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最高にランダムなプレイリスト。TRAVELING WITHOUT MOVING

「川口さんは最近何を聴きますか?」

とお客様からの質問に、即答できない自分がいた。数年前の自分であれば、その時ヘビーローテーションしている曲が何曲かあり、質問者の雰囲気に合わせミュージシャンを返答していたものだ。

こんな時言いたくない返事

「いやー何でも聴きますよ」

なぜなら自分が「最近何を聴くのか」「どんな音楽が好きか」という質問をするときに「何でも聴きますよ」という答えにつまらなさを感じてしまうからだ。


だけどこの度、「川口さんは最近何を聴きますか?」の質問に対し即答できない自分がいたし、「音楽は好きでいろいろ聴くんですけどね」とつまらない答えをしてしまった。


なんとつまらない。


でも確かに最近はラジオばかり聴いているせいで音楽を聴くという時間とシチュエーションがなかなかないのは事実だ。いやラジオのせいにしているが、自分の中での音楽のあり方が変化したのだと思う。昔のあの音楽へのパッションはどこへいったのだろう。仕事中でもあの曲を今聴きたいという欲求があり終わり次第すぐにでもイヤホンをすぐにしていた。今はそういうのも無くなったように感じる。

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唯一、音楽に触れている瞬間がある。いや一つではなく二つか。一つは仕事中に聴くサロンミュージック。でも聴きすぎて飽きる場合も多い。

唯一といったのは日曜夜8時、J-WAVE 「TRAVELING WITHOUT MOVING」である。

音楽、旅が好きな人はぜひ聴いてみてほしい。ナビゲーター?パーソナリティ?DJ? どんな呼び方がいいのかはわからないけど、野村訓市氏の低い声とおもしろエピソード、リスナーへのちょい斜めからの優しさミックスコメントなど、くすっと笑えるようなトークがまた最高である。

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日曜夜8時に聴くにはちょうどよいのである。

そして音楽のチョイス、リスナーからのリクエストも同世代、同類の人たちの集まりのせいかいい感じのチルなミュージックが聴けます。この番組で知って何度も聴くということはよくあります。

最近きていて「あーこれいいなー」と思ったのがこちら。

今は旅をすることは難しいですが、いろんな人の旅のエピソード、野村さんのエピソードを聴きながら音楽を聴く。自分が聴こうと思って再生するのではなく、たまたまラジオから流れてきた曲に心躍らされ、聴き入ってしまう。そんな偶然の出会いみたいな音楽の聴き方を最近はしております。

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「週に一度しか聴くことができない、だからこそアディクトしてしまう。それは旅をすることともにているのだろうか。」


これはたしか野村訓市さんがいった言葉だったような。

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