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【全文無料】総目次 世界史/日本史のまとめ

【全文無料】総目次 世界史/日本史のまとめ


基本コンセプト

 昔と今を、今と未来をつなぐ。

 世界の中の日本、日本の中の世界をつなぐ。

 世界史を26ピースに「輪切り」にし、
深く、たのしく、わかりやすく”翻訳”する。

コンテンツの一覧【1】ゼロからはじめる世界史のまとめ(世界史×ゼロから)

【2】同時に学ぶ! 世界史と地理(世界史×地理)

【3】世界史のまとめ × SDGs(世界史×未来)

【4】"世界史のなかの"

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塩水と呪い

塩水と呪い

 先日の対談キャスでもそんな話をしたけれども、「根源的な問題は自身が成長過程において抱えた心の傷なのだが、そのことを自覚/直視して癒そうとするのではなく、いま自分の耳目に触れた他人の事案で、自身の心の傷を刺激するものをとにかく攻撃することで、対症療法的にモヤモヤを晴らそうとする(ただし、本人にその認識はない)」という種類の人たちというのは、なかなかしんどいものだなあと思う。

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みんなが差別を批判できる時代ーーアイデンティティからシティズンシップへ

みんなが差別を批判できる時代ーーアイデンティティからシティズンシップへ

 『「差別はいけない」とみんないうけれど。』(平凡社、2200円)が7/18発売されて以来、さまざまな反響をいただいています。読者にも恵まれ、発売後即重版が決定、電子書籍版も発売されました!(8/30追記、3刷になりました!10/03追記、4刷になりました!) 今回、本書全体の見取り図となる「シティズンシップ」と「アイデンティティ」の論理を説明した「まえがき みんなが差別を批判できる時代ーーアイデ

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放射脳だった僕が、放射能のこと勉強した結果

放射脳だった僕が、放射能のこと勉強した結果

僕は正直なところ、原発問題に関しては無関心な方で

まぁ、合理的な代替エネルギーが出てきたらええのになぁ

科学者頑張ってや

程度にしか思っていない

そんなわけで、福島を中心とする放射能問題に関しても、実生活で目に見えてほとんど関わってこないので

普段の生活で関心を持っていないのだが

メルトダウン当時、茨城県が謎に放射線量が高かったという記憶だけは鮮明に残っているので、未だにスーパーで茨城

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ゴーン夫人の出国を「二重国籍の悪用」呼ばわりするのは筋違いである件

ゴーン夫人の出国を「二重国籍の悪用」呼ばわりするのは筋違いである件

(画像はウィキメディアコモンズ:Ecole polytechnique [CC BY-SA 2.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.0)])

 カルロス・ゴーン氏が4月4日、新たに特別背任の疑いで再逮捕されました。一方ゴーン氏の妻は、東京地検にレバノンのパスポートを東京地検に押収されていたところ、米国&レバノンの二重国籍であったため、

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ルポ「つけびの村」01/06 〜山口連続放火殺人事件の因縁を追う〜

ルポ「つけびの村」01/06 〜山口連続放火殺人事件の因縁を追う〜

2013年7月に山口県周南市で発生した山口連続殺人放火事件について、2017年に取材し、まとめたものを6回に分けて公開します。存命の関係者のお名前は全て仮名です。2017年9月7日脱稿、その後少し寝かせていました。

 第23回参議院選挙投票日の2013年7月21日。前月からの猛暑が続く山口県周南市・須金(すがね)・金峰(みたけ)地区の郷(ごう)には、この日も朝から強い日差しが降り注いでいた。そよ

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『隈研吾という身体――自らを語る』刊行記念トークイベント 隈研吾×大津若果×真壁智治(前篇)

建築・都市レビュー叢書5、大津若果『隈研吾という身体――自らを語る』(NTT出版)の刊行を記念して、2019年1月14日、東京表参道の青山ブックセンター本店で、隈研吾×大津若果×真壁智治のトークイベント「進め! 建築の外へ」が行なわれました。
(以下はトークの内容を一部抜粋・編集したものです。)

(書影をクリックすると、3/2に大阪・梅田蔦屋で行われるイベントにジャンプします。)

――――――

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ユーザーを泥棒あつかいした産業は、歴史的に沈んでいった

ユーザーを泥棒あつかいした産業は、歴史的に沈んでいった

昨日、noteを運営するピースオブケイク社から、以下のような声明が出ました。

2月13日の文化庁の文化審議会著作権分科会での、ダウンロード違法化に反対する声明です。海賊版対策に、ダウンロードを違法化の対象を超拡大するというのは、害のほうが大きすぎるという意思表明です。

本来なら、こういう政治的なゴタゴタには、スタートアップは近づきたくありません。ですが、noteは「だれもが創作をはじめ、続けら

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知識の資本主義的収奪としての学校教育

知識の資本主義的収奪としての学校教育

関廣野『プラトンと資本主義』 北斗出版 1982年 http://amzn.asia/d/fkuOhRG
p380-382
例えば政府の高官と一介の女性の事務員を分け隔てているのは、身分ではなく官僚機構内の位置の差にすぎない。この事実に対応して、社会的官僚制が規範とする知識は、原則として万人に解放された公的な性格をもち、さらに特定の人格に神秘的に合体した知識ではなく、知識そのものの非人格的な権威が

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いつか話した「世間」というものについての回答

 親愛なるAへ。

 私個人がキミから受けた恩恵に対しては、感謝しても仕切れないものがある。
 だからそこにあえて波風を立てるようなことを望まないのは、お互いの理解の一致するところだと思うが、私はここでもう一度キミとこれまでに繰り返してきた議論を振り返ってみようと考えた。それはもちろん、我々の議論をまとめるためではあるけれど、同時に今の時代のありようというものをいくらか記録しておく上で、いささかは

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キミのお金はどこに消えるのか【特別編】アベノミクスってナニ?

キミのお金はどこに消えるのか【特別編】アベノミクスってナニ?

なぜキミ金でアベノミクスを取り上げないのかと質問されたので、
書き下ろし特別編です。
KADOKAWAとは関係ないプライベートでの更新です。

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町山智浩さんの『万引き家族』評はどこが間違えているのか。

 映画評論家の町山智浩さんの『万引き家族』評が話題を呼んでいます。それについてはここ(http://ch.nicovideo.jp/cayenne3030/blomaga/ar1578982)でも書きましたが、もういちど、べつの視点から語ってみることにしたいと思います。

 まず、町山さんの言葉を引用しましょう。

(町山智浩)スーパーでほんの少し、家族全員が食べるご飯をとっているだけなんですよ。

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