#37 今日のキニナル記事(路線バス)

だいぶ、前に書いていて寝かせていた記事です。


今日は本当は違うことを書こうと思っていたんだけど、こちらがとても気になったのでこちらのネタ。

全国のバス事業者の約7割、大都市以外で約9割が赤字

これが路線バスの現状だそうです。
うーん、よくこんなんで成り立っているよな。この内訳をきちんと把握していないのでなんとも言えないのですが、この赤字分を国や自治体が補填しているってことなのかな?捉え方というか、位置づけを考え直していかないと行けないのかなとも思いますよね。

こうした実態を踏まえ、6月の政府の「成長戦略」では、苦しい経営を強いられている乗合バスの経営統合促進と特例法の制定を掲げられました。乗合バスを対象に独占禁止法の除外を認める特例法を2020年の通常国会に提出し、10年間の時限措置を導入し、期間内に集中的に再編を後押しするといいます。インフラ機能維持のためには経営力強化が喫緊の課題であり、その選択肢として経営統合や共同経営の実施が見込まれています。

記事の中にはこうありますが、バス事業者を経営統合するのが本当にいいことなんでしょうかね。なぜこの結論に至ったかは、議事録とかを読まわなきゃいけないんだろうな。

一方、政府は6月の交通安全に関する関係閣僚会議で、自動車に頼らず生活できる環境づくりに向けた緊急対策をまとめました。現在は認められていない「タクシーの定額乗り放題」の導入検討や過疎の自治体などが主体となってマイカーにて有償で住民を運ぶ「相乗りタクシー」の拡大を盛り込んでいます。いつまでも赤字路線を補助金で維持するには限界がありますので、このような新たな仕組み作りが迫られています。

バスや鉄道といった大人数を運ぶモードと、少人数を運ぶモード。複数の交通モードに切り分けてネットワークを維持していく、これを本当に地道にやっていくしかないんだろうな。
ただ、定額乗り放題とかにすると結局交通事業者に適正なお金を支払われなくなるので、また交通事業者が困ることになるのではないだろうか。
交通弱者を助ける支援とバス事業者のことをきちんと分けて、考える必要があるのかなとも思います。

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