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SNS上だけで建設的な議論をするのはものすごく難しい。だから――


※オチは最後の黄色い背景の画像です。
文は内容より長さがキモなので、読まずに画像が出るまで飛ばしてもOK。



AIに対する考え方、主義主張は人によって様々です。
そして、表立って発言している方々は、各々主張が固まっている場合が多い。

SNS上で生成AIについての議論をたまに見かけますが、主張が固まっている、主張を変える気のない人間同士で主張をぶつけ合うのは、議論でなく単なる「正しさ」のぶつかりあい、「否定の応酬」になりがちです。
否定をされると心の柔らかい部分が傷つき、その防衛作用として「自分は絶対的に正しい」という鎧で自衛しようとし、自分の主張を肯定するものしか認められなくなり、認知に歪みが生じる危険があります。

相手の主張に異議を唱えたくなった時は、あくまで行為の否定に留め、「それを信じる相手の人格否定」にならないよう注意が必要です。
例えば「絵の学習は法律で許可されています」という主張ならば現状の事実以上でも以下でもありませんが、これが「絵の学習は合法なのにまともじゃないから法律がわからないんだね」という言い方だったら、相手はどう思うでしょう。
この手の言い回しは、絵を学習するのは合法だという主題より、相手を自分基準の「まとも」という偏見で否定し貶めたい、相手より自分は優れているとマウントしたい、という主題とは違うところから持ち込んだ攻撃性を感じます。AIについての全ての知識を完璧に把握するなど、土台無理な話です。多くはおそらく普段は普通に生活を頑張っている方で、法律の専門家ではないでしょう。少し勉強不足だったり、ちょっと勘違いしてしまうのも当たり前です。それを言っている側の方も、完璧な法律の知識を持っているわけではないはずです。
知らない相手に突然自分の主義主張を否定されたり、人格攻撃をされるのは、誰だって嫌です。動揺し、自分の身を守ろうと相手に攻撃的になるのは自然な反応でしょう。

では相手を否定するのではなく、反対してくる相手にも自分の主張をわかって欲しい、自分の主張は相手にも有益だと作品を見せながら説明し伝えたい、という行動をした場合、相手にどう映るか。
いくらAIに反対している絵描きさんにAIが有益だと言葉で主張したり、有益なAIの使用・作品例を見せて言葉を尽くしても、反対している方が一番問題視しているのが「著作権のある画像の無断学習」だった場合、生成・活用はそれがクリアされた次のステップの話なため、理解を得られないどころか、論点をズラしている、こちらの話を聞く気がない、と捉えられ、逆効果になる可能性があります。

どうしてもAI使用の悪用に懸念を示す、もしくは反対する方に理解して欲しいのであれば、まずは「画像AIの使用を明記して作品を発表した上で、相手を納得させられるもの」に挑戦するといいのではないでしょうか。最初からAIと明記しておけば、少なくともAIに反対している方に「手描きと思ったのにAIか、騙された」というマイナス感情を持たれる可能性を排除できます。お得! 
ちなみに自分はそういうのは特に意識してないのでブレブレです。意識してる方はやった方がいいのではないかな、という話です。
自分のようにのらりくらりやっている適当な人間でなく、真正面からAIと手描きを融合させた効果的な使用方法を模索し、推進活動をしている方々には頭が上がりません。自分に言われても嬉しくないとは思いますが、影ながら応援しています。


もし相互理解、和解を求めて議論をしたいという事なら、自分の主張を優先せず、かつ相手を否定せずに相手の主張によく耳を傾ける事から始めるのがいいのではないでしょうか。相手を一人の人間として尊重し、まず衝突しやすい本題でなく別の話題から、例えば漫画アニメ文化が好きなのであれば、そこから共感できるポイントを見つけていく。段階的にコミュニケーションを重ね、相手の人間性や主張の成り立ちを知り、少しずつ理解を深め、頃合いを見て、自分の思考の成り立ちも相手に話す。時間がかかりますが、本当に話し合いで問題を解決したいと思うなら、遠回りでもそれが一番近道ではないでしょうか。




つまり何が言いたいかと言うと、SNS上だけで建設的な議論をするのはものすごく難しい、という事です。




一応自分の立ち位置も、改めて表明しておきます。
自分は手で絵や漫画を描くタイプの画像AI肯定派です。SDにも自分の絵は学習されているようです(ここから検索できます→https://gigazine.net/news/20220915-have-i-been-trained/ )し、Danbooruにも自分の絵が掲載されています。
それでも自分が画像AIを肯定するのは「先人の技術を礎に新しい技術が開発されるのはどの分野でもなされてきた、文明が進み絵の分野にもそれが回って来るのは自然な流れ」と思っているからです。
今普通に生活しているだけでも、AIだけでなく様々な文明の利器、先人の技術の恩恵に預かっています。自分はそのように便利なものを作ってくれた先人たちの技術に感謝しています。自分の描いてきた絵が新世代の技術に取り込まれる――絵や漫画を描くしか出来なかった自分が未来の技術の礎の一部になれるのは、自分にとっては大変ワクワクする喜ばしい偉業です。自分が死んだ後に生まれる未来の人間が、自分の絵が組み込まれたAI技術で新たな作品を作る可能性がある。胸が高鳴ります。
(※あくまで自分の話でレアケースです。全ての絵を描く方が自分のように絵や漫画しか得意なものがないわけではありませんし、画像AIを肯定するしないについても各々違った考えがあり、それはその方の人生の成り立ちにも影響する大切な部分かもしれません。属性や思想的な立ち位置で雑に一括りするのはやめましょう)

AIで著作権問題が表出するかどうかは、現在の法律では学習よりも生成結果で判断されます。もちろんディープフェイクが簡単に作れてしまう、著作権問題とは異なるSD1.5系へのNAIリークモデルの混入など、今の画像AIは様々なリスクや問題があり、使う側のモラルを高める必要性を強く感じます。
使う側のモラルを気にかけながらAIを使用する人はちゃんといる。でももっとたくさん、一人でも増えて、大きな流れになって欲しい。その願いから、微力ながら自分も、自分の考える好ましいAIの使用例をネット上に発表する一員になりました。

以上の前提で、自分は現在の生成AI技術を受け入れています。
自分は今後も、法を守り、考えうる出来る限り好ましい使い方で生成AIを使用していきます。


それはそれとして、自分の絵を画像AIに学習されるのが嫌な人がそれを拒否する方法もあって欲しいのです。
ただ、そこはあくまで「個人の自由の尊重」として許されて欲しいという意味で、著作権など法の話として問題があるとは捉えていません。
現在の日本の法律では無許諾の画像の学習が許可されており、犯罪ではありません。無許諾の画像の学習について「盗む」という表現を使用されている方を散見しますが、chatGPTに聞いたところ、それについては以下のような見解でした。参考に載せます。


「絵を盗まれた」という表現については、複数の観点から考えることが重要です。まず、法律的な側面を見ると、多くの国では著作権法が創作物の使用を規制していますが、AIによる学習データとしての使用に関する具体的な規定はまだ発展途上です。そのため、現時点での法律では、AIが絵を学習する行為が直接的に「盗用」と見なされるかは明確ではありません。

次に、言葉の使用に関しては、表現の自由と誹謗中傷のバランスを考える必要があります。一般に、「盗む」という言葉は、不正行為や違法行為を連想させるため、その使用は注意が必要です。特に、法的な根拠が不明確な場合、このような強い言葉を使うことは、誤解を招いたり、不当な名誉毀損とみなされるリスクがあります。

さらに、認知バイアスの観点からも考慮が必要です。たとえば、ここでは「確証バイアス」が影響している可能性があります。確証バイアスとは、自分の既存の信念や意見を支持する情報に偏って注目し、矛盾する情報を無視する傾向を指します。つまり、AIによる無断学習を否定的に捉えている人は、その行為を「盗む」と表現することで、自分の見解を強化しようとしているかもしれません。

このような状況では、より客観的かつ中立的な言葉遣いを心がけることが大切です。たとえば、「無断でのデータ使用」といった表現は、法的な不確実性を考慮しつつ、事実を直接的に伝えることができます。また、このような問題に対する多様な意見や視点を考慮することで、より公平でバランスの取れた理解を促進することができます。


例え法で許されていようと、自分がされたら嫌な事を「嫌だ」とはっきり声を上げられる、可も不可も、自由に意見を言える。自分と反対の意見が存在する事は、社会のありようとして好ましいです。同調してくれる方の意見だけが一方的に流布するのは、健全な民主主義社会とは言えないと思っています。そして、そのような倫理に関する声や経済への影響などを熟考した上で、法律は今の時代に合ったものに決定されていくでしょう。
自分とは反対の意見が多く、今後画像AIが法律で禁止される事になれば、素直にそれに従います。法を犯してまでAIを使うつもりはありません。自分が生成AIを使っているのは、あくまで日本の法律で許されているからです。



自分について、大まかにおわかりいただけましたか。
そうです。

















このように俺だいちゅき説教体質な自分のような人間は、SNSで何か主張したい時、主張をエンタメ作品に変換した方がいいのです。そうしないと我が家はキャンプファイヤー会場~満員☆御礼~一直線です。
説教されるのも悪口言われるのも普通に好きじゃないですが、その説教や悪口を、ギャグでもシリアスでも面白さを感じる所まで高めて芸にしてるものはかなり好きなんですよね。中々実現は難しいですが、そこを目指したいです。それこそ創作の醍醐味。

創作は楽しいです。
絵でも漫画でも小説でも音楽でもなんでも、何か主張したいときは創作がお勧めです。


つまり











AI漫画つ~くろ!



普段はAI漫画の実験をしてるよ。
作った漫画はキンドルにまとめてあるよ。誰でも無料で読めるよ。




※言い訳

自分も別にこんなお気持ちネタ記事書きたいとか思ってなかったんだけどォ…noteくんが2/29までに記事書くといいよって言ってくるからァ…

忙しくて忘れてましたが12月も記事書かなかったな。
書いておけば半年?継続出来てたのに

ネタ的に長文であればあるほど面白さが増すので5000字は書きたかったんですが、こんなオープンネットの場でそんなに言いたい事がなかった。AI漫画以外の事は大体同じ内容の繰り返しになる…。
chatGPTの文章を画像でなくテキストで載せたのも文字数水増し目的です。chatGPTって便利~!(画像だと↓こう)

「この焼き直し感がすごい!2024年」大賞に早くもノミネートですよ。さすがに人力記事なので、最優勝候補chatGPT製コタツ記事には敵わないと思いますが… いや、どうかな…?



気が向いたらまた。
現実の方で頑張って生きてるのでしばらくあまり出没しないかもです。寂しがらせてごめんね。
一日のうち36時間はどうでもいいネサフしてるから毎日忙しくて…。

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