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(論文メモ)Association of BCG vaccination policy with prevalence and mortality of COVID-19

BCG接種とCOVID-19の有病率と死亡率の関係を疫学研究した論文プレプリント Association of BCG vaccination policy with prevalence and mortality of COVID-19 より。

今後、線形回帰のb値や、その有意水準の考え方、勉強して更新するかも

3種類の線形回帰を実行する。

従属変数として:
- Model 1 : 感染率
- Model 2 : 死亡率
- Model 3: 感染率と死亡率の比率

独立変数として、国ごとの BCG ポリシー:
- Group A : 現在BCGが行われている
- Group B : 以前は行われていたが、現在は行われていない国
- Group C : 今まで実施されていない国

結果に影響を与えそうな、平均寿命や平均気温をコントロール変数として考慮する。

感染率

感染率の観測分散を独立分散で64%が説明できて、BCG が 12.5%、平均寿命が 34.52%、平均気温が 2.37%だった。

平均寿命を78歳以上の国に限定すると、BCG の影響は 19.78% となった。

死亡率

死亡率に対しては、BCG の影響が 20.37%、平均寿命が 20.33%、平均気温が 0% となった。

同じように78歳以上に限定すると、BCGの影響は38.39%となった。

死亡数と感染数の比率

平均寿命はあまり関係なさそう。逆に平均気温の影響がありそう。BCGの影響は3.39%だった。

その他

平均寿命が低い国は、高齢者が少ないので、感染率が下がるとみられる。温度が無関係ということは、温度に相関した絶対湿度というのも影響がなさそう(インフルエンザ予防には絶対湿度が効く)。

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