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困ったらイルカに相談しよう

今朝はイルカの夢を見た。
5メートルくらいの深さのある場所、横にはどれだけ広がっているのかはわからなかった。気がつくとイルカと一緒にそこでだべっていた。
そのイルカは尾びれをお腹の前でおり、両の前ひれを器用にその上に乗せて体育座りをしていた。
イルカって体育座りするんだ。
きっとたわいのない会話だったりした気がする。
呼吸が苦しくなったので水辺に向かうところで目が覚めた。

二日酔いだ。
神戸出張に先んじて新大阪のホテルに泊まっていたことを思い出す。昨日の僕は酔っ払いながらホテルのお風呂に浸かり、サウナ用の休憩ベンチで横たわって居眠りをしていたことも思い出した。
よく死なないで次の日が迎えられたと思う。

酔い覚ましに歯磨きをし、アルコール分解に糖分がいいよって言われたことを思い出しチョコレートを頬張った。順序として歯磨きの前にチョコを食べたらよかったなぁ、なんて思いながらももう一度ベッドに横たわった。
まぶたを閉じると昨夜のことがぽつりぽつりと雨の振り始めのように断片的に蘇った。

楽しい夜だった。
友達といってよいのか、人生の先輩と品川でお茶をして朝を過ごす。大阪に帰る前にあったつもりが、夕方にはその人と大阪で待ち合わせをして飲んでいたのだから面白い。誘われたらどこへでも行きます。

大阪駅、いわゆる梅田で降りてから待ち合わせまでの少しの時間で阪急のブースを見にいった。
去年の10月に石川県の謎のレイブ”ishinoko”で出会ったロン毛のお兄さんこと熊ちゃん。
会いにいったものの最初は覚えていなかった様子。滋賀県を拠点にくせ物を扱う彼がタイミングよく大阪にきているものだから見に行きたかっただけなので良いとする。

すると、となりのブースでは別のイベントであったことのある大阪を拠点としたレコード曲げ屋さんことトムさんと出会う(一方的に知っていただけだけど)。
別々の場所で出会った人がたまたま同じ場所に3人集まるだなんて不思議なこともあるものだ。It's a small worldが心の隅で流れ出す。
伊坂幸太郎の小説に、ある共通項が揃った3人が出会って奇跡が起きるみたいな話があった。あれのタイトルなんだったかな…

その後、待ち合わせて飲みにいったのが
串カツ→おでん→(彼)行きつけのバー
気がつけばビール・ハイボール・焼酎・日本酒を胃でちゃんぽん。そんなことに気づくことなく夜は過ぎた。

仕事のこと、運動神経のこと、好きな絵本のこと、パートナーのこと、いろんなことを話しした気がする。それを思い出していくうちに二度寝が始まっていた。

起きた後は神戸で仕事。
井之頭五郎に憧れて地元の居酒屋に入ったら自分以外に人がいなくてちょっとびっくりしたけれど、これも旅の思い出だ。
急いで空港に向かうと85分遅延のお知らせ。なんだって。

東京到着時には終電がなくなっているので今夜は空港に泊まることが確定してしまった。こんなことも旅の思い出?

時間だけはあるので待合室にいるとアイドル好きのお兄さんと仲良くなった。negikkoの話で盛り上がっていると、友達を迎えにきたというパン職人のお兄さんも混ざってくる、もうなんでもありだ。
あれやこれやと話していると30分くらいが過ぎた。

少しの間、こうしてnoteをまとめようとロビーへ向かうと聞こえてきたのはジブリの名曲たち。神戸空港にはフリーピアノのゾーンがあるらしい、そこで謎のお姉さんが綺麗で気持ちがのったグルービーなメロディを奏でていた。終わった後には1人拍手をしてしまった。

心地よい休日と遅延の85分をこうして振り返っていたらあっという間に搭乗時間がやってきた。
きっと知らないうちにまた出会うんだろうな。
あの時に会ってたんだよ。
そんな話ができる日を想い筆を置く。

東京についたら朝までどう過ごそうか。
きっとなんとかなる。そんな気がした。
困ったらイルカに相談しよう。

「何について調べますか?」

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