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学びの多様性への挑戦_通常も特別もない「みんなの学校」と自分らしく学べる「ROCKET」

先日、大空小学校の初代校長・木村泰子先生と、ROCKETを率いる中邑賢龍先生の対談を聞くことができました。

大空小学校は、映画「みんなの学校」で有名になった大阪市住吉区にある大阪市立の小学校。どこも特別ではない"普通の"公立校として、すべての子供たちが同じ教室で学ぶ環境を作ったのは、初代校長の木村泰子先生です。

全ての子どもが自分らしく、安心して学べるのが、パブリックの当たり前と断言する木村先生。インクルーシブ教育もなにも、そもそも「通常(学級)」も「特別(支援学級)」もないやろ?と笑って仰ったのが印象的でした。

そして、学校はガチガチのスーツケースを作ろうとするけれど、風呂敷でいい、と。風呂敷はやわらかくて閉じてなくて、しかも足りなければまた縫い足せばいい。子どもたちを枠にはめようとする教育への違和感を語るのに、これからはこの表現をお借りしようと思います。

一方、志あるユニークな才能を有する子ども達とともに時間・空間を超えた学びの場を創ろう、というのが「異才発掘プロジェクト ROCKET」。

中邑賢龍先生(東京大学先端科学技術研究センター教授)は、ユニークさ故に学校に馴染めない子どもたち、ルールからドロップアウトした子どもたちはダメでも変でもない、だからむしろ不適応を活かした学びの場を自分でつくっちゃえ!という遊び心ある方でした。(実は、Gifted Educationとして適性試験などをしているものと思っていたのですが・・・違うようです)

●ルールや安全安心重視の時代

●待つことや無駄をとことん排除した社会

●知識とリアルが結びついていない教育

という現実の中で、それぞれの多様性理解と、学び方にも多様性があり色々なチョイスがあること、が大事だと再確認しました。

We-Steinsも、一人ひとり異なる多彩な能力や感性「多彩能®︎」を発掘する多様な学びの場を、多くの子どもたちに届けていきたいと思います。7月には「Architecture(建築)」を通してSTEAMを体験するワークショップを開催します。どうぞお楽しみに!


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