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親愛なる「仲間」 高橋潤哉へ。

「人生を変えられた人物」は、きっと誰にでもいる。
僕にもそんな人がいる。高橋潤哉という男だ。
今こうして文章を書けているのは間違い無く彼のおかげだ。

記事に入る前に、モンテディオ山形内定おめでとう。1人の友人として、潤哉の活躍から常に刺激を受けています。

○出会いと感謝

今日は、せっかくの機会なので「なぜ彼が私の人生を変えたのか」ちょっと詳しく話そうと思う。

彼との出会いは2017年3月。まるで恋人のような表現だが、突然の出会いだった。大学2年生になった私は、駒大スポーツ新聞編集部の活動にようやく本腰が入っていた。そんな中で迎えた駒大の2017年初の公式戦、高橋潤哉はトップチームデビューを果たしたのだ。その試合では目立ったパフォーマンスを見せられなかったが、ここから彼のエース街道は拓かれていった。

「ゴツいのにめっちゃ走る。肉弾戦車や」というのが第一印象。関東リーグでも開幕戦から先発のピッチに立った彼にそんな印象を抱いたことは今でも忘れない。前線からボールを追い回す姿は、獲物を追う猛獣のようだった。

猛獣にインタビューを初めて試みたのは第2節。残念ながら0−1で敗戦した試合となってしまった。試合後の彼は、ピッチで見せるエモーショナルなイメージからかけ離れた冷静さを持って取材に応えてくれた。

出会いこそ3月にあったものの、取材以外で初めて会話をしたのは2ヶ月くらい後だった。部員ブログの記事を書くためにロングインタビューを行なったのだが、実はその数日前に、私は彼のインスタグラムをほんの出来心でフォローした。サッカー部の選手のSNSをフォローするのは初めてだったので、フォローバックが来た時には思わずスクリーンショットを押してしまった(笑)インタビューが終わってから「フォローありがとうございます。同学年なのでよろしくお願いします」と挨拶をすると、「顔見たことあったんで(笑)これからもよろしくお願いします!」と握手をしてくれた。ここから互いに顔見知りになって行くわけだ。

その後はいろいろなところでご飯を食べに行ったりする、1人の友人として仲を深めている。選手と学生記者という壁を超えた瞬間だった。ちなみに最近は、多忙な潤哉と僕の日程が合わずご飯に行けていない。潤哉くん。これを見たらただちに連絡をしてほしい(笑)

さて、彼の活躍っぷりに話を戻すと、彼は駒大のエースとして取るべきところで点を取ってきた。「チームを勝利に導くゴールを」常にそう話す潤哉は、そのゴールの意味を深くしてくれる。去年の総理大臣杯で延長後半10分に決勝点を奪ったことも、潤哉が練習する姿を見たキャプテンからPKキッカーを譲り受けたこともあった。プロでもきっと猪突猛進にゴールへ向かい、チームを勝利に導くだろう。

2年次からチームの得点源として活躍してきたが、その度に壁にぶつかっていたのも事実。詳しい悩みや苦悩については触れないが、彼は苦しい局面を経験すればするほど、そのたびに厚み・強さを増して帰ってくる。何があっても「自分の経験と捉えて」と語り、自分の糧に落とし込むのがこの男のスタイルだ。彼の言葉は自分の現状を冷静に捉えている。怪我で離脱している時には、スタンドで試合開始ギリギリまでノートに筆を走らせていたこともあった。彼は「言葉」に対する意識が強い人間であると感じた。

彼との出会いをきっかけに僕はサッカー部の選手との関わりを増やして行くわけだが、間に度々潤哉が立ってくれて「こいつコマスポなんだよ」と紹介してくれた。サッカー部の同期会に呼んでくれたのも潤哉。リーグ閉会式で偶然電車が一緒になり、「そういえば、学年会あるけど来る?」と誘ってくれた。コマスポと部の関係を良好にしてくれたのは間違い無く彼のおかげだし、今でも本当に感謝している。自分の取材活動に関しても、「この間の記事でキャプテンが〇〇って答えてたじゃん?それがどういう意味なのかもっと聞いて欲しかった」と時に指摘してくれることもあり、僕も彼から気づかされることが多かった。

彼との出会いは、今の僕はもちろん、コマスポサッカー取材班を作っている重要なエピソードである。そんな意味を込めてLINEグループの画像が彼のドヤ顔写真に設定されていることは、ここだけの秘密にしてほしい。

彼は部内の人間ではない僕を「仲間」に引き入れてくれた。何度も言うようだが、心から感謝したい。高橋潤哉は誰よりもハートフルな男だ。「響はさ、サッカー部で一番深い話をできるのは誰なの?」行きつけの定食屋でそう聞かれたことがある。アンサーはもちろん潤哉くんだったわけだが、「そうなん!?」と驚かれたのを覚えている。こんだけ話していて自覚ないんかい!と思う反面、彼が素の性格で向き合ってくれていたことも理解した。(違ったら言ってくれ)

○最後に

最後に、これを読んでくださっているTJサポーターの皆さまへ。コマスポのTwitterを運用していると、「潤哉殿頑張れ!」や「モンテに帰ってきてくれ!」という熱いメッセージを寄せてくださるサポーターの方々が多くいらっしゃった。潤哉に関わるツイートに決まってリアクションしてくれる方々のプロフィールには、山形のサポーターである旨が書かれていることが多い。それだけ愛される選手だと言うことに改めて気付かされている。きっとモンテディオ山形を勝利に導く活躍をしてくれるはず。どうかプロになる彼をよろしくお願いします。「TJ」って呼んであげてください。

まとまらない文章になってしまったが、彼に対するラブレターをここまで読んでくれた皆さまには心から感謝したい。高橋潤哉のおかげで僕の大学生活が充実したものになったことはおわかりいただけただろうか。これからも彼を仲間として支えていきたい。これまでお世話になりっぱなしだったので、恩返しの意味も込めて。プロでも暴れてくれ!俺たちのTJ!


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