天燈(ランタン上げ)。

台湾ではもうすぐ元宵節。(新暦の)日本でいうと小正月にあたる。

この日は天燈を沢山の人が空に飛ばす。
今年は2/11を中心に何回か(及び各地で)行なわれる模様。街中だと危ないので郊外の広場で。

タイとかベトナムとかでも行なわれる行事だけれど、台湾のも毎年規模が大きくなってきている(天燈上げ自体はわりと新しい行事)

私も何度か上げたが、宵闇の中をほんわり灯ったランタンがゆらゆらと空に昇って行くのを見ていると風情がある。

天燈には筆で願い事を書く。
薄い紙(習字の半紙くらい)で出来ているから、軽い。
下部に燃やすための半紙の束が付いていて、そこに火をつけると袋状になっている部分に暖気がたまり浮き上がる。

浮き上がる寸前まで下部の縁を手で持つのだが、暖気のせいで顔の周りまで暖かい。
浮き上がりの力が強くなってきたら、パッと手を離すとスーーッと上がる。あの瞬間は楽しい(^^;

元宵節ではもの凄い数の天燈が一斉にあがる。
空一面ゆらゆら天燈。
残念ながらまだその風景は生で見たことがないが、いつかその場に行けたらなぁ。
平渓線の終点の菁桐車站。
ここでも上げられる。昼夜関係なし。夜の方が断然綺麗だけど。

※人気で良いことばかりでなく、最近は大量の天燈の燃えかすなどが近隣を汚すため、その処理などが問題視されている。せっかく有名になった行事なので良い対応策がとられると良いな。

余談だけれど、願掛けの様子は映画「あの頃、君を追いかけた」の中盤に出てくる。場所は平渓站から坂を下った所にある石底橋の上。
(真似して私もそこから上げた)予告編にも様子が一瞬出てくる↓

https://www.youtube.com/embed/k91X0TICrdM?feature=oembed

台湾、香港で大ヒット。
この映画公開後に台湾ではポニーテールの女の子が一気に増えた(笑)





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