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インクルージョン〜包摂性について思うこと

たくさんの誕生日メッセージに心がポカポカの夜です。

今日はカナダの生物学者David Suzuki著「いのちの中にある地球〜最終講義:持続可能な未来のために」を読み返していました。

よくネットで引用される彼のQuote:

The way we see the world shapes the way we treat it. If a mountain is a deity, not a pile of ore; if a river is one of the veins of the land, not potential irrigation water; if a forest is a sacred grove, not timber; if other species are biological kin, not resources; or if the planet is our mother, not an opportunity -- then we will treat each other with greater respect. Thus is the challenge, to look at the world from a different perspective.”

「世の中を『どう見るか』で、世の中を『どう扱うか』が決まる。山々が鉱石のありかでなく、神として見たら。 川を灌漑用水の水源でなく、土地の静脈として見たら。森を材木を切り出す場所としてでなく神聖な木立として見たら。 ある生物種を『資源』でなく生物学的親族として見たら。そして地球を『機会』でなく私たちの母として見たならば、私たちはお互いにもっと敬意を持って接するはず。これは、世の中を別の視点から見るという『挑戦』なのだ。」

「異なる視点・視座」を尊重しあうことの「大切さ」、そして「難しさ」を説いている点に、私はとても共感を感じています。それぞれが頭の中に作っている視点、あるいは「モデル」は「おそらく考慮していない、外部化された情報があるはずだ」という意識さえ持てば感情の対立にならないはずなのに、ひとはどうしても対立してしまう。

インクルージョン(包摂性)~誰一人取り残さない社会とは、すべての人の視点を「そのまま」カゴに入れる事ではなく、一人でも多くの人たちが「異なる視点」を尊重しあう対話の社会なんだろうし、その空気を作りだすのが、自分のつけるべき価値なんだろうと理解した56歳の決意でした。

がんばろっと。これからもよろしくお願いします♪

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