人は、都合良く考えてしまう生き物だ 〜ポーラ美術館へ行ってきた
先日、箱根にあるポーラ美術館へ行ってきた。
水に浮かぶこの作品が見たくて。
(※ちゃんと読んでいなかったけれど、タイトルにもマグリットって書いてあった。行くまで知らなかった)
車がないとやや行きにくい場所にあり、どのように行こうかと作戦を練った結果、東京駅から高速バスで近くのバス停まで行き、別のバスに乗り換えるか、そこから2,30分歩く道のりのどちらか、到着したら決めることにした。
東京駅から2時間ほどで仙郷楼前に到着。地名なのかなと思ったら旅館の名前のようだ。バスを待つか歩くか考えていたら、ポーラ美術館への看板を見つけた。
1.2km。まぁ歩けない距離じゃない。でも、事前にストリートビューで確認したように道幅が狭いからどうしようと考えていたら、
ん?もしはこっちの道を指してる?
さすがポーラ美術館。1.2km手前からいい感じの道を用意してくれているんだな。と信じて疑わなかった。
あれ?門?
人の家?!
この先に細い小路があったので実はそこまで入ってしまい・・・、これは絶対違う!と思い急いで戻ってきた。
明らかに変なところにいる。
さっき通った道を戻ると、さらに脇道を発見。
どう考えても、誰かが作った道。
山登りしたかったんだよねぇ〜とウキウキして登ってみた。
そしたらまた民家を発見し、しかも今度は門の中いる状態。
え・・・?!
いままで人の家の中を歩いてたの?!
また戻るのしんどいなぁ、と思い門の取っ手を回してみたら開いたので、すいません!!!!と心のなかで叫びながら脱出。
やっぱりポーラ美術館へ続くこっち道だった。Googleマップにはそもそもさっき通った道はなかったみたい。
道が狭い上に上り坂だったのため、途中で見つけたバス停でバスを待つことにした。
高速バスで降りたバス停からポーラ美術館行きのバスは30分ほど待たなければならないため、歩きを選んだわけだが道を迷ったりしたため、5分ほどでバスが来た。
着いたけど一仕事終えたあとなのですでに疲れている。
マグリットがあるって知らずに来た。
でも撮影するの忘れた。
マティスのこの絵、以前読んだ「トラウマは記憶する」の表紙で知り、ミュージアムショップにグッズがあるぐらいだから展示されてるのか?!と思って聴いてみたら、現在行われている展示会の後期から展示されるそうだ。見たかった。
というぐらい、事前知識まったくなく訪れてしまい、見たいと思っていた展示(セレスト・ブルシエ=ムジュノ 《クリナメン v.7》)は、水面に浮かぶ大小異なる白い器たちぶつかり合って音が響き渡るインスタレーションであるのを訪れて初めて知った。記事の内容、読まなすぎでは。
ゆったりゆらゆらと流れる器と、カーン、カン、カーンカーン、と響き渡る空間を楽しむため、撮影禁止なのは当たり前だなぁと納得。
アリシア・クワデ《まなざしの間に》
鏡があると撮るよね、自分。
額内すべてが鏡のはずと錯覚に陥るの面白い。
ドガ《スパニッシュ・ダンス》
踊る人に目が行きがち
森の中の遊歩道
自然音と人工音の重なりの気持ち良さ
向こう側
ポーラ美術館へ行きたい、と漠然とした気持ちがあってそれに従って行ってきたのだけれど、行き道や展示物のことなどもう少し調べてから行けばよかったと帰ってきてからちょっと後悔したものの、1人のときはいきあたりばったりが好きだから道に迷ったりは楽しい時間だった。
それに、高速バスと箱根登山バスを使えば箱根町の主要ポイントを回れることを知ったので今度は箱根彫刻の森美術館へも行きたい。
最後まで読んでいただきありがとうございます。頂いたサポートをどのように活用できるかまだわからないです・・・。決まるまで置いておこうと思います。