人間を垣間見た3.11

今日で11年経ちまして。

震災について書こうか書かまいか
色々と考えるのだけれど結局は書いてしまう。

忘れたいことも、忘れたくないことも多くて


人によってはもういいよ


なんて煙たがられるかもしれないけど
少しだけ書いてみようかな、と思う。



自分は福島県に住んでいる。

地元のローカル局では、主に原発の廃炉作業についてのニュースが毎日流れてくる。

なので嫌でも目にするし、
実はこれからが大変。

原発から出た汚染水を来年海に放出するとか
除染土が県内各地に分散保管されてるとか

たぶん他県や首都圏に住んでたら
知らない人も多いんじゃないかな?

もっともサッサと忘れて楽しいことでもするのが最良ではあるのだけれど、
やはり身近にいる者としては関心を持ってしまうものでそれは避けられないかな、とも思う。



と、前置きが長かったけど
当時を思い出すと、まあ色々あったのだけれど
タイトルにも書いたように、
自分は人の本質を見せつけられた体験になった。


結論から言うと


人は平気で善にも悪にもなれる。



いざという時に人は本性が出るってホントです。



ボランティアや助け合い
あれは本当に嬉しかったし助かった。

無償で他人のために頑張れる人もいるんだなと

それまで生きてきて
初めて肌で感じたかもしれない。
そこから自分の人生観が明らかに変わった。



しかしその一方で悪いやつらも沢山いてね。

避難して空になった家から金や物を盗んだり
バールや重機でATMをぶっ壊して金を盗んだり。


そんな悪党も沢山いた。


泥棒からしたら、最高のチャンスだったろうな。
何をしても警察も来ないしやりたい放題。

俺も泥棒ならそうするよ(やらんけど)


まだまだ書ききれないことは沢山あったけど
さまざまと見せつけられたのを覚えてます。



そんな意味で自分なりに学べた震災でした。


と、そんな福島県ですが、
今では復興も進んでキチンと生活出来ております。


美味しい食べ物は沢山あるし
特に季節のフルーツはマジで美味い!

去年まで生産者だった身からすると
美味いね、と言ってくれるのはめちゃくちゃ嬉しい。


今はコロナ禍でアレだけどさ

機会があったら来てみてね。

福島、ホントいいところだよ!


ということで前向きに〆させて頂きます。


おしまい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?