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とてつもない凄いものを見てしまった。欅坂46「黒い羊」

2017年の紅白歌合戦で欅坂46を初めて見た。
コンテンポラリーダンスの迫力が凄くて、ウッチャンの横で踊っていた子の迫力がさら凄かったという印象で、ちゃんと聴いてみたいなと思い早1年半。

つい最近Apple Musicに加入したため、トップソングを何気なく聴き始めた。

衝撃。アイドルってなんだろ。なんて陳腐な感想。
どの曲もイントロがめちゃくちゃ格好いい。

何よりも衝撃なのが「黒い羊」

最初のピアノイントロで心掴まれたのだが、ミュージックビデオを見たら更に凄い。さっきから凄いしか言っていないが、凄いもの見ると最初は凄いしか言えないんだ。考察はあとからやってくる。

最初のピアノが何かの曲に似てて思い出せない。めちゃくちゃ好き。曲中でもところどころ聴こえてくるピアノの音が救い。

主人公(おそくら)を演じている「僕」は平手さん。
初めて紅白歌合戦で見た迫力の、さらにさらに何十倍の気迫で次々と演じる彼女は一体何者なんだと気になるばかり。

18歳。学生の頃はバスケ部。身長163cm(安室さんより背が高い)乃木坂46ファンのお兄ちゃんの勧めでオーディションを受ける。

パフォーマン中に過呼吸、上腕三頭筋損傷、ステージから転倒落下、腰部打撲・左仙腸関節捻挫による仙腸関節不安定症、両手関節捻挫による遠位橈尺関節痛と、少女らしからぬマッチョな来歴の持ち主のようだ。

映画にも出演していて、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。

しかも、美術館が好きらしく『Casa BRUTUS』表紙、瀬戸内のアート施設を訪問しているそうだ。今月そのあたりを周る予定なので買おうかと。

奥が深すぎる「黒い羊」の考察を読もうと探してみるものの、この類の映像は読んで理解するというよりも、感覚で見て感性に任せて自らの無意識に蓄積したほうがおそらく楽しいかもしれない。蓄積したあとに、この記事を読もうと思う。

それよりも、今は平手さんに興味ある。

平手の集中力、平手の際立ち方、その魅せ方もまた素晴らしいものだった。
彼女が真ん中に立つその瞬間、ステージには独自の重力が生まれる。
まさに、中心という概念が生まれる。
欅坂46をして無二のアイドルグループとさせてきたその稀有さ。
あの静かな表情の中にある、だれも触れられないような凛とした強さは、今日もただただ尊いものだった。

真ん中に立つ重力。凛とした強さ。
最初に惹かれたのは彼女の表情だった。

アンビバレントのふわっと立ち上がるような動きがアドリブだと知りさらに興味が募る。

アドリブ(言わば無意識)で身体が動く所以は、圧倒的物量の練習と知識の積み重ねでしかない。「身体が覚えてる」という感覚。「ベスト」への追求が加速し、妥協なんてものを許さなくなっていくのだろう。

欅坂46を聴き初めて2日目の私ですが、ライブに行きたい。


最後まで読んでいただきありがとうございます。頂いたサポートをどのように活用できるかまだわからないです・・・。決まるまで置いておこうと思います。