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歯の無い人率いる山部で御嶽山→日の出山→つるつる温泉

ボランティアの仲間で作られた、「山部」という部活がある。参加者は年齢や仕事も様々。学生も居る。市報にも載せているので、市民の参加もある。今回は御嶽山→日の出山→つるつる温泉というコースであった。GWも中日だったので、混雑が予想されたが、青梅の祭りと重なっており、電車の中は混んでいたが、祭りに流れていく人が多かった。あふれかえる電車内には、法被を着た若者がちらほら。やはり青梅線の景色は好きだ。若者たちは財布を床に置いて自らも床に座る。もちろん、車内の扉はボタンを押さないと開かない。奥多摩のならではの光景から日常を忘れる事が出来た。


天然記念物の、たしか杉。


部長は、息をするように恋をしてきた人で、非常にモテる少年のような人だ。今はご家族も居て落ち着いた生活を送っている(はず)。そしてとんでもない奇跡を生み出す人でもある。

今回の山でも向かい側から歩いてきた登山者が昔の彼女だったり、今だに居酒屋で弟分と本気の喧嘩をしたり毎日が非日常な生活ではあるようだ。20代前半から互いに知ってはいたが、あまり関わりは無く、私が最近になり山部に参加するようになり色々話すようになった。

そんな部長は気遣いの人なので、今回の山での昼ごはん、インスタント麺用にトッピングする用の肉や葱、忘れた人用の箸や消毒用手拭きを持参してくれていた。また全員が楽しめているか、1人ひとりの様子をよく観察している。


若者が持参した麺のパッケージが可愛い。

若者がたくさん参加しており、普段大学生の話を聞く事など中々無いので興味深い時間だった。話していくうちに私自身の気付きにもなった。山を歩きながら色々な話を聞けるのもまた、参加して得られる醍醐味でもある。

同世代の部長とは仕事の事、家族の事、将来や老後のこと、貯蓄に関して等、リアルな話しをしながらも移りゆく自然に癒されていった。


山頂からの眺め。ヤッホー。

最近は、私をとりまくさまざまな事に不安になりすぎていたので、とにかく御嶽のパワースポットと言われる場所で、ありとあらゆる神さまに願い事をじっとりとしてきた。色々な事に悩まされる年代となっております。

私は、足が自分の身体を支えきれずふんばれずに下山中、3回は転んで無口になり最後尾からぼんやりと全体を眺めていた。頭が痛くなり、どうやら酸素が頭に足りない気がした。

下山して、つるつる温泉で汗を流してすっきりとする。ぬめりのある質感がたまらない湯で、またいつか1人でも行きたくなるような場所だった。

そのあとは拝島の美味しい店「おじゃれ」でお肉やポテトを堪能し、「かさ」でも美味しいポテトたちを堪能した。若者と深い話をしながらも、どこか私自身はこの場におらず、静かにもう1人の私が頭上でその様子を見て色々な事を判別していた。

また、深い話しについてはまた後日。
楽しい時間はあっという間に過ぎ去って行った。


御嶽山のキャラクター?可愛い😍



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