NT倍率について

NT倍率のNは日経平均株価、TはTOPIX(東証株価指数)の意味で、日経平均株価をTOPIXで割ることにより算出される指標です。日経平均は東証一部の上場銘柄の中から、日経新聞が選んだ日本を代表する225銘柄の株価合計を除数で調整した平均価格のため、株価の高い値がさ株(ハイテク関連セクターなど)の影響が強いです。一方、TOPIXは東証一部全上場銘柄の時価総額による加重平均で計算されるため、時価総額の大きい銘柄(内需セクターなど)の影響を受けやすいくなります。そのため、ハイテク関連セクターの株価が内需セクターよりも上昇するとNT倍率が上がりやすくなります。
しかし、今はファーストリテの動きが大きく左右します。

4/22までのNT倍率推移が下図になります。

現在日経平均指数構成ウェイトが下図になります。ファーストリテ、ソフトバンクG、ファナックで約20%を占めます。
過去のデータを参照にすると、現在の水準は日経平均がTOPIXに比べて割高水準になります。

日経平均の上昇がファーストリテが寄与したのは間違えないと思います。
NT倍率について質問がありましたので書かせて頂きました。

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