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ヤマハルーター 遠隔からPPPoE⇒IPoEへ切替方法

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この記事では、遠隔から、PPPoE設定で動作しているヤマハルーターを
IPoE設定に切り替える方法についてお話しします。

実は、IPoEプランというのは、光回線を引き込んだ工事日当日に使えるようにならないケースがあります。※使える場合もあります。

つまり、IPoEプランを使えるようになるまで数日待たなくてはならないのですが、折角光回線を引いたのに、すぐにインターネット使えないのは困る
という場合もあるでしょう。

そのような場合は、いったんPPPoEで接続してインターネットを利用できるようにしておき、IPoEプランが利用できるようになった
タイミングで、PPPoE設定からIPoE設定へ変更することが必要です。

しかし、現場が、かなり遠かったりして、片道2、3時間かかるような場所ですと、わざわざ設定変更するために、現地にまた行くのは、コストがとても大きいです。

なので、あらかじめ、IPoE設定に切り替えられる仕掛けをヤマハルーターにしておいて、リモートでIPoE設定に切り替えるという具体的な方法をご紹介します。

エンドユーザさんへルーターを導入するようなお仕事をされている方には、実戦で役に立つ情報と思いますので、ご活用いただければと思います。

具体的にはどうするかというとヤマハルーターに、
リモートアクセスVPN設定したPPPoE設定のコンフィグと
IPoE設定したコンフィグを2つ用意しておきます。

そして、光回線引き込み工事当日は、PPPoE設定で起動して、インターネットに接続。リモートアクセスVPN機能も有効にしておきます。
リモートアクセスVPNの設定の参考動画はコチラ

工事当日の設置後、現地で、モバイルなど、何かしらの方法で、リモートアクセスVPNの接続確認をしておくことを強くお勧めします。

そして、後日、IPoEプランが利用可能になったタイミングで、
普段勤務している事務所などから、リモートアクセスVPNでヤマハルーターに接続。
接続後、起動するコンフィグをIPoEプランのコンフィグになるように切替えた後、再起動します。

設定作業している事務所からIPv6で遠隔からログインできる設定にしておくと、再起動後も、ヤマハルーターにログインして、状況を確認できるので、
お勧めです。

IPv6での遠隔からのアクセスについては、この動画にて説明していますので、そちらをご覧ください。

IPoEで起動後のヤマハルーターのIPv6アドレスについては、
PPPoE設定のconfigにもIPv6アドレス設定をしておくことで、
切替前にIPv6アドレスを確認することができます。

もしくは、SoftEtherのOpenDNSサービスを利用することで、ドメイン名を指定してアクセスできるようにするという方法もあります。
参考動画はコチラ

では、具体的に今回の設定手順ですが、大まかな設定の流れを説明します。

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