出すべきだと思っている。なぜかというと、YouTubeの動画が収益化されたら結局この人は登録者数を稼ぎたいだけにしか見えなくなるからだ(たぶんそろそろ条件は満たしていると思う)。となれば結局カネ目当てだったのかと判断されても仕方ない。それをスルーして説明責任を逃れているからムカつくわけだ。

文句あんなら見るなという論調はごもっともなんだけど、粘着している一部の人達はこの動画に期待して見ていたからこそ「ちゃんと謝れ」と言っているように思う。僕もそうだ。余計なバイアスがかかり、動画本編よりも些細な所作やコメントが気になるようになってしまった。

別に目標数なんか定めずに始めれば良かったんだ。YouTubeを甘くみていたか、それとも意識高く目標も高くと鼻息荒く始めたのかは知らないけど。これが初動としての失敗だと思う。

本人の目標は「代表監督」だそうだ。高い目標は良いと思うけど、いざ彼がもっと多くの人の目に触れるコトになった時、YouTubeやTwitterでの動画や発言、態度がどういう影響を及ぼすか、邪な気持ちで見ている。

無駄な時間だなと思いながら、結局毎日動画…というかコメント欄を眺めている。

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