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どうしたら、本が売れますか?|まず、1万部を目指す著者が出版前にしておきたい17のこと|その11

「どうしたら、本が売れますか?」
累計販売220万部の作家:和田裕美さんに
クラブハウスでこんな質問をした新人著者がいました。

なんて、ど直球な質問!

とハラハラしながら聞いていたのですが、
裕美さんから返ってきた答えは意外なものでした。


◆「どうしたら、本が売れますか?」を、率直に質問してみたら

和田裕美さんのお答え

 著者としては一生懸命書いたのだから「本ぐらい読んでよ!」と思うでしょう?
 値段だって1,600円程だし、絶対それ以上の価値があるって。
 でもね、本ってそんなに読まれないの。
 本ぐらい読んでよ! って思うけど、まぁ売れないよね。

220万部も本を売っている作家が、本が読まれない、売れないと思っていたことに衝撃を受けつつも、だからこそ裕美さんの本は売れるのかと腑に落ちました。

本ぐらい読んでよ! というエネルギーは伝わります。
読めない人、読まない人に暗黙のプレッシャーを与えてしまっているのです。

◆読めないコンプレックス

今でこそ著者の出版記念イベントをサポートをしている私ですが、
小学生の頃から最近までずっと、
本が読めないコンプレックスを抱えていました。

そんな、読めないコンプレックスを抱えた私が、
本田健さんを知ったきっかけは講演会でした。

本田健さんといえば
累計販売部数が800万部を超える
大ベストセラー作家ですが、
もちろん私は、読むことはなく講演会に参加しました。

800万部も売れているのだから、
本田健さんにつながる入り口は本だけで良いような気がしますよね。
だけど本以外の入り口も、
健さんは意図して設けていました。
だから私のように読めない人とも出会うことができるのです。

私は講演会に感動し、お礼の気持ちで初めて本を買いました。

和田裕美さんも、本田健さんも、本以外の入口を意識されています。
本ぐらい読んでよ! という
プレッシャーを読者に与えていません。

結果、本が売れているのです。

あなたが一生懸命書いた本。
それを読まない人がいることを許してあげてください。

プロジェクトや企画を考える時は、
本を売ることばかり考えたり、
買ってくれた人は読んでくれると思い込まず、
読まない人でも参加できる入り口を意識しましょう。

その結果、本が広がっていくことになるのです。

まとめ

出版前にしておきたい17のこと
【その11】
 本は読まれないことを受け入れる


2024最新版に使用する予定の原稿を、
こちらのnoteに順次アップしていきますので
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