「見えてこないか？この曲の情景が」

ドラマ「のだめカンタービレ」で、1人でピアノの練習をしているのだめの耳には、千秋からの声が聴こえている。そのときに、千秋がのだめに語り掛ける言葉が、私にも聴こえてくる。

のだめカンタービレを見るまで、クラシック音楽が苦手だった。聴いてもよくわからず、ネットで検索して言葉で読むともっとわからない。

でも、のだめを見てからクラシック音楽の聴き方・楽しさを知った。作曲家の人生を知ることで曲の理解が進むこと、音色で世界を表現すること。

昨日、もっとも好きな曲を聴いていたら、もっと聴きたくなってその曲のインストゥルメンタルの聴き始めたら、楽器の音色の美しさに耳を奪われ、声が好きで聴いて曲から楽器の音色へと移り、声で被さっていた音色に耳を澄ます。

インストゥルメンタルの音源を聴いたあと、歌声入りの音源を聴くとそれまで声に集中してた耳は楽器の音色の方までも聴き取れるようになる。

ずっと音楽を聴いていたい、そう思うといつも千秋の声が聴こえてくる。

「見えてこないか？この曲の情景が」

ライブで何度も歌われていることから音源は複数あるので、年代順に聴くと、声の違いがはっきりと分かるようになる。

一つの曲だけのプレイリストを作り、何度も何度も同じ曲を聴く。そんな風にして私はあの人の声を、音楽そのものをもっと好きになっていった。

もう、新しい曲は聴くことはできないけれど、でも「音楽が猛烈に好き」という気持ちにさせてくれる高揚感を運んできてくれる。

「みなさんの素晴らしい毎日の中に、素晴らしい音楽が常に溢れているよう、心からそう願っています。これからも素晴らしい音楽にたくさんたくさんぜひ出会ってください。」

最後、そう言い残して引退した安室奈美恵さんに、心から感謝してる。

特におススメなのが、Tempestのインスト。
まさにオーケストラな展開の音なので、ぜひ聴いてみてください。

他にもあります。

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彼女の声で聴くLove Storyで涙ぐむことはないのに、別の人が歌っているのを聴いたら涙が出そうなの止めてほしい。これはきっと「恋しい」という気持ちだな。