レッドカードのタイミング

いつも行く飲み屋の常連さんが出禁になった。Yさんとする。

Yさんは既婚なのだが夫婦関係が冷めきっているらしく、よく奥さんではない女性をその店に連れてくる。深く聞いたコトはないけど、他の飲み屋でナンパしたような雰囲気の女性だ。あとそのお店でも女性客が来ていたらよくナンパ…というか声をかけている。

それが一部の女性陣に評判が悪かった。

僕の女友達も「あの人ボディタッチが多いからあんまり行きたくない」と言っていた。一方で、常連だらけのお店に一人で飲みに来ている女性に声をかけて会話の輪に入れたりするコトは悪いコトではないと僕は思っている(限度はあるけど)。

それでも女性陣からのクレームが多いようで、店長も見兼ねつつあった。それが先々週くらいの話。

そんでこないだ一人でふらりとお店に行ったら、店長がおもむろに「先週の金曜にYさんを出禁にした」と僕に言ってきた。やっぱり女性陣、プラス男性常連客からのクレームに耐えかねたようで、苦渋の決断をしたという。伝えた後は胸が痛んだと言っていた。

その日もYさんは女性と一緒に来て、お店の隅でいちゃいちゃしてたそうな。それは別にいいじゃんと思ったのだけど、どの程度のいちゃいちゃ具合だったかは知らないので、すごくいちゃいちゃしてたらそりゃ店の雰囲気悪くなるよなとも思った。というかそんないちゃいちゃしたりできたりする店じゃないんだけどな。

僕は「最初はイエローカードくらいで良かったんじゃない?」と伝えた。いきなりアウトにするより、警告を出して様子を見るというのも一つの方法だったように思う。何やかや言っても長年の常連さんなわけだし、おいそれと切ってしまうのもどうかと思った。

とはいえ店長権限なので、一お客の僕がどうこう言う話でもない気がするし、うーん。難しい。僕だったら累積退場方式にする。

このお店の先々代は、戦後すぐから屋台をひいていたおばあちゃんで、いわゆる「肝っ玉母さん」だった。雑なおっさん相手に切り盛りしていたから、お店の風紀を乱すような客には容赦なかったという。

時代が変われどそれはあっていいと思うのだけど、「話せばわかる」状態ならばまずは話してみるというのもいいんじゃないか。

タイミングが合えばYさんの話も聞いてみたい(どうせ他の店で会うから)。

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僕もあなたがスキ!
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あおいのあ

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