七夕は秋の季語

2022/07/07

今日は七夕です。
7月7日を調べてみます。

旧暦の7月7日は今の暦(新暦)で今年は5月26日にあたります。つまり1か月と10日程前の時期ととなります。

二十四節気では5月が立夏、小満、6月が芒種、夏至、7月が小暑、大暑でまさに季節は夏になります。

さて、今年(新暦)の7月7日は旧暦に逆算すると8月16日にあたります。

現在でも慣習として毎年8月に入り、いずれかの日に日本各地で七夕祭りが行われています。

七夕にあたる8月は二十四節気では立秋、処暑であり季節は秋の入り口なのです。(残暑見舞いの挨拶をする時期でもあります)

そのため俳句の季語として「七夕」は“秋の季語”として歳時期にも掲載されてます。

これと同じで夏の季語と思われがちな秋の季語に、「西瓜」や「朝顔」があります。

話題が少しそれますが、朝顔の季語を例に季節の変化を感じてみてください。季語の面白さがわかります。

『朝顔蒔く』(あさがおまく)➡️春
『朝顔市』(あさがおいち)➡️夏
『朝顔』(あさがお)➡️秋
『朝顔の実』(あさがのみ)➡️秋



最後に名句を二句

一茶
『七夕や野にもねがひの糸すすき』

千代女
『朝顔に釣瓶とられてもらひ水』

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