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「世の中、なんでもかんでも叩く風潮がある」と言われていますが、実はそういうメカニズムでもないのでは?という話です。

性格がねじ曲がっている人は、確かに人類に数%はいるのですが、大抵の人はそこまでねじ曲がっていません。

経営の神様である、松下幸之助さんの名言の一つが、

「世間は正しい」

という言葉。

これは「全体として長い目で見れば、世間はあたかも神のごとく正しい判断力をもっている」という意味です。

私も本当にそう思っています。

「4」が登場して、「私は3です」って言ったら、ほぼみんな、「いやお前4だろ」って言うでしょう。

同じく、「私は5です」って言ったら、「いやお前4だって」って言うでしょう。
それと同じ構図なんです。

足の遅い人が、「わたし足が速い」って言ったら、「いや遅いやん」って突っ込まれるのです。

ウサインボルトが、「俺は足が遅い」って言ったら、「めっちゃ速いやんけ」って突っ込まれるのです。

世間がやっているのは、これです。
単なるツッコミなんです。

その人の発言や行動のズレ(ボケ)にツッコミを入れてるのが、叩かれていると言われている構図です。

究極、ペンを見て、「This is a Pen」って世間の人は言ってるだけなんです。

日本には「褒める文化」がまだまだ醸成されておらず、いまのところ、「下げるツッコミ」を見る量が多いから、「めっちゃ叩かれる」って印象になることでしょう。

私は、叩かれまくったことがないので、こんな呑気なことを言えるのですが、自覚以上の素晴らしい行いを続けている人は、あまり叩かれないですし、やっぱり「世間は正しい」のです。

「叩かれたー」と単に切り離すのではなく、自分の発言や行動に「ボケ」があったのではないか?と自省することも、ときには大切だと思います。



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