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本と、本にまつわるもの一式をデザインします。

デジカルの香月です。

当社では出版に関係する2つのサービスを提供していますが、主軸となっている本のデザイン-ISSHIKI(一式)をご紹介します。

編集プロダクションからスタート

当社は、出版社から依頼を受けたり、企画を提案したりして本を作る編集制作プロダクションとして2003年に創業しました。創業当初より、原稿を企画制作する編集と、その原稿を印刷データに整えるDTPを担当する制作の2つの工程を担当していました。

その後、制作スタッフが本のカバーデザインを担当するようになって、これによって本の制作工程をすべて引き受けられるようになりました。それから十数年立ちましたが、これまでに800社ほどの出版社様とお取引させて頂き、装丁とよばれるカバーや表紙のデザインと、本文デザイン本文フォーマットとよばれる誌面レイアウトデザインの2つのデザインに多くの実績があります。

数年前にこの2つのデザイン工程に、いまは本文校正と読んでいますが本のページ制作(DTP)工程をセットにして、それをISSHIKIと名前をつけてスタートさせました。

デザイナーがアートディレクションを担当しています

装丁と本文の2つのデザインは、デザイナーがillustlator、indesignという、それぞれ専用のソフトを使って制作しています。

一口に本といっても、小説のような文字ばかりの縦書きの本と、写真や図版が説明と組み合わさった横書きの本とでは、デザインは大きく異なります。

またデザインと本文校正の工程では、同じ本をつくる仕事でも似て非なるもので、当初はひとりのデザイナーが、全部の工程を担当していたりもしましたが、複雑なレイアウトの本が増えてきて、次第に本文校正の負担が大きくなってきました。

昨年はこのために大変な苦労をしたのですが、今年に入って本文校正のベテランスタッフを増強して専属チームをつくり、デザイナーがデザイン業務に集中できる体制に整え直しました。

快適なサービスを提供するために

いまISSHIKIでは、2つのデザインを制作するデザインチームのデザイナーが、本文デザインからページを制作する本文校正チームと連携して、出版社の編集者の皆さまと一緒に本を作っています。

これまでは、2つの制作工程をまとめて提供できるソリューション提供に焦点をあててサービスを考えていましたが、これからの時代は、つくった本が売れるデザインと、よみやすいレイアウトデザインを提供するだけでなく、いかに楽しく仕事ができるのか、ものづくりの楽しさの部分を提供できるかどうかも問われるようになると考えています。

そのためにもまずは自分たちから変わっていこうと考えました。そういう思いを込めて、2年ほど前から毎月発行して編集者の皆さまにお送りしていたISSHIKI通信をリニューアルしました。

これからまた新たな仲間の募集を計画していますので、どんなメンバーが、どんな雰囲気で働いているのか、そういったこともこれから発信していきます。


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