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生物建築舎について

はじめまして。名城大学建築学科佐藤研究室3年の佐野朱友那です。
今日は11月16日に見学させて頂いた生物建築舎の天神山のアトリエについてお話します。


その前に、前日の15日に訪れた生物建築舎の作品、敷島のパン屋とバーグドルフ映画図書館についての話を。

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15日の昼過ぎ、最初に訪れた敷島のパン屋は周辺を住宅街や公園に囲まれた中で、特徴的な屋根の形態を持ちながらも周囲に溶け込んで建っていました。遠くから見ると小さく感じた建物も、垂木のかかる軒下空間に入ると、ゆとりのある木陰の空間があり、建物の周囲に様々な居場所をつくっていました。

次に見学させて頂いたバーグドルフ映画図書館は中心に大きな居間を持つ住宅で、その居間部分を地域や周囲の人たちに向けて開いていました。お施主さんから、住宅の一部に公共の領域を持つことの話を聞いて、自分の中の住むことや暮らすことの枠組みがとても広がりました。 


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16日の午後、実際に見学させて頂いた天神山のアトリエは雑誌で見ていたより植物が成長していて室内外がツタに覆われ、室内の木も天井近くまで成長し、木陰で過ごす心地よい空間がありました。植物をパートナーのような存在として扱う姿勢から、本当に植物や生物を尊重することとは何かを自分なりにもう一度考えてみたいと思いました。

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帰りに案内して頂いた貝沢の家は、新しいものと昔からからあるものが混在されていて建物の時間がずっとつながっていくように感じました。

この見学で学んだことは、自然環境に対する意識や考えること、広い視点で見ることの大切さです。今回学んだことを思い出しながら、形を考えて終わりでなく、その先をこれから考え続けていきたいです。

(学部3年・佐野)

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