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「STEAM x 建築」ワークショップ開催報告__『つみきとけんちく』

7月14日に開催した『つみきとけんちく』ワークショップ。

建築家の菅原大輔さんに企画から入っていただき、
とても教科横断的で体験的で、創造的なSTEAMプログラムが実現しました!

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雨のなか集まってくれた子どもたちは、初めての場所にすこし戸惑った様子でしたが、つみきにさわったとたん緊張が解けたようです。

自分のイメージでどんどん創作をはじめる子、
匂いをかいだり、表面を触り「すべすべしてる〜」と言ったりする子、

思い思いに遊んでいると・・・

「今日はみんなに3つのミッションに挑戦してもらいます!」と、いよいよワークショップのはじまり。

まずは「かたち」を再現するミッション1&2

だいすけさんが積んでおいた「かたち」を見ることができるのは1回だけ。

一斉に駆け寄ったあと、完璧に再現したくて
じーっと見たり、数を数えたり、オリジナルのリズムを口ずさんだり、
覚え方は一人ひとり違います。

簡単そうで意外と難しいこのミッションは
子どもたちの得意なアプローチと創意工夫を引き出し
「多彩能」のタネが発見されていきます。

すっかりつみきにも慣れ、学年をこえて仲良くなった頃、
だいすけさんから建築レクチャー。

積んで作った建物(「組積造」というそうです)は身近なところに、そして世界遺産にもあるんだよ、というと驚く子どもたち。みんなが知っている建築物もあったけど、それがつみきと同じ仕組みを応用してることは新たな発見だったみたいです。

そして、いよいよミッション3、
「世界遺産をつみきで作ってみよう!」

レクチャーで紹介された3つの「積んだ建物」をつみきで表現していきます。特徴を捉えてフォルムを表そうとする子もいれば、忠実に構造をなぞろうとする子など、一つも同じ作品はありません。

しかも、次の作品を作ろうとするとき、あるいは他の子が作っている作品がたくさんのパーツを必要としているとき、子どもたちは自分の完成品を意外とあっさり崩すのです。(「ちゃんと写真撮った!?」と聞かれます・笑)

前半で学んだことや、大人のアドバイス、そして他の子のアイデアを取り入れて、子どもたちがどんどん生みだす新しい表現に、プロの建築家も驚きの連続!!

そして、あっという間に2時間半のワークショップは終わりをむかえ、お迎えに来た親御さんたちに(まだ残っているものだけ・・・笑)作品を見ていただきました。

みんな、やりきった感じで「楽しかったーーー!」と言いながら帰っていったのですが、保護者の方々へのアンケートでは「もっとやりたかった」と言ってくれていたとか。

うれしいです \(^-^)/


次回は、『アートとけんちく 〜世界はたくさんの表面でできている〜 』。

どんな好奇心と想像力に出会えるか楽しみです。

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